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- 野村真季 松尾由美子 菅原知弘 福岡良子 丸田佳奈 森永康平 浦林凜
アメリカで3日に行われた中間選挙では野党・民主党が上下両院を制した。トランプ大統領率いる共和党にとっては歴史的大敗。この敗北を象徴するのが長年「赤い州」と呼ばれていた共和党の牙城が崩されたこと。38年間共和党が上院で無敗を誇ってきたテキサス州を制したのはキリスト教に基づく愛の政治を訴え支持を集めたタラリコ氏。94年間共和党が無敗だったカンザス州でも民主党のハミルトン氏が新人ながら大番狂わせを演じた。赤い州を次々のみこんだ民主党の青い波はバンス副大統領のお膝元、オハイオ州にも及んだ(上院選開票結果/CNN)。次の大統領選を見据えるバンス氏にとっては大きな痛手。バンス氏は共和党の大敗判明後SNSに「我々が敗北した理由は戦争にある。トランプ大統領自身もそう言った」などと投稿。CNNによるとバンス氏はトランプ氏と距離を置く姿勢を示した。もう1人の次期大統領候補・ルビオ国務長官の去就についても不穏な報道が出ている。
歴史的大敗となった中間選挙。共和党・ローラー下院議員は「イエスキリストが立候補しても負けただろう」と発言(CNNから)。トランプ大統領は6日、ワイルズ大統領首席補佐官が退任し、後任としてミラー次席補佐官が就任すると発表。ルビオ国務長官の去就を巡っても報道が錯綜。ブルームバーグ通信は関係者の話としてルビオ氏が政権からの離脱を検討していると報じた。ルビオ氏はニューヨーク・タイムズのインタビューでこの報道を否定。2年後の大統領選挙においてトランプ氏の後継候補の一角として注目されているが、出馬については「絶対に話さない」と答えた。ルビオ氏の対抗馬と目されるバンス副大統領もトランプ氏と距離を置く姿勢を示したと報じられている。元共和党員で現民主党員のジョー・ウォルシュ氏は「バンス氏もルビオ氏も反トランプでは共和党からの指名を勝ち取れない。トランプ氏は党内で依然として大きな支持基盤を持っている。次を狙うためにはトランプ氏を攻撃することはできない」などと話した。
立教大学文学部教授・加藤喜之、丸紅経済研究所・今村卓を紹介した。
中間選挙での大敗を受けてトランプ政権内部で不協和音も指摘されている。ブルームバーグは5日、ルビオ国務長官が共和党の大敗を受けてホワイトハウスの当局者と辞任について話し合い、政権を離れることを検討していると報じた。ルビオ長官はニューヨーク・タイムズのインタビューで「トランプ大統領の任期満了まで職務を全うする考えは変わっていない」と否定している。バンス副大統領は選挙後SNSに共和党惨敗の原因はイラン戦争にあるとの認識を投稿するなどトランプ大統領と距離を置く姿勢を示したとCNNが報じた。6日、トランプ大統領はワイルズ首席補佐官の退任を発表。後任にはミラー次席補佐官が就くと明かした。加藤が「大統領選に出るとするとトランプさんの支持は否定できない。いま明確に敵対的な関係を打ち出すのは得策ではない」などとコメントした。
議会の承認を得ることなく大統領が即座に行政命令を下すことができる大統領令について含みを持たせているトランプ大統領。トランプ氏はこれまで、この強大な権限を度々行使してきた。第1次トランプ政権では不法入国の取り締まりを目的にメキシコとの国境に壁の建設を命令。さらに2期目の就任初日にはパリ協定からの脱退や、アメリカだけでなく世界を巻き込む大統領令を連発してきた。さらなる強権の発動が懸念される中、上下両院の過半数を民主党に奪われ、困難が予想される政権運営については、「おそらくうまくやっていけるだろう」という強気な発言の背景にあるのは「拒否権」。トランプ氏がSNSに投稿した「VETO(拒否権)」と書かれた赤い帽子。上院と下院で可決した法案を大統領が署名せずに拒否できる拒否権を行使する姿勢を示しているとみられる。そして、この帽子は中間選挙後、記者たちを招いた執務室にも置かれていた。ただ、議会ではトランプ大統領への逆風も。ヘグセス国防長官を巡り、議会で広がる弾劾を模索する動き。イラン戦争を推し進め、中間選挙の敗因を作った責任を問うとして、一部の共和党下院議員が来週にも弾劾決議案の提出すると宣言。ヘグセス氏は4分間のビデオメッセージで対抗した。ただ、現地メディアでは、トランプ大統領がヘグセス氏を更迭する可能性も報じられている。
