石破総理大臣は訪問先のペルーで、韓国・ユン・ソンニョル大統領と会談。石破首相は「最近の北朝鮮の動きも含め、厳しい安全保障環境を踏まえ、日韓、日韓米の協力を継続的に強化していくことが重要な課題」と述べた。これに対しユン大統領は「日韓の緊密な連携が重要になっているいま会談には格別な意味がある」と応じた。会談で両首脳は北朝鮮が核ミサイル開発やロシアとの軍事協力を進めていることへの深刻な懸念を共有するとともに、日韓両国や日米韓3か国で協力していくことで一致。来年の国交正常化60年を見据え、両首脳のリーダーシップのもと日韓関係をさらに飛躍させ政治や安全保障、経済、文化などの分野で包括的に進めていくことを確認。会談のあと石破総理は「首脳会談の頻度をさらに上げたい」と述べていて、ユン大統領との信頼構築を通じて懸案の解決も図りつつ、経済や文化交流など協力のすそ野を広げていきたい考え。