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阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた。甲子園球場では7月8日に亡くなった元阪神タイガース・横田慎太郎のためにファンの大合唱が起きた。最後まで全力で生き抜いた横田の人生を伝える。
オープニング映像。
横田慎太郎は2013年にドラフト2位で阪神タイガースに入団した。4番候補として将来を嘱望されていた。プロ3年目で開幕一軍を勝ち取り、走攻守で活躍した。がむしゃらなプレースタイルがファンの心を掴んだ。プロ4年目の春季キャンプで横田の体に異変が起き、簡単にさばけていたボールが捕れなくなっていた。2017年2月に脳腫瘍が判明した。宣告から6日後に手術を受けた。手術は成功し、横田は半年間の闘病生活を乗り越え退院。復帰に向けたリハビリを始めた。阪神は育成選手として再契約した。手術から9か月、グラウンドには横田の姿があった。しかし、脳腫瘍の後遺症でボールが二重に見えていた。育成契約から2年、目の状態だけは回復しなかった。2019年9月に引退会見を行い、9月26日には二軍公式戦で引退試合が用意された。4年後、再び脳腫瘍を発症し2023年7月18日に28歳で亡くなった。闘病生活の中で横田は「阪神の優勝が見たい」という言葉を遺した。阪神は8月以降、35試合で28勝をあげた。
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9月14日の試合で岩崎優投手は、横田が登場曲にしたいと願った「栄光の架橋」が流れる中9回のマウンドに上った。横田は著書で、この曲を抗がん剤治療の前にも聞いて自分を勇気づけていたと書いている。阪神は18年ぶりのリーグ優勝を果たした。阪神は亡き盟友とともに38年ぶりの日本一に挑む。
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