共和党の大敗でトランプ大統領の政権運営は今後どうなるのか。中間選挙前、上下両院で過半数を共和党が握っていた。議会はトランプ大統領を守る砦となっていた。しかし、中間選挙を経て、上下両院で過半数を握ったのは民主党となった。今後議会はトランプ大統領を攻撃する拠点となりうる。しかし、トランプ大統領には拒否権・大統領令がある。民主党はトランプ関税撤廃法案の提出・採決を検討しているが、トランプ大統領は拒否権発動と大統領令による追加関税の引き上げの可能性(アメリカ・ニュースサイト「ポリティコ」)。さらに民主党には、閣僚などの弾劾、AI・データセンターの規制、トランプ一族の暗号資産をめぐる疑惑追及などの動き。立教大学文学部教授・地経学研究所主任客員研究員・加藤喜之が拒否権・大統領令、ヘグセス国防長官の弾劾、トランプファミリーの疑惑追及について解説した。丸紅経済研究所・今村卓は「関税は終わっていると思う。相互関税は連邦最高裁で違法となった。大掛かりな関税を大統領は恣意的にはできない。議会を通さないといけない。民主党も議会なので通るわけがない。おそらく、トランプ氏が気に入らない国に対して50%だとか言い出すが、構えは見せるが実際、経済に影響を与えるような追加関税はないのではないか。(アメリカのAI政策について)民主党も共和党も(データセンターに)反対。トランプ氏くらい、これを推しているのは。民主党からAI規制法案が出てくるとは思うが、成立する可能性は極めて低い。トランプ氏が拒否権を発動するだろう。州では新規を認めないとか、自分で電気や水を用意させるなど住民の理解を得るものでなければならないという意味での規制は増える。(アメリカ経済は)今はAI主導での景気は良い。しかし、中間層以下の方々には恩恵がない。この状況は選挙結果を受けて変わるかというと変わらない可能性が高い。このまま2年後に向けて庶民の不満が蓄積され、28年の選挙に影響を与える圧力になる」などとコメントした。
トランプ大統領はレガシーづくりに打って出る可能性があるという。過去にも中間選挙で負けた大統領が外交面で強引な手段に出たことがあった。第43代大統領・ジョージ・W・ブッシュ氏。2006年の中間選挙で共和党は上下両院で敗北。敗因には自身が主導したイラク戦争の長期化などが挙げられていた。残る任期でブッシュ大統領は2万人を超えるアメリカ軍の追加派遣を決定。さたに北朝鮮と核放棄に向けて交渉するため北朝鮮のテロ支援国家指定を解除。交渉に臨んだが、核放棄は実現しなかった。
トランプ大統領が外交や安全保障面でレガシーづくりを優先していく可能性はあるのか。1つはイラン攻撃の再開。アメリカのニュースサイト「アクシオス」によると、トランプ大統領は5日、 記者団に対してイラン攻撃の再開の是非を「近く決定する。できれば破壊してくないが、そうせざるを得ないかもしれない。すぐに分かるだろう」と話した。もう1つの焦点は、独自の外交の展開。今月18日~19日のAPECで米中ロ首脳会談が行われる可能性が指摘されている。さらに今月のアジア訪問に合わせ、北朝鮮の金正恩総書記との米朝首脳会談を模索している。立教大学文学部教授・地経学研究所主任客員研究員・加藤喜之は「相手がどれだけ乗ってくるかは非常に疑問。(イラン攻撃)完全にどうこうなっていくのは難しい。(イラン戦争の終わり方)イスラエルの政権が交代することが1つ。イラン側は補償や賠償金みたいなものを求めてくるので、折り合いがつくかどうか」などと解説した。丸紅経済研究所・今村卓は「中間選挙後に影響力を失ったトランプ氏と中国で何が決められるのか。その中で北朝鮮に行く、金正恩氏と会ってみたり、注目はされるが何が変わるのかということがおそらく積み重ねられていく。(イラン戦争の再開は)仲介国のカタールを介してイランとの交渉が進んでいるよう。ただ、イランも強硬。終わらせたいが、トランプ氏としては一旦イラン政府を懲らしめて、少しでもその後の停戦協議で有利になるようなための攻撃をやって終わらせるつもりだと思う」、医師・タレント・丸田佳奈は「レガシーづくりはあってもなくても良くはならない。悪化するか、悪いままかで良くなることはないのかな」、経済アナリスト・森永康平は「今回の結果を受けて、個人的には中東が落ち着いてくれることがアメリカ国民にとってもいいこと。日本もアメリカ同様物価高に苦しんでいる。来年、落ち着かせる方向に動くと思う。戦争継続にインセンティブを感じている人はほとんどいないのではないか」などとコメントした。
