- 出演者
- 鈴木亮平
本日は世界遺産で見る人類と生命の進化をテーマと紹介した。
国立科学博物館にはおよそ500万点の展示物が存在するその中には上野動物園のフェイフェイとトントンの剥製が展示されている。ジャイアントパンダは標高1000m以上を超す深い森の中に生息している。四川のジャイアントパンダ保護区は東京都が4つ入るほど広大な土地を持つ世界遺産で保護や育成などが行われている。パンダを含めた哺乳類の進化について東京大学の遠藤秀紀教授が解説する。パンダには7本の指を持つ。親指を曲げる動きが出来ないため6、7本目で物を支え、残りの指で挟み込む。
ゾウの3倍の大きさを持つ陸上最大の哺乳類「パラケラテリウム」は中央アジアの草原にいた草食動物とされる。タンザニアにある「ンゴロンゴロ保全地域」には大型の草食動物たちが生息しておりパラケラテリウムもこのような草原に暮らしていたと考えられており、彼らを狙うのは肉食動物で小さなものは簡単に狩られてしまう。見通しの良い草原で暮らす草食動物は格好の獲物ため対抗するため大型化したとされる。
ゾウの3倍の大きさを持つされたパラケラテリウム。その体を維持するための進化している。体重を支える骨盤、ゾウの場合は骨盤が広がり横揺れに強く転倒しにくい体を得て、遠くまで移動できるようになった。
カリフォルニア湾の島々と保護地域群にはクジラが繁殖や子育てのためにクジラが訪れる。そんなクジラの祖先の化石がアフリカで発見された。エジプトの「クジラの谷」と呼ばれる地域はかつては海でバシロサウルスの化石はヒレに進化した前足に尻尾近くには後ろ足の化石も見つかっている。そのヒミツを探るためやってきたのは「パキケトゥスアトッキ」の化石の前。パキケトゥスアトッキは水辺と陸を行き来する四足歩行ができる生物で、その後エサを求め海に進出し足を無くしていった。アラスカ・カナダの氷河地帯ではクジラが群れで円を描くように泳ぎ泡で魚を追いつめる狩りの様子が確認された。
ケニアにある「トゥルカナ湖国立公園群」では人の祖先の化石が見つかっている。見つかったのは11歳くらいの少年のもので通称「トゥルカナボーイ」と呼ばれていて国立科学博物館にはレプリカが展示されている。その後アフリカ大陸を出た人の祖先は世界に広がった。セラ・ダ・カピバラ国立公園では人が巨大生物を仕留めたような事が描かれている壁画が見つかっている。現在60~70cmほどのナマケモノであるがかつては6mを越す種類もいたとされる。
世界遺産の次回予告。
ベスコングルメの番組宣伝。