2023年12月10日放送 16:00 - 17:15 テレビ東京

モーサテ塾
大合宿スペシャル「マネーの力で賢くミライを切り開く」

出演者
大浜平太郎 相内優香 パックン 中原みなみ 長嶋一茂 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

オープニングの挨拶。テーマは「マネーの力で賢くミライを切り開く」。ゲストの長嶋一茂を紹介した。1時限目は長嶋一茂とマーケット展望、2時限目はパックンの眼スペシャル、3時限目は厚切りジェイソンが「お金」を語る。

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厚切りジェイソン
(モーサテ塾)
長嶋一茂流の投資術とは/これからの外資投資は?/豪ドルの将来性に注目

長嶋一茂はプロ野球引退後から投資歴27年。不動産が一番多く35%、次いで株式が15%、投信などが15%、外貨預金が15%などとなっている。尾河眞樹氏がドル円の適正相場について解説した。過去10年で概ね100円から120円の間に収まっており、120円を超えたのは去年から。ドル円の購買力平価は108円だがドル円の実勢レートは146円と、円が割安という状況になっている。長嶋は豪ドルに注目していると話した。尾河氏はオーストラリアの中央銀行が金利を高く据え置く可能性が高くしばらくは底堅く推移しそうだが、長い目で見ると一時的に下落するリスクもあるので要注意とした。豪ドルの下落リスクは「オーストラリアのインフレ動向」「中国経済」「世界的な政治要因」。尾河氏は米ドルと値動きの違う通貨をリスク分散のために持つのはメリットが大きい、EV向けレアメタルなどの産出国なので資源国通貨としての魅力があると話した。

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オーストラリアオーストラリア統計局ブリスベン(オーストラリア)国際通貨研究所
ミライへの投資のヒントは

大川智宏氏が株式投資の展望について解説した。長嶋の株式投資は15%。中長期的な株を持ってるので利益確定したからと考えているが次をそろそろ考えないといけないと話した。大川氏は最先端のものに投資してけば息が長い、AI自体は2015年にも一度ブームになったがすぐ廃れた、その後コロナ禍になり生成AIに進化して帰ってきた、一つ一つが独立しているわけではなく続いているものなのでテクノロジー企業は長い目で見ても強いと話した。テクノロジー企業を網羅しているナスダックはおおむねS&P 500を上回って推移している。東証1部および東証プライムの過去20年の騰落率ランキングでもテクノロジー企業が上位に来るようになってきた。大川氏は半導体業績のサイクルは底打ちし回復するサイクルが見え始めているので投資のタイミングとしては悪くない、ただ高いので安易におすすめできないと話した。再生可能エネルギー関連の株価は軟調。ヨーロッパのスタンダード・チャータード、HSBC、ソシエテ・ジェネラル、ABNアムロという大手4行が「化石燃料事業への融資が困難」といった理由で温暖化ガス削減目標を掲げるSBTイニシアチブから離脱した。大川氏は世界的に進んでいると思っていた脱炭素や温暖化防止の流れが実はそんなに積極的じゃない可能性が出ていると話した。パックンは政策金利が高い今は値段は下がっているが長期的に見ると成長株が安くなっているチャンスと捉えてもいいとコメント。

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ABNアムロHSBC銀行SARSコロナウイルス2SBTイニシアチブS&P 500アメリカイーレックスウォーレン・バフェットジェネレーティブAIスタンダード・チャータード銀行ソシエテ・ジェネラルナスダック総合指数プライムレノバレーザーテックローツェ人工知能
パックンの眼
世界に挑む聞こえやすいスピーカー

