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会社を明るく、職場を生き生きにするにはどうすればいいのか、コントを交えた実話を紹介する。
勝村敬太氏は味の素冷凍食品で広報を担当している。主力商品「冷凍餃子」は水、油をひかなくてもフライパンに焦げ付かないのが売りだったが、ある消費者は焦げ付いた餃子付きの写真をSNSに投稿した。勝村氏は見てみぬ振りはせず、「焦げ付いたフライパンを送ってほしい」と投稿。3500枚が送られてきたなか、使い込まれた古いフライパンと気付いた。古いフライパンでも焦げ付かない手法、張り付きをゼロにするような冷凍餃子の商品開発を模索し、フライパンとともに同封されていた手紙にも目を通した。勝村氏は商品改良の途中経過も公開した。クレームは面倒くさいが、真摯に向き合うことで新たなファンの獲得、会社は強くなると実感したという。
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アンケートによると、嫌いな上司の特徴に「責任逃れ」を挙げた人は500人中215人にのぼった。スマホ1つで家計を管理できるアプリ、企業向けのクラウド会計サービスを提供するIT企業では誰しもミスはする、上司はミスから逃げないことを企業文化とし、仕事の流れ、会社の仕組みに改善点がないかなどを探る。長島圭祐氏は約1年を費やしたサービスでトラブルが相次いだなか、誰も背負いたくないような類のトラブルを上司みずからが解決し、「失敗から学んでくれたらいい」とねぎらってくれたという。辻庸介社長はリーダーが失敗から逃げずに向き合うことで働きやすい環境を整え、業績アップに繋げようとしている。
2021年、大手電機メーカーの検査不正が話題となった。現場では不正を認識していたが、上層部に指摘したら負担や責任がさらに増すと考え、黙っていたという。佐藤素弘氏が勤務する京都の信用金庫では地元企業を訪ねては困りごとに耳を傾け、社内会議で情報共有する。困りごとが解消され、取引先から感謝されると、人事評価は上がる。群雄割拠のなか、この信用金庫の取り組みは個性となり、信頼関係につながるという。情報交換が活発になり、ビジネスが掘り起こされ、融資が拡大した。
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カンパニーの語源はラテン語で「共にパンを食べる」を意味する。会社とは同じ釜の飯を食うことを指すという。
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