きょう付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は、国防科学院の無人機研究所が新たに開発した自爆型無人機の性能を確認する実験をおととい行いキムジョンウン総書記が視察したと伝えた。紙面では、無人機と見られる機体の写真は一部加工されていて、目標を破壊したとする様子も公開し“全ての標的を正確に識別、攻撃した”としている。キム総書記は“無人機の性能向上は戦争準備で重要な比重を占める。一日も早く軍の部隊に装備させるべきだ”と述べ、早期の実戦配備を指示した。またキム総書記は「自爆攻撃型の水中無人艇」の開発やAI人工知能の技術の積極的な導入を求めた。北朝鮮は、ことしで4年目となった国防5か年計画で無人打撃装備の開発を掲げていて、計画に従った兵器開発の進捗をアピールしている。また韓国の専門家は北朝鮮が自爆型無人機を公開したのは初めてだとしたうえで、今月29日まで合同軍事演習を続ける米国と韓国への対抗姿勢を示すねらいがあると指摘している。