- 出演者
- タモリ 佐藤茉那
今回やってきたのは宮古島。宮古島市教育委員会の久貝さんに案内してもらう。伊良部大橋を渡り、伊良部島に向かった。旅のお題は「魅惑のリゾート宮古島~サンゴのシマの秘密とは?~」。伊良部島のビーチに行くと、カニ漁師の吉浜さんが登場した。伝統的な小型漁船サバニで海を案内してもらう。
オープニング映像。
2日間で6000人が訪れるお祭りがあるという島尻集落を訪れた。集落の至るところにパーントゥがつけたという泥のあとがあった。お祭りでは、全身泥だらけのパーントゥが集落を練り歩いて建物や車に泥をつける。泥には悪魔や厄を祓う力があると言われている。3匹のパーントゥは仮面をつけている。祭り以外のときは集落の3か所別々の場所に収められている。そのうちの1つを保管している住宅を訪れ、仮面を見せてもらった。
ンマリガーという水が湧く神聖な場所を訪れた。パーントゥになるときは水を抜いて下の泥を塗って出現する。宮古島は琉球石灰岩の島だが、断層活動によって琉球石灰岩の下の泥岩層が出てきている場所だった。宮古島では数少ない泥の層が出ているため、一帯では米も作られた。
島尻から車で30分ほどの場所にある観光客に人気のビーチ新城海岸を訪れた。新城海岸には2800~1900年前に人々が暮らしていたアラフ遺跡がある場所。遠浅の海では魚や貝などの食料がとりやすく、陸側は小高い山になっていた。ここも断層によってできた場所で、風も穏やかな静かな場所。2800年前の人々はこういった場所を選んで生活していた。遺跡からは貝から作った貝斧が多数出土している。土器は出てきていないが、焼いた琉球石灰岩にバナナの葉を被せるアースオーブンという遺構が220基確認されている。宮古島では土器がなくても琉球石灰岩と砂で調理していた。真水が得られる場所も近くにあった。
エンディング映像。
次回予告。