6日後、ジャネットは婚約指輪を修理するために宝石店を訪れた。すると、婚約指輪は5年前にロスから依頼されて、宝石店の店主が作ったものだと判明した。

ジャネットはケイラから「ロスがサラを殺した」「パソコンのパスワードが4164であること」を伝えられた。ジャネットはロスのパソコンにパスワードを入力したところロックが解除された。そこには写真など複数のファイルがあった。謎の数字「57718」を逆さまに書いたら「BILLS」となる。「BILLS」のファイルを開くと破産宣告の書類が見つかった。ロスは何千万円もの借金を抱えていた。さらに、銀行ローンの借主欄に全てジャネットの名前が書かれてあった。ロスはサインを偽造して銀行からお金を借りていた。

ジャネットは被害届を出すため警察へ駆け込んだ。

ジャネットは被害届を出すため警察へ駆け込んだ。警察官はジャネットに、浴槽で死亡した女性の写真を見せた。女性はジャネットが浴室で見た女性と酷似していた。「サラ」はロスの前妻の名前であることも判明。また、ロスは前妻サラの死を隠してジャネットにプロポーズし、婚約指輪もサラに贈った指輪だった。警察は当時、サラの死は自殺と結論。ロスは不起訴となった。ロスはジャネットのサインを偽造したことで、詐欺罪で有罪判決を受け、刑務所に収容された。

1982年12月12日ジョージア州チャトゥーガ郡でテレサ（18歳）は友人の紹介で知り合ったジョーイとデートすることになっていた。しかし、ジョーイが乗ってきた車には2人の見知らぬ男性がいた。2人の男性はジョーイの親戚トニーとトニーの友人エイブリー。車は未舗装の一本道に入り、森の奥深くに進んでいった。出発から2時間後、民家もない深い森で下車し、目的地「悪魔の館」まで徒歩で移動。「悪魔の館」には白髪交じりの男性チャールズがいた。チャールズはテレサたちを不気味な笑顔で招き入れた。館の中には人間の頭蓋骨などがあった。館には使用人ジョセフもいた。悪魔の館は人里離れた山奥に建ち、電気・水道・電話が通じていなかった。

キーワード

チャトゥーガ郡（アメリカ）

ジョセフはテレサたちを歓迎していない様子だった。アリスたちは悪魔の館からほど近い場所にあるセカンドハウスに移動。セカンドハウスにも不気味なコレクションがあった。チャールズによると、田舎暮らしを選んだのは、人生について考える時間を作るためだったという。アリスたちは「真実か挑戦か」ゲームを行った。ルールは「真実→指名を受けた人があらゆる質問に本気で答える」「挑戦→指名を受けた人が無理難題に答える」。途中、エイブリーが車にビールを取りに行った。

ビールを取りに行ったエイブリーがライフルを持って戻ってきた。トニーはチャールズに拳銃を突きつけた。トニーとエイブリーが悪魔の館に来た目的はチャールズの大金を強奪することだった。強盗計画のためチャールズを下調べあげていたトニーは、チャールズの経歴を知っていた。テレサはジョーイと共にセカンドハウスから逃げ出した。携帯電話がない時代で、近くに民家もなく、車を奪って逃げるしかないと考えた。

最初に殺害されたのはジョセフだった。トニーに銃を突きつけられてテレサとジョーイはセカンドハウスに戻った。その後、チャールズを拘束し、セカンドハウスを出ていた、エイブリーが戻ってきた。ジョセフを殺したのはエイブリーだった。チャールズは金のありかについて話すことを頑なに拒み続けていた。なので、エイブリーは金の隠し場所をジョセフから聞き出そうとした。すると、ジョセフが反撃に出たため射殺した。

テレサは悪魔の館から逃げ出した。

テレサは悪魔の館から逃げ出した。一方、トニーたちは悪魔の館で金を探した。しかし、チャールズは「真実か挑戦か」ゲームで2000万ドルほどを所持していると言ったが、この話は嘘で、実は金を持っていなかった。チャールズはシカゴに住んでいたときは贅沢な暮らしをしていたが、悪魔の館の建設費や悪魔崇拝に関するコレクションに財産のほとんどを出費していた。また、ジョーイはトニーに脅されて強盗犯の仲間にされていたことも判明した。

キーワード

シカゴ（アメリカ）

事件から4日後、チャールズの友人レイモンドが悪魔の館を訪ねたことで遺体が発見された。2人目の犠牲車はチャールズで、頭部から5発の銃弾が見つかった。手がかりの乏しい連続殺人事件に警察も手を焼いたが、数日後、ミシシッピ州のガソリンスタンドでチャールズの車と近所に住むフェルプスの射殺遺体が発見された。チャールズの遺体の銃弾とフェルプスの遺体の銃弾が一致し、警察はトニーとエイブリーを逮捕。チャールズの車を奪って逃走中だった2人はミシシッピ州のガソリンスタンドに立ち寄った。金がなかった2人は給油中だったフェルプスを殺害し、車を奪って逃走を続けていた。また、悪魔の館で1枚の絵が発見された。

キーワード

ミシシッピ州（アメリカ）

事件の真相を紹介。金に困っていたトニーはエイブリーと共謀して、チャールズの財産強奪計画を立てた。チャールズは警戒心の強い人物で下手に悪魔の館に近づけば反撃されるおそれがあった。知り合いを通じてチャールズに接触し、「女の子を連れて肝試しのようなゲームをしたいので協力してほしい」と相談を持ちかけた。チャールズはトニーの申し出を快諾。事件当日、4人はチャールズが待つ悪魔の館を訪れた。予定通り、チャールズはあらゆる手段でテレサを怖がらせた。その後、トニーとエイブリーはライフルでチャールズを脅し、強盗計画を実行。しかし、エイブリーがジョセフを殺害し、館に大金もなかった。事前に調べた情報が間違っていた。金がないことが分かると、トニーは口封じのためにチャールズを殺害。その間、テレサはジョーイの家で監禁されていた。

警察が悪魔の館の現場検証を行っていた時、画材道具が散乱する部屋に1枚の絵があった。チャールズの自画像で、今回の事件を彷彿とさせる絵だった。また、チャールズがこの絵を描いたのは事件の数カ月前と推測された。

開運！なんでも鑑定団の番組宣伝。

番組は「TVer」で配信中。

キーワード

TVer

5発の銃弾で殺害されたチャールズと、事件の数か月前に描いたとされる自画像の謎につながるかもしれない新証言があった。証言者はテレサ。テレサは逃走後、ジョーイに殺すと脅されて、悪魔の館に連れ戻された。チャールズは死の間際、テレサに「全て私のせいだ」と呟いた。トニーたちを迂闊に招き入れたことを悔やむ言葉か、頭から血を流す絵を描いてしまったことの後悔の言葉なのか、その真相は謎のままとなっている。なお、エイブリーとトニーは第一級殺人で有罪となり、終身刑を言い渡された。

本日紹介した映像の中から、高橋英樹ら出資者イチオシの映像を振り返った。

世界が騒然！本当にあった（秘）衝撃ファイルの次回予告。