防衛省は、海上自衛隊の大型護衛艦かがについて、航空自衛隊のステルス戦闘機、F35Bが発着できるよう、大規模な改修を2回行って、事実上、空母化する計画。ことし3月、1回目の改修が終わり、戦闘機が発着することが可能となったため、日本時間のきょう午前、米国西海岸沖で、米国軍のF35Bを使った初めての着艦試験を行ったという。海上自衛隊がXで公表した4枚の写真では、F35Bがかがの甲板の真上で垂直に高度を下げる様子や、着艦したあと、機体を甲板に固定する様子などが写っている。試験の期間は来月中旬までで、期間中、発艦の試験も行うとしている。今後、かがでは内部の区画の変更など2回目の改修が行われ、数年後の完成が予定されている。防衛省が同じく事実上の空母化に向けて改修を進めている護衛艦いずもは、すでに1回目の改修を終え、F35Bの発着試験を3年前に行っている。いずもとかがについて政府は、F35Bで構成する部隊を常時搭載することはなく、憲法上、保有が許されない攻撃型空母には当たらないとしている。
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