- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
防衛省は、海上自衛隊の大型護衛艦かがについて、航空自衛隊のステルス戦闘機、F35Bが発着できるよう、大規模な改修を2回行って、事実上、空母化する計画。ことし3月、1回目の改修が終わり、戦闘機が発着することが可能となったため、日本時間のきょう午前、米国西海岸沖で、米国軍のF35Bを使った初めての着艦試験を行ったという。海上自衛隊がXで公表した4枚の写真では、F35Bがかがの甲板の真上で垂直に高度を下げる様子や、着艦したあと、機体を甲板に固定する様子などが写っている。試験の期間は来月中旬までで、期間中、発艦の試験も行うとしている。今後、かがでは内部の区画の変更など2回目の改修が行われ、数年後の完成が予定されている。防衛省が同じく事実上の空母化に向けて改修を進めている護衛艦いずもは、すでに1回目の改修を終え、F35Bの発着試験を3年前に行っている。いずもとかがについて政府は、F35Bで構成する部隊を常時搭載することはなく、憲法上、保有が許されない攻撃型空母には当たらないとしている。
富士ソフトを巡っては、米国の投資ファンドのKKRとベインキャピタルが、ともに会社の非上場化を目指して、買収を提案し、争奪戦の様相となっている。このうちKKRは、先月5日からきょうまでの期限で、1株当たり8800円でTOBを進めていたが、期間を10日間延長し、来月5日までにすると発表した。ファンドによると、会社側は株主に対して、この買い付けに応じるよう推奨しているほか、合わせて30%余りの株式を保有する複数のアクティビストファンドいわゆる物言う株主が、すでに買い付けに応じたとしている。一方のベインキャピタルは、近くTOBを開始する意向を明らかにしているが、買い付け価格はKKRを7%ほど上回る1株当たり9450円を提示していて、会社の創業者の賛同を得ているとしている。TOB期間の延長で、2つの投資ファンドによる争奪戦はますます激しくなる見通しで、株主がどう判断するのか注目される。
太平洋戦争中の学徒出陣では、戦況の悪化によって、10万人に上るとされる学生たちが召集され、1943年10月21日に、今の国立競技場がある東京の明治神宮外苑競技場で壮行会が行われた。壮行会から81年となるきょう、国立競技場の敷地内に設置された学徒出陣を伝える碑の前で、追悼式が開かれた。参列した遺族や関係者などが、学業の志半ばで命を落とした若者たちを悼んだ。追悼式は、元学徒や大学の卒業生が中心となって毎年開かれてきたが、3年前から参列する元学徒の姿は見られなくなり当時を語ることができる人が少なくなる中で、学徒出陣の記憶と教訓をどう伝え継いでいくかが課題となっている。
日本感染症学会など、3つの学会は、21日、新型コロナの重症化リスクはインフルエンザを上回るなどとして、高齢者に対してワクチンの接種を強く推奨するという見解を公表した。また今回の接種で初めて使われているレプリコンワクチンと呼ばれる新しいタイプのワクチンについて、感染力のあるウイルスなどは含まれておらず、接種した人が周囲の人に感染させるシェディングと呼ばれるリスクはないとしている。
中国人民銀行は、金融機関が企業などに融資を行う際の目安となる1年ものの金利を0.25%引き下げて3.1%、また住宅ローンなどの目安となる5年ものの金利を0.25%引き下げて3.6%とした。中国人民銀行は、9月、主要な政策金利と位置づける短期の金利を引き下げていて追加の金融緩和で、不動産不況の長期化などを背景に、減速する景気を下支えするねらい。
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アメリカ大統領選挙で、トランプ前大統領への支持を表明している実業家のイーロン・マスク氏が、みずからが行う署名活動に参加した有権者を対象に、投票日まで毎日1人ずつ、抽せんで100万ドルを配ると表明した。複数メディアは「連邦法に違反している」と指摘。シャピロ知事は「法執行機関が調査べき」とコメント。