- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
米国のFRB連邦準備制度理事会のパウエル議長は先週末、西部のジャクソンホールで行った講演で来月の会合で利下げに踏み切る考えを示した。これを受けて先週末のニューヨーク市場では日米の金利差の縮小が意識され、円相場は講演前と比べて2円余り円高が進み1ドル144円台まで値上がりした。きょうの東京市場もこの流れを引き継ぎ、円相場は1ドル143円台まで値上がりしている。現在は先週末より1円93銭円高ドル安の1ドル143円88銭から89銭で取り引きされている。また東京株式市場では円高の進行に伴う企業業績の先行きへの警戒感から自動車や電機など輸出関連の銘柄に売り注文が集まり、日経平均株価は午前の取り引きで一時、500円以上値下がりした。市場関係者は“FRBの利下げ姿勢が明確になったことで米国の景気や企業業績にプラスに働くという見方がある一方、円高の進行が重荷となって株価は値下がりしている”と話している。
きょう付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は、国防科学院の無人機研究所が新たに開発した自爆型無人機の性能を確認する実験をおととい行いキムジョンウン総書記が視察したと伝えた。紙面では、無人機と見られる機体の写真は一部加工されていて、目標を破壊したとする様子も公開し“全ての標的を正確に識別、攻撃した”としている。キム総書記は“無人機の性能向上は戦争準備で重要な比重を占める。一日も早く軍の部隊に装備させるべきだ”と述べ、早期の実戦配備を指示した。またキム総書記は「自爆攻撃型の水中無人艇」の開発やAI人工知能の技術の積極的な導入を求めた。北朝鮮は、ことしで4年目となった国防5か年計画で無人打撃装備の開発を掲げていて、計画に従った兵器開発の進捗をアピールしている。また韓国の専門家は北朝鮮が自爆型無人機を公開したのは初めてだとしたうえで、今月29日まで合同軍事演習を続ける米国と韓国への対抗姿勢を示すねらいがあると指摘している。
多くの看板が並ぶ東京・新宿・歌舞伎町。東京都の条例では屋外に設置する広告物は事前に設置申請をしたうえで、大きさは壁面積の3割以内にとどめ、建物から突き出す場合は地面から距離を取ることなどを定めている。しかし歌舞伎町のホストクラブが設置した看板の中にはこうした条例の規定に違反しているものが多いと指摘されていて、新宿区は初めての実態調査に乗り出した。建物の壁面積や看板の大きさ、形状などを解析できるレーダーやカメラを車に搭載し、地区内のすべての通りで調査を行っている。ホストクラブの看板には店の売り上げ上位のホストの写真が掲載されることが多く、ホストが客に対して高額な注文を要求する際の口実に使っているケースも多いとされている。新宿区は今回の調査を悪質な店舗への対策にもつなげたいとしている。
広島市は3年に1度、原爆ドームの劣化状況を調べるための定期調査を行っていて、これまで試験的に実施していたドローンによる調査を今回から本格的に導入した。きょうは外壁から4メートルほどの距離を取りながらゆっくりと飛行し、2秒に1度のペースで写真を撮影した。ドローンを活用することで撮影した数千枚以上の写真から立体画像を作成し、目視での調査より精密に劣化状況の確認ができるほか、敷地内に足場を組み立てて原爆ドームの外観が見えづらくなるのを避けられるという。調査は来月6日まで行われる予定。
フランスで25日、第2次世界大戦でナチスドイツの占領下にあったパリが解放されてから80年となるのを記念する式典が開かれ、開催が間近に迫ったパリパラリンピックの聖火も披露された。式典ではマクロン大統領が演説し、かつてナチスドイツのヒトラーがパリの街の破壊を命じたときに述べたとされる「パリは燃えているか」という言葉に触れ、「自由となったパリは燃えなかった」と述べた。続いて、28日の開幕を前にこの日フランスに到着したパリパラリンピックの聖火をともしたトーチが、住民の代表の手で会場に運ばれた。パラリンピックの聖火は今後、フランス各地でリレーされたあと28日の開会式当日にパリで聖火台に灯される。
大谷は左手首に今シーズン4つ目のデッドボールを受けた。声を上げて痛がったがそのまま出場を続ける。チームはこのカードを勝ち越したものの連続試合ヒットは7で止まった大谷。手首の状態についてロバーツ監督は「検査の結果、異常はなかったので大丈夫だ」と述べた。
エンディングのあいさつ。