- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
石破総理大臣は訪問先のペルーで、韓国・ユン・ソンニョル大統領と会談。石破首相は「最近の北朝鮮の動きも含め、厳しい安全保障環境を踏まえ、日韓、日韓米の協力を継続的に強化していくことが重要な課題」と述べた。これに対しユン大統領は「日韓の緊密な連携が重要になっているいま会談には格別な意味がある」と応じた。会談で両首脳は北朝鮮が核ミサイル開発やロシアとの軍事協力を進めていることへの深刻な懸念を共有するとともに、日韓両国や日米韓3か国で協力していくことで一致。来年の国交正常化60年を見据え、両首脳のリーダーシップのもと日韓関係をさらに飛躍させ政治や安全保障、経済、文化などの分野で包括的に進めていくことを確認。会談のあと石破総理は「首脳会談の頻度をさらに上げたい」と述べていて、ユン大統領との信頼構築を通じて懸案の解決も図りつつ、経済や文化交流など協力のすそ野を広げていきたい考え。
米国・バイデン大統領と中国・習近平国家主席による首脳会談もペルーで行われた。来年1月のトランプ次期政権の発足を前に双方が対話を維持する重要性を強調。首脳会談は1年ぶり。冒頭、習主席が「中国側は米国政府と対話を継続し、協力を発展させ、意見の違いをコントロールして両国関係が穏やかに移行していくよう努力する」と述べたのに対して、バイデン大統領も、対話を維持する重要性を強調し、「対話が判断の誤りを防ぎ、両国間の競争が衝突に発展しないようにしている」と述べた。バイデン大統領は中国が台湾周辺で地域を不安定化させるような軍事活動をやめるよう求めたのに対し、中国外務省によると習主席は「米国が台湾海峡の平和を維持したいのであれば台湾問題を慎重に処理し、台湾独立に明確に反対し、中国の平和的な統一を支持することが重要」と強調した。米中関係はトランプ次期大統領が中国製品に高い関税を課す姿勢を示していることなどから、今後対立が先鋭化する可能性があり、対話を維持し問題解決を図っていけるかが課題となる。ペルー・リマの映像。
馬場代表の後任を選ぶ日本維新の会の代表選挙がきょう告示され、大阪の党本部で立候補の受け付けが行われた。立候補者は、大阪府・吉村洋文知事、金村龍那衆院議員、空本誠喜衆院議員、松沢成文参院議員。選挙戦では全国での街頭演説やオンラインの討論会が予定されていて、党改革をどう進めるかや来年夏の参議院選挙に向けた党勢回復のあり方などを巡って論戦が交わされる見通し。代表選挙は党所属の国会議員や地方議員などからなる特別党員とそれ以外の一般党員が同じ1人1票となっている。投開票は来月1日に大阪で開かれる臨時党大会などで行われ新たな代表が選出される。
オーストラリア北部・ダーウィンを訪れている中谷防衛大臣は日本時間のきょう午前、オーストラリア・マールズ国防相や米国・オースティン国防長官と日米豪3か国の防衛相会談を行い、新たな防衛協力の枠組みを構築したいという考えを示した。中谷防衛相は「価値観と戦略目標を共有する日米豪3か国は、同志国連携の中核」と述べた。会談の詳しい内容はまだ明らかになっていないが、3氏は南シナ海や東シナ海で中国が軍事活動を活発化させていることへの懸念を共有したものと見られる。また自衛隊と両国の軍隊があらゆる事態で連携できるよう、3か国で定期的に協議することや陸上自衛隊の水陸機動団を交えた共同訓練を行うことなどを巡って意見を交わしたものと見られる。これに先立って3氏はオーストラリア陸軍や現地に展開している米国海兵隊の部隊を視察した。
エンディングの挨拶。