2023年7月9日放送 7:00 - 7:30 TBS

健康カプセル!ゲンキの時間
経験者の声に耳を傾ける 危険な夏の脳梗塞対策

出演者
石丸幹二 坂下千里子 高島礼子 
(オープニング)
経験者の声に耳を傾ける 危険な“夏の脳梗塞”対策

脳梗塞の発症数は夏が最多。発症後の対応を間違うと、半身不随や失語症など重篤な後遺症が残るだけでなく、最悪の場合死に至ることもある。3年前の6月に脳梗塞を患った前山さんは、リハビリを行うも今も後遺症があるという。最初は、車から降りようとしたら左足が麻痺して立ち上がれなかったという。その後病院で脳梗塞と診断されたという。脳梗塞治療のエキスパートの森本先生によると、熱中症が原因の一つになるという。実は、初期症状が似ているという脳梗塞と熱中症の見分けるポイントを紹介。最新脳ドックについてもせまる。

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オープニング

オープニング映像。

(健康カプセル!ゲンキの時間)
経験者の声に耳を傾ける 危険な“夏の脳梗塞”対策

今日のテーマは、経験者の声に耳を傾ける、危険な“夏の脳梗塞”対策。森本先生によると、平均気温27~29℃を基準としたとき、気温が32℃に上昇すると脳梗塞死亡率は1.66倍に増加するという。熱中症のような症状は、脳梗塞の危険度に大きく関与してると言えるという。

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経験者が語る“夏の脳梗塞”暑さの中に隠された落とし穴とは!?

3年前の6月に脳梗塞を発症した前山さん。その前日は30℃を超える暑い日に農作業をしていたという。森本先生によると、脱水症状が脳梗塞の原因になっているという。前山さんは、農作業中にコップ1杯のお茶しか飲んでおらず、脱水症状による熱中症に陥っていた可能性があるという。そのため血液がどろどろになり血管に詰まりやすくなっていた。気をつけたいのが、夏の脳梗塞と熱中症の症状はよく似ているということ。

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夏の脳梗塞と熱中症 意外に知らない!?判断のポイント

似ている夏の脳梗塞と熱中症の、脳梗塞の特徴的な症状を見ていく。熱中症の症状は、めまい・ふらつき・吐き気などで、脳梗塞にも似たような症状が出る。そのため、飲み物が口の片側から溢れていたら脳梗塞のサインだという。意識はしっかりしているのに言葉が出ないのも特徴で、大脳の言語を司る部位が血栓によって損傷したためだという。さらに、片目がカーテンが掛かったように見えにくくなったり、視野がかけるようになったら要注意で、この様な症状が出たら躊躇することなく救急車を呼ぶ必要がある。その他にも、脳梗塞を招く原因として夏場のストレスがあるという。

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経験者が語る“夏の脳梗塞”日常生活に潜むストレスの落とし穴

暑さは身体にとってストレスとなる。さらに日常のストレスが重なることで、脳梗塞のリスクが高まっているという。宮沢さんは、4年前の7月に発症し左半身に麻痺が出て、半年ほどリハビリをして日常生活を送れるようになったという。発症時は、連日の猛暑日で子供会や学校の役員、自治体の活動などを引き受けて忙しい毎日だったという。森本先生によるとこれもストレスになり、メンタルのストレスは自覚されるが身体が疲れていると自分が感じることもストレスで、そこをストレスと思っていない方が多いという。宮沢さんは、複数のストレスが重なることで身体に大きな負担がかかっていた可能性があるという。人はストレスを受けたとき、副腎からストレスホルモンが分泌される。その結果、交感神経が優位になり血管が収縮し血圧が高くなる。これが長く続くことで脳梗塞のリスクが高くなるという。

