- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
中谷防衛大臣は訪問先のオーストラリアで米国を交えた日米豪3か国の防衛相会談を行い、共同声明を発表した。それによると、中国が東シナ海や南シナ海で軍事活動を活発化させていることを受け、地域の不安定化をもたらす行動に深刻な懸念を示すとともに、力や威圧による一方的な現状変更の試みに強く反対している。また、自衛隊と両国の軍隊があらゆる事態で連携できるよう「日米豪防衛協議体」という新たな枠組みを設けることで一致し、今後閣僚級協議を定期的に開いたり緊急事態を想定した机上演習を行ったりしていくことになった。さらに陸上自衛隊の水陸機動団を交えた3か国の共同訓練を来年から毎年行うことや、北朝鮮などを念頭にしたミサイル発射情報の共有、それにインドやフィリピンを交えた防衛協力の推進などが盛り込まれた。
旧文通費、現在の調査研究広報滞在費の在り方を巡っては、衆参両院の議院運営委員長を中心に正副議長経験者など有識者から聴き取りを行っているほか、石破総理大臣が自民党に対し年内にも法改正を目指すことを念頭に結論を出すよう求めた。こうした中、衆議院は近く議院運営委員会に各党が参加する新たな協議の場を設けることにしている。これまでの有識者の聴き取りでは、旧文通費の使いみちの範囲を明確化し、事務所経費や人件費、調査研究費などに絞るよう求める意見が出された。また、使いみちの公開や、残額が出た場合は1年ごとの返納が必要だという指摘も出ている。このため協議の場ではこうした論点について法改正を見据えた議論が活発になる見通し。また参議院でも、有識者への聴き取りにメドが立った段階で各党による協議が行われる。
山口県岩国市の米軍岩国基地で、国内で初めて配備される海軍のオスプレイや最新鋭のステルス戦闘機の到着する様子などが報道関係者に公開された。米軍は抑止力の強化などに伴い、岩国基地の海軍の空母艦載機部隊にCMV22オスプレイと最新鋭のステルス戦闘機F35Cを配備することを明らかにしている。けさ基地には次々とF35Cなどが着陸し、CMV22オスプレイも公開された。配備される新しい機体はCMV22オスプレイが4機程度、F35Cが14機程度だという。海軍のオスプレイやF35Cの配備は国内で初めて。今回の配備について岩国市や山口県などは、国から新たな機体の安全性などの説明を受けたうえで容認や理解の意向を示した一方、地元の市民団体は県や市に対し国に配備の撤回を求めるよう要請している。