- 出演者
- 石丸幹二 坂下千里子 相田翔子
3ヵ月以上続く痛みは「慢性痛」と呼ばれ、全国で2300万人以上がこれに該当。痛みを放置している人も多いが、意外な大病が潜んでいる可能性も。このあと、ペインクリニック内科に勤める医師が解説。
オープニング映像。
ペインクリニック内科で診療を務める北原医師が出演。ペインクリニックとは、原因が分かってもうまく対処できない痛みに対して診断・治療を行うところ。
72歳の銭場淳さん。10年以上続く右膝の痛み、原因不明の右耳付近の頭痛などの症状。ペインクリニック内科の医師による診察の結果、左足の太ももに原因があると判明。ここで発生した強いコリを右足が無意識にかばっており、これにより膝痛になった可能性。このトリガーポイントに対して、指圧などすると良い。
- キーワード
- 宮村季浩膝痛の有訴者率およびその危険因子
72歳の銭場淳さん。原因不明の右耳付近の頭痛という症状について、ペインクリニック内科の医師が診察。結果、首の可動域が左に限って狭いと判明。原因は、体のバランスが常に崩れていること。そのバランスを首で補っており、痛みが生じていたと考えられる。いつもとは違う頭痛などがある場合、命に関わる病気につながる可能性も。
63歳の斎藤恵子さん。10回以上繰り返すぎっくり腰、ダンス中におきた左の股関節痛などの症状。ダンスを始めたのは10年ほど前。ペインクリニック内科の医師による診察の結果、左足の太ももとふくらはぎ、背中などに原因があると判明。痛みを伝える神経は脊髄に集中しており、背中などの痛みを脳が「ぎっくり腰が起きた」と勘違いしていた可能性。
63歳の斎藤恵子さん。10回以上繰り返すぎっくり腰、ダンス中におきた左の股関節痛などの症状。痛みの引き金となるトリガーポイントがあったのは、背中と左脚。遅すぎる夕食で内蔵が疲弊したこと、ダンスによる脚の疲労などが原因の可能性。内臓の影響で本来とは異なる部分に痛みが出る現象は「関連痛」と呼ばれ、危険な病気に繋がる可能性も。
痛みの引き金となるトリガーポイント。これが肩の正面や背面などにある場合、肩こりに繋がりうる可能性。
相田が20年以上悩んでいるという左肩甲骨の痛み。ペインクリニック内科の医師による診察の結果、原因は腕の付け根付近。腕を後ろに引く動作などの繰り返しで痛みが生じていた可能性。こうした体の痛みは、体にできた傷によって起こる「侵害受容性疼痛」、神経の圧迫や損傷で起こる「神経障害性疼痛」に分類されるが、これらに当てはまらない第3の痛みも存在。
痛覚変調性疼痛とは、体に痛みの原因がないのに痛みが現れる現象。2016年に提唱されたもので、過度な緊張やストレスで神経回路に異常が起こるなどして発症。全身に痛みを及ぼす重い病気に繋がる可能性も。
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- 痛覚変調性疼痛
痛覚変調性疼痛とは、体に痛みの原因がないのに痛みが現れる現象。肉体的・精神的ストレスにより全身の筋肉や関節に痛みを及ぼす「線維筋痛症」を発症する場合も。患者数は全国に200万人。子どもが発症する例も。ストレスの緩和、医師のサポート、生活習慣の改善、患者の意識改革などが重要。
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