- 出演者
- 井上二郎
北アルプスの景色。奥穂高岳・槍ヶ岳・立山連峰・剱岳の映像。
北アルプスの大自然の映像が流れた。
アメリカのトランプ大統領と、ロシアのプーチン大統領の首脳会談がアメリカ・アラスカ州で先程始まった。会談の冒頭の映像では、アメリカ・アラスカ州の最大都市アンカレッジにあるアメリカ軍の基地で、すでにトランプ大統領とプーチン大統領が着席している様子が映っていた。この会談は当初、トランプ大統領とプーチン大統領の1対1で行われる予定だったが、3対3へ変更されアメリカ側からはルビオ国務長官とウィトコフ特使が加わる予定とのこと。ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ロシア側からはラブロフ外相とウシャコフ大統領補佐官が同席すると明らかにしている。その後の拡大会談にはさらにベッセント財務長官とラトニック商務長官、ヘグセス国防長官とワイルズ大統領首席補佐官が参加するとのこと。会談の終了後には共同記者会見が予定されているとのこと。
現在行われている米露首脳会談の焦点は、ウクライナの停戦に向けて前進できるかどうか。ウクライナへの軍事侵攻が始まって約3年半、ウクライナでは首都キーウを始め各地で連日攻撃が行われている。停戦へ前進するのかについて、専門家は直ぐに停戦に結びつくかどうかは厳しいとコメントした。
アメリカアラスカ州・アンカレジから中継。会談についてホワイトハウスは、当初予定されていた2人の大統領による1対1の形式から、側近らを交えた3対3の形になったと明らかにしている。今回の会談の目標を停戦の実現ではなく、あくまでウクライナも交えた次の会談の実現に設定した形で、一定の成果を得やすくする狙いもあるものと見られる。
ロシア側について、プーチン大統領はロシアに有利な結果を得ることを最優先に会談に望んでいると見られる。大統領府の報道官はトランプ大統領との会談には、ウシャコフ補佐官とラブロフ外相も同席すると明らかにした。これまでに掌握したウクライナの領土を手放すことはありえないとの考え。ロシア側は今回の首脳会談を、あくまでも停戦に向けたプロセスの出発点と位置付けているが、譲歩の構えを見せない中でどのような提案を行うかも焦点となっている。
ウクライナ・キーウから中継。ウクライナにとって不利な内容にならないか慎重に見極めようとしている。何より警戒しているのが、アメリカとロシアの間で領土について話し合われること。これを回避しようとゼレンスキー大統領は、連日のように各国の首脳と電話で会談を行い。米露の会談直前の13日には、トランプ大統領も交えたオンラインでの会合で”ウクライナ抜きでウクライナに関することを決めないよう”訴えた。実際トランプ大統領は、アラスカ州に向かう専用機の中で土地の交換はウクライナが決めるべきとの考えを示し、これまでの外構努力が一定の成果を上げている可能性もある。
今日の今後の動きについて。アメリカのホワイトハウスによると、会談は二段階で行われる。始めに行われるのは、3対3の少人数会合。アメリカ側は、トランプ大統領・ルビオ国務長官・ウィトコフ特使が出席。露アシア側は、プーチン大統領とウシャコフ補佐官・ラブロフ外相が出席する。当初ロシア側はトランス大統領とプーチン大統領が通訳を介して2人だけで行う会談が行われると発表していたが、変更されたかたち。会談の進めかたをめぐっても既にアメリカとロシアの駆け引きが行われている。少人数会合の後、拡大会合が予定されている。そこには、アメリカ側はトランプ大統領の他、ルビオ国務長官、ウィトコフ特使に加えて、ベッセント財務長官、ラトニック商務長官、ヘグセス国防長官、ワイルズ大統領首席補佐官も参加する見通し。一方ロシア側は、ウシャコフ補佐官・ラブロフ外相、シルアノフ財務相、ベロウソフ国防相、ドミトリエフ大統領特別代表が参加すると見られている。会談の終了後には、共同会見も予定されているとしている。
米露首脳会談が日本時間の午前4時半ごろから、アメリカのアラスカ州で始まった。両首脳の対面での会談は、ロシアのウクライナ侵攻後初めてで和平に向けた停戦への進展を見いだせるかが焦点となる。会談の冒頭を撮影した映像では、トランプ大統領とプーチン大統領は互いにことばは交わしておらず、 報道陣からの質問にもほとんど答えなかった。