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脳梗塞の大きな罠!10分で消える症状とは

脳梗塞になっ女性は唇の左側に違和感を感じたという。偶然にも数日前に救急救命の講習を受けていたため電話で問い合わせたそう。すると病院へ搬送。数分で唇の違和感は消えていたそう。治療するも7日後に左半身麻痺という症状が。これは脳梗塞の前兆の一過性脳虚血発作(TIA)。TIAは脳梗塞と同じような症状が数分程度現れる。実はTIAを起こす血栓は小さいので自然に溶けたり流されたりするため症状はすぐ無くなるという。女性のように大きな脳梗塞になる可能性もあるが、TIA発症後1日以内に治療するとその後のリスクが減ると言われている。

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経験者の声に耳を傾ける 危険な“夏の脳梗塞”対策

Q.脳梗塞の症状はなぜどちらかの半身?。右脳は左手足を支配し、左脳は右手足を支配しているので、片方のどちらかに症状が出ることが圧倒的に多い。

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脳梗塞
脳梗塞のサイン「半身麻痺」早期発見につながるチェック法

FAST、最初の三文字は半身麻痺が起きやすい部位と症状を表している。FはFace(顔)、AはArm(腕)、SはSpeech(言葉)。顔については口を「いー」として口の両端がしっかり同じように動いている場合は大丈夫。麻痺している方は広がらないので脳梗塞や脳卒中を疑った方が良い。

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半身麻痺になったかを見分ける方法。続いてはAの腕。手のひらを上に向け両手を前に出し目を閉じて10秒数える。小指側が内側に回転したり腕が広がる場合には麻痺の可能性がある。そしてSの言葉。顔の半分・舌・喉に麻痺がある場合はよく喋れなくなることも。言葉が出にくい時に試してもらいたいのが「ぱぴぷぺぽ」。何度繰り返しても言えない場合は麻痺が出ている可能性がある。そしてTはTime(時間)。早期治療の大切さを表している。脳梗塞にはtPAという血栓を閉ざし血流を回復させる薬が使用できる。ただし使用できるのは発症から4時間半以内。そのため患者の約10%しか治療を受けられていないのが現状。森本先生が治療を行った時の写真。映っているのは脳の血管に詰まっていた血栓。これは血栓回収療法でカテーテルを脚から挿入し脳に詰まった血栓を取り出す治療法。

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意外と知らない自分の脳 脳ドックでわかる脳の状態とは!?

症状が出る前に自分の脳がどういう状態なのか知ることができるのが脳ドック。石丸さんと坂下さんは経験あり。

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脳梗塞
血管トラブルが分かる脳ドック 症状がない!隠れ脳梗塞とは

脳ドックは脳梗塞・脳出血・認知症など脳の疾患リスクを早期発見するためMRI検査などで詳しく調べる検診コースのこと。脳梗塞は発症を未然に防ぐ事が大切。脳の血管トラブルはMRIなどの検診でよく見つかるそう。森本先生の病院では脳ドック受診者のうち脳梗塞に繋がる可能性がある血管トラブルが15%近く。軽い脳梗塞も3%ほど見つかるという。中村さんの脳は問題なし。別の人の脳には白い点々が見えることも。これが隠れ脳梗塞と呼ばれるもの。

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脳ドックで発覚する隠れ脳梗塞とは。隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は脳の細い血管が詰まり小さな脳梗塞が起こっている状態。ところが体で感じられる症状がない場合も。しかし、脳の血管が傷つく事により認知症にも繋がる可能性が。隠れ脳梗塞になった方の中には仕事上での書類の書き間違いが増えたり言葉が出ないなどの症状が現れたケースも。さらに脳ドックでは隠れ脳梗塞について詳しく知ることができるMRAと呼ばれる検査がある。血管が立体的に映るため一本一本詰まったり細くなるなどの血管の異常を調べることができる。

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経験者の声に耳を傾ける 危険な“夏の脳梗塞”対策

Q.隠れ脳梗塞が見つかったら?。生活習慣を見直し定期的に採血検査を行い数値を確認することが大切。脳ドックは2~3年に1回受診すれば良いとのこと。

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(エンディング)
次回予告

次回予告が流れた。

エンディング

出演者が挨拶した。

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がっちりマンデー!!

「がっちりマンデー!!」の番組宣伝。

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