米国の雇用統計に注目。第一生命経済研究所・藤代宏一さんがスタジオで解説。藤代さんは「雇用者数の増加は注目だが、平均時給が一番大事になる。市場予想に基づくと3.9%程度への原則となっていて、予想通りなら9月FOMC(連邦公開市場委員会)に向けた利下げも大きく前進。賃金インフレは米国に関してはあともう少しで適温というところまで来ている。9月の利下げが織り込まれるポイントは、8月のジャクソンホール講演あたりで、強めの示唆が出てくる可能性も考えられ、円安が進んでいるなどの動きはあるが、為替のトレンドが変わるとしたら、8月の中旬あたりがポイントになるのでは」などと述べた。9月利下げのあと大統領選挙がある。藤代さんは「大統領選挙で11月にトランプ政権が決まり、株価が大幅上昇して金融環境が緩むと、逆にFRB(連邦準備制度理事会)は12月いったん様子を見ることも考えられる」などと述べた。