- 出演者
- 設楽統 浅野里香 満島真之介 池田直人(レインボー) 福田麻貴(3時のヒロイン) ジャンボたかお(レインボー)
今夜は、小田和正スペシャル。「ラブ・ストーリーは突然に」の歌詞をとことん読み解く。
オープニング映像。
今夜は、小田和正スペシャル。ゲストの福田は、昔から歌詞で聴くタイプだと話し。満島は、「実は人生で“小田和正”という1曲を歌っているのではないかと最近思っている」と話した。レインボーのジャンボたかおは、失恋した時も泣きながら曲を選ぶタイプなどと話していた。
1970年オフコースでデビューした小田和正。この頃、演歌や歌謡曲が中心の音楽界で、小田の楽曲は耳を奪う斬新さがあったという。音楽評論家のスージー鈴木は、当時の音楽界は激しさや雑味が音楽の快感というのが強かったが、それに対してきれいに研ぎ澄まされた音というイメージがあった。洗練された上品なサウンドが快感だと教えてくれたと語った。今回考察するのは、小田和正の最大のヒット曲「ラブ・ストーリーは突然に」。ソロで活動を始めて間もない1991年に発表した。スージー鈴木によると、この曲は社会現象にもなったと話し。当時、バブルは崩壊したがまだ名残もあって豊かな時代、若者は恋愛に熱中しており、歌詞の中には君を本当に守っていくという意志の強い言葉が見られる。
スタジオには「ラブ・ストーリーは突然に」の歌詞が登場。小田和正の描く世界観や当時の様子など、それぞれに語っていた。
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「ラブ・ストーリーは突然に」福田麻貴の考察。福田はまず、「空港ラブストーリー」だと読み解いたと話し。「君のためにつばさになる 君を守りつづける やわらかく 君をつつむ あの風になる」の歌詞を見て、飛行機を連想し舞台は空港。登場人物は、幼いころから飛行機が好きで、飛行機の部品をつくる町工場で働く青年のリク。客室乗務員のハルカの2人の物語。リクの複雑な心境から、2人の出会い、恋のライバルの存在など語っていた。
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福田麻貴×「ラブ・ストーリーは突然に」で考察した「空港ラブストーリー」のMVが流れた。
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「空港ラブストーリー」のMVを見て、ハッピーエンドに見えた物語が、最後に意味深なシーンがありスタジオがざわついていた。その部分について福田は、リクの恋敵であるコウイチは航空会社の幹部で、リクの町工場と取引しておりハルカとリクが結ばれたことで町工場は倒産してしまうという恋の障壁の部分も描いていたとのこと。
ここで、ドラマ「東京ラブストーリー」でヒロインを演じた鈴木保奈美からメッセージが届いた。鈴木保奈美の“考察”は、今は会えない彼女に対する切ない思いの歌詞なのではと話し、「あの日 あの時 あの場所で」と、とても印象的な歌詞でありつつ、男性の独りよがり的にも感じていると言い。素晴らしい恋愛だったけど、今は一緒にいないんじゃないかと取れるとのことだった。
鈴木保奈美から、スタジオゲストの3組にメッセージ。言葉が無責任に流れていってしまう今の時代に、こうして一行一行考えることはとても良いこと。自分たちに与えられた美しい日本語を自由にプレゼンしてくださいと話した。
「ラブ・ストーリーは突然に」レインボーの考察。レインボーは「スカシ男の悲しき恋」だと考察した。まず2人は東京ラブストーリーからの決別をし、冒頭の2行で“スカシ男”なのではと考えたという。主人公は28歳の売れない俳優・新。彼が思いを寄せるのは、24歳花屋で働く莉子。物語の中でタイムリープが起こり、未来の自分が大事な事を伝えに来る。新はそれを聞いて、未来を変える決心をするという考察だった。
レインボー×「ラブ・ストーリーは突然に」で考察した、「スカシ男の悲しき恋」のMVが流れた。
レインボー考察の「スカシ男の悲しき恋」のMVを見て、設楽が「いい!」と絶賛していた。彼女が助かっても、2人が結ばれることはないところがまた良いと話した。
ここからは小田和正の名曲を紹介。2002年発表の「キラキラ」、一番のパンチラインは「明日の涙は 明日流せばいい」。いい意味で刹那的だとスージー鈴木は語った。2005年発表の「たしかなこと」は、バブル崩壊後の日本で悲しみの末に出てくる小さな幸せを愛でて、慈しんで。ハレじゃないケの日を機嫌よく生きていこうというイメージとのこと。
「ラブ・ストーリーは突然に」満島真之介の考察。タイトルは「愛は鼓動とともに」。「浮かんでは 消えてゆく ありふれた言葉だけ」の歌詞を見て、夜空の星を思い浮かべたと言い。小さな星の揺らぎから鼓動を連想し、そこから違う星に生きる二つの命を考えたとのこと。主人公は、違う惑星に生きている少年。地球に住む人間の鼓動を数える仕事に就いている彼は、地球に住む重い心臓の疾患を抱えた女の子の担当となる。彼女は自分の命の終わりが近いことを察している、彼女の命がつきた時に彼は自分の気持ちに気付き大きな決断をする。
満島真之介×「ラブ・ストーリーは突然に」で考察した、「愛は鼓動とともに」のMVが流れた。
満島がこの楽曲から受け取った一番のことは“誰かの想いを背負って光り続ける”ということ。今生きる全ての命に伝わるメッセージだと思っていると語った。
番組を通して、言葉の受け取り方は無限大だと感じた、冒頭のイントロの感じ方だけでも多種多様だったなどの感想が上がり。ジャンボは番組冒頭で「順位をつけてください」と言ったのが“やぼな男”だったと感じたと話した。ここで設楽は実は順位を考えていたと話し、全員2位だと発表し笑いを誘っていた。
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