サウンドファンの「ミライスピーカー」は曲面の板を振動させることで音量を上げなくても聞こえやすくなる製品。販売台数は20万台を突破した。11月からはアメリカでネット販売を開始した。責任者の田染さんは日本のスタートアップ企業のアメリカ進出を支援しているローンチスターズの宮川さん、ラムさんと販路拡大に向けた実態調査に乗り出した。ミライスピーカーを購入した男性のもとを訪ね、使い勝手をヒアリングした。宮川さんは以前アメリカでスタートアップを起業、ラムさんは日本で起業した。お互い外国人の立場で苦労を重ね事業を立ち上げたことが原点となっている。共通の知人を介して知り合った2人がことしローンチスターズを立ち上げた。カリフォルニア大学サンディエゴ校でピッチイベントが開かれ、2人の交渉の結果ミライスピーカーを特別に紹介できることになった。田染さんは2人のアドバイス通りプレゼンでメッセージをはっきりと伝え、発表後もパートナーを探すため参加者をつかまえてミライスピーカーを売り込んだ。すると「協業できる」という男性に声をかけてもらうことができた。

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YouTubeカリフォルニア大学サンディエゴ校サウンドファンポート・ヒューニーメ(アメリカ)ミライスピーカーミライスピーカー ステレオローンチスターズ山地浩渋谷区(東京)
日米 スタートアップ環境の違い

1989年、2023年の時価総額トップ10を紹介。2023年はほとんどアメリカが占めていた。また1989年には存在しなかったもしくは小さかったスタートアップ企業が2023年の今は世界一の企業に成長していた。パックンはアメリカの強みは「インフラ」「人材」「文化」の3つだとした。アメリカはインフラが整っており、技術的なエキスパートが多い、スタートアップ経験者やイノベーターが集まってアメリカで交流している、アメリカは挑戦しないことだけが失敗だと教えられると話した。きょうのパックン視点は「Low risk is high risk!(ローリスクはハイリスク!)」。

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アメリカイーロン・マスクスティーブ・ジョブズビル・ゲイツ
(モーサテ塾)
厚切りジェイソン「お金の増やし方」/「稼ぐ力」をステップアップ

厚切りジェイソンがお金の増やし方について解説。厚切りジェイソンが考えるお金の増やし方は「支出を減らし」「残ったお金を投資に回し」「まつ」の3つのステップ。ジェイソンは支出をしっかりと把握する必要がある、自分は稼いでも贅沢する発想はないと話した。また投資の鉄則は「長期」「分散」「組み立て」の3つだとした。ジェイソンは投資は将来恵まれた機会にそれに対応するだめだと話した。また稼げる仕事を判断する「好きなこと」「できること」「世の中で必要とされていること」という三角形を紹介。稼ぎたいのでえれば世の中が必要としていることを見つけて他の人よりできるようになり、自分の価値を売り込むために交渉する必要があると話した。

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家計改革 固定費の見直し必須

パックンが保険について解説。節約の方法としては固定費を見直すべきだとした。民間の医療保険や海外旅行保険、生命保険、損害保険などは何かが起きるまでメリットが少ない。起きたときのダメージが大きいのは火災や地震、生命保険。起きる確率が高いのは死亡したときの貯蓄型保険。起きる確率が高くてもリスクが低いものは保険として入る必要はない、そのお金を投資しておいて育てれば楽しい老後を過ごせると話した。最後に教訓として「A penny saved is a penny earned. (1ペニーの節約は1ペニーの稼ぎ)」という英語の有名な表現を紹介した。

(エンディング)
「ジェイソン流 お金の稼ぎ方」プレゼント

「ジェイソン流 お金の稼ぎ方」を抽選で10名にプレゼント。応募方法は番組ホームページから。

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ジェイソン流 お金の稼ぎ方モーサテ塾 ホームページ
エンディングトーク

長嶋は「そのリスク、本当にリスクなの?」とフリップを発表し「リスクかどうかを見極めるのは難しい、紆余曲折しながら人生は生きていくもの」と話した。パックンは「口座の外に目も耳も口も開こう」とフリップを発表し「口座だけじゃなくて活発な議論、情報収集、自分の意見も発して投資を考えてほしい」と話した。

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