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東日本大震災からあさってで14年となるのに合わせ、震災をテーマにした著名な詩人の作品を集めた企画展「海、山、人、黙す−震災と言葉」が都内で開かれている。企画展は日本近代文学館が毎年この時期に開いていて、ことしは直筆の詩や短歌、俳句など約30点が展示されている。中村稔さんがことし1月に書いた「早春の岸辺で」という詩は、福島第一原子力発電所の核燃料デブリを擬人化して「ぼくもこんな有様で見苦しい限りだ」などと表し、長引く廃炉作業の現状を伝えている。去年11月に亡くなった谷川俊太郎さん直筆の詩「かなしみ」は、震災以前に書かれた作品だが、「あの青い空の波の音が聞えるあたりに何かとんでもないおとし物を僕はしてきてしまったらしい」といったフレーズなど、震災を経ることで感じ方が変わるとして紹介されている。
多くのものが値上がりする中、入学シーズンを前に不要になった制服などを格安で販売する催しが、茨城・牛久市で開かれ多くの親子連れが訪れている。牛久市役所で開かれた販売会には不要になった地元の中学校、高校の制服や体操服など約200点が集められている。市内の保護者が作る団体が協力を呼びかけて集めて補修や洗濯をし、例えば男子の制服は上下セットで5000円台などと格安で販売されている。多くのものが値上がりする中、訪れた人たちは手に取ってサイズなどを確認していた。
イノシシなどの野生動物による人や農作物への被害を減らそうと千葉・鋸南町で対策を学ぶ講座が開かれた。講座には、わな猟の免許を持っているものの仕掛けた経験がない人など県内外から8人が参加。わなの種類やイノシシなどを捕まえるわなの作り方と掛け方を学んだ。実際にイノシシが出た場所の近くを訪れわなの設置を体験。鋸南町の今年度のイノシシの捕獲数は、先月末の時点で708頭と昨年度より減っているが、野生動物による被害総額は1600万円余に上っている。鋸南町地域おこし協力隊・小池貴久さんは「捕獲に従事している人が年々、高齢化が進んでいる。若い人たちに関心を持ってもらい、現場に出てきてもらいたい」と語った。
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