鳴り止まない問い合わせ電話に対応する都内の証券会社。きのうの日経平均株価の終値は前日より3643円安い5万7434円となった。アメリカ・ニューヨーク市場に端を発する世界同時株安、ブラックマンデー翌日に次ぐ過去3番目の下げ幅。異常事態の背景にあるのが全国の米国市場でみられたAI・半導体関連銘柄の下落。AI大国を掲げるトランプ大統領はAI産業を支えるデータセンターの建設を推し進めてきたが、今回の中間選挙では建設に慎重姿勢を取る民主党候補が相次いで当選。この動きを受け規制が強まるとの見方が広がり、AIや半導体、ハイテク株を中心に日米の株価が大幅に下落した。懸念の声は国内の産業からも。AI、半導体関連の部品などを扱う金属加工メーカーの埼玉プレーナー工業所・鈴木憲一郎代表は「ピークのときには業績もよくなるが、落ち幅が急激な、垂直に落ちていくような業界なので、垂直に落ちたときのコントロールが非常に難しい」などと話した。
輸出を扱う企業などからは今回の中間選挙を受け、トランプ関税がどうなるか、動向に厳しい視線が向けられている。明治5年創業の老舗酒造会社。約4年前から日本酒を米国に出荷している。トランプ関税をきっかけに一時出荷量は半分近くまで落ち込んだ。 中間選挙で民主党が勝利。西堀酒造・西堀和男社長は「相対的にいい方向に進んでいけばいいのかなというような見方しかない」などと話した。ロイター通信によると民主党はトランプ大統領が関税の根拠としてきた法律の一部を廃止したい意向を示している。トランプ大統領は「関税政策で多くの投資を呼び込んだ」とし、今後もトランプ関税を継続する考えを示している(共同通信)。これまで高市総理大臣はトランプ大統領との親密さをアピールしてきたが、今後はどう向き合えば良いのか。重要となるのがトランプ氏周辺との関係強化。元駐米大使・杉山晋輔は「トランプ大統領が話を聞く上院議員なり要人なりとのパイプをさらに努力して強固なものにすることは必要かもしれない。2年後の大統領選挙を考えると今回民主党に勢いがついたことは現実問題としてそのとおりなので、民主党の議員、特に上院議員との意思疎通はさらに重要になる」などと話した。
1日、アメリカ・フロリダ州で小型ジェットが墜落した事故で、直前に生々しいやり取りがあった。墜落の原因は何だったのか。
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28歳でこの世を去った阪神タイガースの横田慎太郎選手。20歳で1軍スタメンデビューしたあと、21歳で脳腫瘍と診断された。長時間に及ぶ大手術、その後リハビリを重ねて復活を目指したが、視力の低下を理由に引退を決意した。1096日ぶりの公式戦では、鋭い打球を捉え、ノーバウンド返球で見事ランナーをタッチアウト。プロ野球人生最後の試合で見せた奇跡のバックホームに、横田選手は「最後、まさかこんな素晴らしいことが起きるとは夢にも思いませんでした」と語っていた。横田選手の少年時代から引退後の闘病生活まで、家族とともに闘い続けた知られざる物語を綴った映画「栄光のバックホーム」 が、今夜地上波初放送される。
「栄光のバックホーム」 で横田慎太郎選手を演じた主演・松谷鷹也さんが登場。松谷さんは、生前の横田選手からグローブを託されていた。秋山監督が、身長が近しく、同じ左打ち左投げの松谷さんに声をかけて役が決まったという。監督は「本物を撮りたい」として、CGは一切使わず、バックホームのシーンも生身でやると言われていたため、松谷さんは福山ローズファイターズに入団し、野球の練習と体作りを行っていた。「慎太郎さんの生き様を通して、みなさんの背中を押せるような作品になっていると思う」と語った。
北日本では、明日朝にかけての多い所での降雪量が北海道で50cm・最大瞬間風速が北海道と東北で35mなどと予想されており、一部地域では暴風警報も出ている。
北日本の気象情報を伝えた。
長崎県・佐世保市のハウステンボスで昨日から始まった「ザ・スターライト・ミリオン(来年2月25日まで)」の紹介。
全国の気象情報と台風情報を伝えた。
中国・習近平国家主席が今年9月のアメリカ訪問で「近くパンダが到着する」と発表し、その後アメリカへ貸与されたパンダ2頭が、アメリカ・ジョージア州のアトランタ動物園で一般公開された。
エンディングの挨拶。
