- 出演者
- 柴田英嗣(アンタッチャブル) 山崎弘也(アンタッチャブル) 加藤浩次 神田愛花 向井康二(Snow Man) 佐々木久美(日向坂46) 河田陽菜(日向坂46)
『幽霊インタビュー』というベストセラーになった本の著者・水沢さん。本業はマッサージ店の経営者。不思議体験は28年程前の長野県で起こった。深夜バイトから戻った朝、突如襲った謎の体調不良。当時、付き合っていた彼女が来てくれることになりほっとして眠りにつこうとした時、眼の前に2人のおじさんが現れた。1人は水沢さんを見て驚き、もう1人は下を向いて落ち込んだ表情だったという。身の危険を感じなかった水沢さんが「誰?」と尋ねると、おじさんは「見えるのか?動けるのか?」と逆に聞かれた。水沢さんはおじさんが動くと残像が見え、会話のテンポは海外中継のようだったという。「幽霊なの?」と聞くと、おじさんは「まあな」と答えたという。水沢さんは子どもの頃から幽霊や妖怪が好きで、その答えに喜んだという。
オープニング映像。
水沢さんが体験したという幽霊インタビューの一部始終がノートに記録されていた。聞けば、落ち込んでいるおじさんは亡くなったばかりで、よくしゃべる方のおじさんが案内役として天界から迎えに来たのだという。自分の死を受け入れられず案内役と一緒にあがらないと幽霊になるという。聞くと答えてくれようとするおじさんに水沢さんは質問をし続け、葬式とは死者が自分の役目が終わったことを理解する場、金縛りとは幽霊が話を聞いてほしいときに動けないようにするなど教えてくれた。幽霊は誰にでも見ることができ、幽霊が見せたい人を選ぶという。水沢さんが見えていることはおじさんにも分からないということだった。おじさんたちはつなぎを着ていて、案内役のおじさんは電気設備の仕事、落ち込んでいるおじさんは森林伐採管理の仕事をしていたのだという。30分に及んだインタビューの最後、おじさんは「一緒に行くか?」と聞いた。水沢さんは「彼女を呼んだので待っている」と言うと、おじさんはほほえみ「長生きするぞ」と言い壁の向こうに消えたという。翌日、水沢さんは新聞を読んでいると、看護師をしていた妹がおくやみ欄に載っていた人物を指差し「私が担当してる」と言った。水沢さんはおじさんは妹に会いに来たのではと思っているという。
スタジオでの第一印象ジャッジは「信じない」が5人、「信じる」が1人。「信じる」とした佐々木久美は自身も金縛りにあった体験があるからだと話した。「信じない」を挙げた加藤は自分が死んだ事実に気づいているのに水沢さんに「一緒に行くか?」と言っていることが矛盾しているということだった。
まずは水沢さんの幽霊インタビューを検証。幽霊おじさんは見た目は人間そのものの二人組で、しっかり会話ができたという。幽霊の歴史学を研究する二松学舎大学・小山教授によると、幽霊の歴史からみると水沢さんの主張する幽霊に不自然な点はないという。次に、幽霊おじさんが教えてくれた「あがらないと消える」という言葉について、光琳寺の井上住職は仏教には似たような教えが存在するということだった。さらに、幽霊インタビューに似た話として法然と善導大師との逸話があるという。
スタジオで佐々木久美から水沢さんに「幽霊インタビューは夢ではないか?」と疑問。水沢さんはノートは後日書いたが、彼女に自分で電話をしたのでしっかり目覚めた状態だと確信しているという。
水沢さんが落ち込んでいた幽霊に似ていると話した、お悔やみ欄の人物を探す。当時購読していた新聞のお悔やみ欄を、体験当時から前後3年分を水沢さんに確認してもらい、元看護師の妹・七絵さんにも確認してもらった。別々に確認した2人はAさんという人物ではないかと示した。
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水沢さんと七絵さんがお悔やみ欄でみたのはAさんという人物だった。記載されていた住所を訪ねると立派な家具店が。しかし、幽霊おじさんは森林の伐採管理をしていたと言っていた。Aさんの息子さんとお孫さんに話を聞くことができ、Aさんは七絵さんが勤務した病院にはいなかった事がわかった。それでもAさんは若い頃は木工職人でつなぎを着ていた可能性もあり、家具店の近くにはたくさんの木材が保管されている。検証では幽霊おじさんがAさんだとは断定できなかった。
水沢さんは「幽霊のおじさんだったのは今でも確信している」と話した。最終ジャッジでは「信じない」4票、「信じる」2票。信じて委員会の結論は「信じない」となった。
