2025年9月22日放送 13:00 - 14:23 NHK総合

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「自民党総裁選 候補者立会演説会」

出演者
合原明子 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(自民党総裁選 候補者立会演説会)
自民党総裁選2025 候補者5人が演説会

自民党本部、立会演説会会場の中継映像。自民党総裁選挙の立会演説会について伝えた。きょう告示された自民党総裁選挙。総裁選挙管理委員会があいさつし、説明。候補者は小林鷹之候補、茂木敏充候補、林芳正候補、高市早苗候補、小泉進次郎候補。このあとそれぞれの候補が演説する。選挙戦では衆参両院で少数与党となる中、野党との連携のあり方や物価高対策をはじめとする経済政策、国政選挙の相次ぐ敗北や政治とカネの問題を受けた党の立て直しなどが争点となる見通し。

小林鷹之氏

自民党本部で行われている総裁選挙の立会演説会の模様を中継で伝えた。小林鷹之元経済安全保障担当大臣が演説、「世界をリードする日本を作る、そのビジョンを掲げ、昨年の総裁選に挑戦した。あれから1年。あきらめではなく希望を、頑張れば報われる実感を、現役世代が思えるような日本を作る。新たな日本の国づくり、その先頭に立たせていただきたい。一つになった自民党を前面に立って引っ張っていくのは若い力。これまでよりスピードのある決断を、オープンな組織に、発信力のある組織に変えていく」などと述べた。

茂木敏充氏

自民党総裁選挙の立会演説会の模様を中継で伝えた。茂木敏充前幹事長が演説、「自民党は結党以来最大の危機にある。昨年10月の衆院選で破れ、都議選、参議院選と敗北。責任の一端は自分にもある。私の全てをこの国に捧げたい、そんな思いで立ち上がる。自民党を、日本経済を必ず再生する。目標は2年。しっかりとバトンを次の世代に引き継ぐ道筋を作る。逆風の中で先頭に立って逆風を受け止め、日本を前に進めたい」などと演説した。

林芳正氏

立会演説会、候補者が届け出順に演説した。林芳正官房長官が演説、「我が党を取り巻く状況、我が国を取り巻く状況は決して明るいものではない。うまく政策をつなぎ合わせて、うまく運営していけばまだまだ日本はやれる、そんな強い気持ちで、先頭に立ってこの国の舵取りをさせていただきたい。記者会見で林プランを発表した。実質賃金を1%ずつ上昇させていく。これを定着させる。そのために必要なのは成長戦略。SNSを使った発信を強化。政策をリアルタイムで発信したい。デジタルでプラットフォームを作って随時どこからでも声が聞ける仕組みを作りたい。聞く力と発信する力を回して政策を磨き上げる」などと述べた。

高市早苗氏

総裁選挙に5人が立候補している。高市早苗前経済安全保障担当大臣が演説、「日本人の気持ちを踏みにじって喜ぶ人が外国から来るようなら何かしないといけない。公平、不公平、正義、不正義、この感覚を逆なでする事態が外国人が増えて色々出てきている。外国人との穏やかな、お互いに思いやりを持って生きられる付き合い方はどうすればできるのか、ゼロベースで考える。うるさいくらいに明るく活発な総理官邸や自民党を作る。現在だけでなく未来の国家、国民のため一緒に汗をかこうという人を集めてよく働くチームを作る。日本をもう一度高い位置へ押し上げる。強い経済、強い国土、安全な社会を次世代に送る決意」などと述べた。

小泉進次郎氏

自民党総裁選挙の立会演説会。小泉進次郎農林水産大臣が演説、「我々に課されている使命は自民党を立て直すこと。再建への道は国民の中にある。新たな政策を華々しく打ち上げる前に、まずは国民に約束したこと、野党と合意したこと、国民が求めていることを一致団結、着実に実行することが信頼回復の唯一の道。まず総裁として優先することは物価高で生活が苦しいという国民の切実な声に向き合い、国民の暮らしに安心と安定を取り戻すこと。物価高対策や社会保障など国民の関心が高い政策について、野党に幅広く政策協議を呼びかけ、与野党合意を模索する努力を行う。政権の枠組みのあり方についても議論を深める」などと述べた。

自民党総裁選2025 候補者演説会 5人訴えは/演説のポイント/最新情勢は/総裁選の争点は

各候補、経済政策をはじめ自民党の解党的出直しに対する考えについて発言。政治部・後藤匡が解説した。政策面では物価高対策、経済政策についての言及が多かった。小林氏は「所得税の税制改革を行う」などと述べた。茂木氏は増税ゼロの政策を推進、「何よりも物価高対策だ」などと述べた。林氏は「実質賃金を1%ずつ上昇させ、物価より賃金が上がるようにしていく」と述べた。高市氏は不法滞在者への法律を厳格に適用することや皇室典範を改正することなどを訴えた。小泉氏は「経済対策の実行を最優先で考え、裏付けとなる補正予算を臨時国会に提出する」と述べた。衆議院選挙、参議院選挙の敗北を受けて党の立て直しや挙党態勢を構築する必要性については全ての候補者が言及した。自民党が今回の参院選の敗因の一つとしている政治とカネの問題について直接言及した候補はいなかった。

きょう告示された総裁選挙。候補者は5人。派閥がほとんどない中での総裁選挙。7月に参議院選挙で敗北して1か月あまり党内政局が続いた。今回の総裁選の争点は大きく2つ。1つは長引く物価高への対応、もう一つは野党との連携のあり方。

(経済情報)
為替と株

為替と株の値動きについて伝えた。

(エンディング)
エンディング

エンディングの挨拶。

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