- 出演者
- 大竹まこと 阿川佐和子 ビートたけし 三輪記子 杉村太蔵 森永康平 石田健
参議院の政治倫理審査会で32人の議員が審査される見通しとなった。衆議院の同委員会では塩谷立元文部科学大臣の発言がきっかけで、SNS上で「#確定申告ボイコット」が拡散される事態となっていた。サービス付き高齢者向け住宅で暮らすシニア世代は今の政治家たちについて、目的がはっきりしないなかで、お金をせしめることを優先していると話す。また、有権者にインタビューを重ねるなか、自民党に不信感を抱きつつも、野党への期待感は薄い実情があった。
オープニング映像。
杉村太蔵は政治倫理審査会について、「何の意味も無いですよ。嘘ついても大丈夫だし」と話す。また、東京地検特捜部の捜査は実は終了しておらず、国会終了後に向けて照準を合わせているかもしれないと予想する。さらに杉村は元議員の経験から、公職選挙法違反よりも脱税で批判されるほうがいいといい、前者の場合、一定期間、政治生命を絶たれることを意味する。特捜部の捜査を斟酌し、政治家たちは余計な発言をしないよう謹んでいるかもしれないという。石田健編集長は政治資金の使い道に焦点を当て、声を上げ続けるべきと提言した。
千葉市では95ヵ所の金属スクラップヤードが確認されている。取材したヤードでは破砕した金属スクラップなどを海外に輸出しているという。なお、隣は住宅で、住民の男性は騒音と振動に悩まされていた。千葉市の条例では午前8時~午後7時まで55デシベル以下に落とさなくてはいけないが、基準値超えが確認された。件のヤードができたのは約15年前で、元々はコンビニの建設予定地だったが、敷地は拡大の一途を辿った。2月15日の早朝、ヤードで火災が発生。鎮火まで約10時間半を要した。これまでにこのヤードで5回の火災が確認されているという。付近には農業用ハウスがあり、焦げた穴が多数確認された。女性は補修費をヤード業者に請求したが、ごく一部しか支払われなかったという。
ヤードに壁1枚で接する住宅を取材すると、庭に落下した金属部品が確認された。部品は壁の高いところまで積まれ、壁ごと倒壊する可能性もある。22年、千葉市は100平方メートルより広い事業場を新設する場合、住宅等の敷地から100m以上離すよう基準を定めた。ただ、既存の事業者は適用外。従業員は中国人ということで、コミュニケーションの問題もある。ヤードの責任者に質問状を送付したものの、未だに回答はない。
問題となっている金属スクラップヤードの近くに住む男性2人がリモートで参加した。15年前、コンビニができると耳にしていたが、できたのはヤードだった。従業員に苦情を申し立てても梨の礫で、千葉市の環境保全課にも相談したが、明確な変化はないという。現在、千葉県議会議員がこの問題に関心を寄せてくれるという。男性は「全国的にこういう問題はたくさんあると思います。これをきっかけに法令改正が進めばいい」、「騒音と振動、落下物に火災が頻繁にあると住んでいるのが大変。そういうことを無くして欲しい」と語った。
警察庁によると、23年に確認された特殊詐欺は19,033件。被害額は約441億円にのぼった。現在、NTTファイナンスを騙って未納料金があると装い、支払いを要求するケースが多いといい、熊本県警が実際の音声を公開した。
NTTファイナンスを騙る男は長期未納があると女性に指摘したが、女性は「身に覚えがない」と主張。男は態度を一変させ、「個人情報の方、悪用させていただきます」と言い残した。NTTファイナンスは「国際通話でお客様に電話をすることはなく、自動音声でのお支払いをお願いすることもございません」と訴える。また、著名人や経済アナリストの顔写真を違法に使い、絶対に儲かるという広告がSNSに拡散されていて、森永康平氏も写真が広告に使われてしまった。自身のYouTubeチャンネルで、森永氏は変装をして偽広告の詐欺師に取材を試みた。担当者は「大阪・関西万博に関わる企業に投資をすれば、毎月5パーセントの配当が得られる」と主張した。
変装をした森永氏は偽広告の詐欺師と対面し、1口100万円の投資を勧められた。投資をすれば、森永康平氏が儲かる情報を披瀝する特典がついてくるという。森永氏は「投資をするので、先にグループチャットに入れて欲しい」と説得し、加入。その日は詐欺師と別れた。後日、グループチャットでやり取りしたが、返信はなかった。
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- NTTファイナンス森永康平のリアル経済学
森永氏は詐欺師から注目のアナリストとして持ち上げられた時には悪い気はしなかったという。著名人の名前や画像を無断使用し、投資を推奨する偽広告がSNS上に拡散され、詐欺師たちは偽アカウントに誘導された人に投資などを持ちかける。グループチャットでは「言う通りにしたら、資産が倍になった」などのやり取りが確認できるが、詐欺師サイドである。森永氏は詐欺師とやり取りした内容の動画を警察に提出したが、「あなた自身は詐欺の被害に遭っていない。あくまで、写真を勝手に使われたという肖像権の侵害だけ」と言われた。ただ、偽広告のせいで、森永氏とその父は巨額の詐欺に手を染めていると疑われているという。
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森永康平氏は「元本保証を謳い、金融商品を提案するのは一部の金融機関しか認められていない」と話す。身に覚えがない架空請求をされた場合、森永氏は「確認します」、「ちょっと持ち帰って考えたい」という返答を勧めた。
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ビートたけしは「ラクして儲ける手段はない。自分は特別だと思わないように」と語った。
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