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第43回 全国豊かな海づくり大会 ~おんせん県おおいた大会~の模様を放送していく。会場となる大分・別府市は温泉の源泉数・流出量が日本一の国際観光温泉文化都市などと伝えた。大会テーマは「つなぐバトン 豊かな海を次世代へ」だと発表した。
大分県の海は古くから地元の生活や産業と深く関わってきた。関さば・関あじは厳しい管理基準を満たしたものだけが認定されるブランド魚。瀬戸内海に広がる中津干潟では日本初の干潟でのかき養殖が始まり、新たなブランド「ひがた美人」として注目されている。リアス海岸では養殖が盛んであり、全国有数の生産量を誇るぶりは味や肉質に磨きをかけている。1981年の第1回 全国豊かな海づくり大会は大切な水産資源を次世代に引き継ぐために開催した。当時誓いの言葉を述べた一人である塩月は、水温が上がってきたこともあり水産資源は減少しているなどと語った。
今大会の会場となる別府湾では、特産品「城下かれい」が最盛期には年間20tほど獲れていたが、現在では1t以下となっている。原因の一つは気候変動によってアマモが減少していることにある。そこで小川は金属の重りに種をつけて泥で包む方法を考案し、種が流されずに発芽することが可能となった。小川は小学生を対象にした学習会も開き、次世代へ引き継ぐ活動になっている。
雨天の中開催された第43回 全国豊かな海づくり大会 ~おんせん県おおいた大会~。大会行事は大分市でも執り行われ、大分 iichikoグランシアタでの式典行事には天皇皇后両陛下がご出席なされ、その様子を紹介した。式典では豊かな海づくりに取り組んできた団体や個人が表彰された。さらに大分の海に関わる人々のメッセージが披露された。
第43回全国豊かな海づくり大会の様子を中継。別府市会場は天皇皇后両陛下を迎え海上歓迎行事と交流行事が行われた。大分県立別府翔青高校吹奏楽部による歓迎の演奏が行われ、全国の漁業関係者が招かれた。豊後潮太鼓が和太鼓を演奏。松浦漁港と同時で稚魚の放流が行われた。