- 出演者
- 糸井羊司
オープニング映像。
約70万人の組合員がいる全労連は今日都内で記者会見を開き、今年の春闘の方針を明らかにした。それによると非正規労働者を含むすべての労働者について、ベースアップ相当分と定期昇給分を合わせて10%以上・月額にして3万円以上の賃上げを求めるとしている。また労使が協定を結ぶ企業内最低賃金は「時給1500円以上・月額22万5,000円以上」を求める方針である。これらはこれまでで最も高い水準で、物価が高騰し実質賃金の低下継続を踏まえ大幅な賃上げを要求することになった。全労連に加盟する組合では去年の春闘では400回を超えるストライキを行っていて、今年もストライキの実施を辞さない姿勢で臨む方針である。小畑雅子議長は「ずっと賃金が下がり続けていた国から賃金が上がる国に転換する。労働組合がストライキなど強い交渉力を持って実現させていく」などと話した。
大阪・関西万博を巡っては資材価格や人件費の高騰で会場建設費が上振れしたことなどから、国が負担する総額が最大1,600億円余に増える見通しで、更に追加の費用が生じることも懸念されている。こうしたなか、万博の費用が適正か計画の進捗を点検する経済産業省が立ち上げた有識者委員会の初会合が行われた。齋藤経済産業相は「特に国費を投じている部分については国民の関心が極めて高い。赤字になった際の取り扱いについて議論が先行しているが、まずは赤字にならないようにするのが重要」などと話した。経済産業省によると委員からは「設計段階から資材などの価格変動はよくあり、コストの推移を丁寧に見ていく必要がある」などの意見が出たという。委員会の会合は今後も3ヶ月毎に開かれ、費用の上振れが生じていないかなどを検証することにしている。
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- 2025年日本国際博覧会経済産業省齋藤健
台湾・頼次期総統は25日、米下院議員の超党派の議員連盟で共同議長を務めるディアスバラート議員やベラ議員と会談。頼次期総統は自衛力を強化できるよう引き続き支援を求めた。
25日、世相などを詠むサラッと一句!わたしの川柳コンクールの入選作が発表された。