- 出演者
- 東野幸治 草野仁 森泉 小倉優子
2024年1月~10月の訪日外国人客数は過去最多となる3019万人。東京駅で外国人が駆け込む東京ステーションインターナショナルクリニック。旅行中だというカナダ人女性はホテルで借りた車椅子で来院。足を捻挫していた。患者の国籍や症状は様々で全てに対応し365日断らない。去年12月~今年10月までの外国人患者数は7762人。田陽医師は中国生まれで7歳で日本に移住、24歳で日本に帰化し医師になった。溶連菌感染症の患者数は去年の2.5倍位上にも増加している。抗生物質は処方量を飲みきらないと細菌が生き残る危険性がある。扁桃腺が溶連菌に感染すると免疫複合体が肝臓に侵入するという。
ブラジルから来た男性は20時間以上のフライトで両足に赤い晴れと痛みが出たと来院。劇症型溶連菌は急激に細胞を破壊し数十時間で死に至る危険性がある。エコー検査で血流を確認。血流が滞り毛細血管から出血し皮膚に炎症が起きるうっ滞性皮膚炎と診断された。富士山に行ったという女性は皮膚や皮下組織に最近が入り炎症が起きる蜂窩織炎だった。
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- Tokyo Station International Clinicうっ滞性皮膚炎アメリカサンパウロ(ブラジル)スコットランド(イギリス)劇症型溶血性レンサ球菌感染症富士山広島県接触皮膚炎東京都蜂窩織炎香港(中国)
金川医師はSARSの治療にも参加している感染症診療のスペシャリスト。オーストラリアから来た少女はインフルエンザA型だった。東京ステーションインターナショナルクリニックでは年中無休・交代勤務制で患者を受け入れている。耳に異変が起きたというオーストラリアから来た少年。中耳炎の治療で装着した器具が耳の中に残っていた。外国人旅行者にとって耳のトラブルはやっかい。飛行機では急激な気圧の変化が鼓膜を圧迫し痛みが悪化する可能性もある。
耳石は重力や体の方向を感知する小さな粒。耳石によるめまいは耳石が三半規管に入り込み動くと発症する。オーストラリアから来た男性は痛風だが薬を忘れてきたという。難しい薬のオーダーもあり中国人男性は高血圧の薬がほしいと来院。
シンガポールから来た男性は急性胃腸炎と診断され薬を処方されたが、2日後また男性がやってきた。4日分の薬を2日で飲んでしまったという。用法・用量を守ると約束し薬を処方した。日本で暮らしているメキシコ人女性が排尿痛と背中の痛みで来院。腎盂腎炎は尿道から侵入した細菌が肝臓に感染する病気で発熱・腰の痛み・吐き気などが起こる。
東京から電車を乗り継ぎ約4時間20分。岐阜県高山市は風情ある古い町並みから飛騨の小京都と呼ばれる。人口の5倍以上の外国人観光客が訪れる。のどが痛むとアメリカ人女性が高山赤十字病院に来院した。
女性は旅の疲れによるカゼで自前のカゼ薬で対応した。高山赤十字病院は内科・外科・眼科など20の診療所がある。昨年の外国人患者は483人。
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- 高山赤十字病院
10月11月は飛騨高山が最も賑わう季節。オーストラリアから来た女性は左腕と太ももの骨の骨折で入院していた。手術は無事終了しリハビリを経て2週間後に帰国した。
高山QQフォンは高山市全域で受診相談が受けられるサービス。ホテル・薬局・観光案内所で不調を訴える外国人が相談すると従業員やスタッフが高山QQフォンに電話。オペレーターが受診先の病院を手配する。日本脳炎は東南アジアなどで流行していて、高熱から意識障害を引き起こし毎年1万人以上が亡くなっている。
高山赤十字病院は午後5時~午前8時まで救急外来で対応。オーストラリアから来た女性は指を脱臼していた。女性は看護師という。スペイン人の男性は胃腸炎疑いで整腸剤を処方された。
マイコプラズマ肺炎はカゼと見分けづらく大流行している。杉浦太陽はマイコプラズマ肺炎になったことがあった。熱と乾いた咳が続く。肺につながる気道の表面に感染し奥にあるたんを出す組織まで届かない。鼻水と鼻づまりがなく咳に市販薬も効かないという。マイコプラズマ肺炎は診断が難しく検査をしないとカゼと間違われることが多い。また一般的に子どもがかかる病気だが、約20%の割合で大人も感染し発症する。
マイコプラズマ肺炎は新型コロナやインフルエンザ検査が陰性でマイコプラズマ肺炎の検査を受けて感染が判明するという。
マイコプラズマ肺炎は咳による飛沫や接触により感染する。肺炎になった場合は発症から回復まで3~4週間かかる。潜伏期間は2~3週間で感染の判別が難しい。重症化する深刻なケースでも初期症状はカゼの症状と似ている。マイコプラズマ肺炎の処方薬を飲まないと症状は緩和しにくいという。
マイコプラズマ肺炎は4年に1回流行ると言われている。島田さんは40℃の熱が5日間も続いた。
マイコプラズマ肺炎で入院した島田さんは胸膜炎を併発。熱が下がるまでに2週間、退院するまでに3週間かかった。マイコプラズマ肺炎は重症化すると心筋炎・脳炎になる可能性もある。
マイコプラズマ肺炎で脳炎を併発すると意識障害を起こし9%が命を落とし34%に後遺症が残る。熱と空咳が5日以上続いていることを医師に伝えることが重要。
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