大阪に住む山田さん(仮名)は浴槽に地縛霊の足跡がついた写真を撮影したという。
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地縛霊の足跡をとらえたという写真には、浴槽の底にくっきりと左足の足跡が残っている。山田さんが足跡に気づいたのは2年前でいったんは洗って消えたというが、それ以降ことしに入っても繰り返し足跡は出現。お風呂に入るのは山田さんと夫の2人だけだが、大きさを測るとどちらのものでもなかった。不安になった山田さんは霊感の強い占い師に相談、寄ってきた地縛霊なのではとなったという。
スタジオでの第一印象ジャッジは「信じない」が3人、「信じる」が3人。河田は「ここで右足を失った地縛霊が怖がらせてやろうとやっているのでは」とした。
浴槽に突如現れる足跡は地縛霊のものなのか。また足跡が出たという日に山田さんの自宅へ。すると、浴槽には足跡が2つあり、やはり左足だけ。ゆびでこすっても消えない足跡、サイズを測ってみると約21.0cm。山田さんのサイズは22.5cmということで、山田さんの足の可能性あるとみて検証。オーダーメイドソールを製造するドリーム・ジーピーで、山田さんの足と浴槽の足跡が一致するか検証。山田さんの指・かかと・土踏まずなどを数値化、足裏にかかる圧力測定、足跡の濃淡から体重のかかり方も測定する。そして解析すること10分、足跡の正体は?
山田さんが地縛霊のものだと主張する足跡の正体は山田さん自身の足だった。山田さんは足のサイズは22.5cmと言っていたが、実際は21.3cm。体重のかけ方などから見ても山田さんの足跡だという。では、なぜ夫ではなく自分の足跡だけが残るのかと疑問を持った山田さん。そこで、山田さん宅の浴槽を製造しているワコーで山田さんの利用方法から原因を探ってもらった。すると、残り湯清浄剤の塩素系物質によってステンレスの表面がわずかに剥がれ、酸性の人間の汗・油脂が付着することで足型にサビたのではという。汗などの分泌量には個人差があり、山田さんは足裏に汗をかきやすい体質とのこと。それが夫ではなく山田さんの足跡だけが残った理由のようだった。
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検証で解決した地縛霊の足跡。加藤浩次は「ちゃんと検証していて素晴らしい。恐怖感だけあおる番組はやめましょう!テレビがバカにされてますよ!」と熱弁した。
東京・二子玉川で過去にタイムスリップしたという芸人・ビスケッティ佐竹。下積み時代を過ごしていた2006年頃のこと、当時24歳の佐竹は世田谷区の寿司店で配達員のアルバイトをしていた。ラストオーダーの午後10時前、初めて利用する高齢女性が1人前だけ寿司を注文。季節は寒くなり始めた11月頃、佐竹は二子玉川に配達に向かった。二子玉川駅近くで商店が並ぶエリアを通過し、土手をわたって多摩川沿いの住宅街へ。しかし、配達先の周りに同じ住所の家が複数あり、表札を確認しても高齢女性の名前が見つからない。そこで、店長に電話で助けを求めて地図を確認してもらい、細い路地の奥へ。するとそこには木造平屋建ての一軒家が現れた。玄関はすりガラスの引き戸で、ごみ屋敷風に物があふれていたという。佐竹はこの家だと思いガラス戸をたたいて声をかけた。
2006年11月、寿司店の配達員をしていたビスケッティ佐竹は高齢女性からの注文を受け、細い路地の奥にある古い一軒家にたどりついた。なぜか、高齢女性は隠れるようなしぐさで「置いといて」と言い、隙間から手だけを出して代金を支払った。その後、2週間ぶりにバイトに入った佐竹は回収できていない寿司桶の伝票を確認すると、そこには2週間前に配達した高齢女性の伝票が残っていた。桶の回収に再び高齢女性の家に向かった佐竹が見たのは、ロープでぐるぐる巻きになり荒れ果てた家だった。誰も住んでいる様子がなかったが、2週間前と同じ場所に寿司桶はあった。しかし、長い間雨ざらしにあったような状態だった。中の枯れ葉などを落とすと、折込チラシの置き手紙に「美味しかったです ごちそうさまでした」と書かれていて、書かれていた日づけは5月ごろだったという。佐竹は2006年11月から時空を超え、過去の5月に配達したのではという。
スタジオでの第一印象ジャッジは全員「信じない」。佐竹はタイムスリップは半年前だと思っているという。
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