2026年6月3日放送 1:20 - 2:20 フジテレビ

君たちは、どう演ずるか?〜名優たちから若き俳優たちへの提言〜
【市村正親】

出演者
杉田成道 市村正親 
(オープニング)
オープニング
(君たちは、どう演ずるか?)
市村正親 “生い立ち”

市村正親を迎え、若き俳優たちに演ずるとは何か?を語る。市村正親の生い立ちから。市村正親は、1949年、農家出身の両親のもとに生まれた、母親は居酒屋を営み、父親は、農家の家を捨てて、様々な事業を経て、ローカル新聞を立ち上げた、幼い頃は、埼玉・川越の山車祭りの白狐に憧れ、母親の居酒屋で、酒の一升枡の上に乗って踊っていた、高校3年生から演劇部に入り、芝居に熱中した、劇団民藝の舞台「オットーと呼ばれる日本人」を見て、他人の人生を生きることで商売になるなら、こんな面白い仕事はないと思い、舞台芸術学院に進学した、講師として来校した俳優の西村晃の付き人を1か月することになった、その後、21~24歳の間、西村晃の付き人生活を送ったなどと話した。市村正親は、付き人を辞め、新宿コマの小川亜矢子バレエスタジオに通っていたところ、劇団四季のオーディションを勧められ、役名ではなく、「群衆」や「使徒」に志願して応募した、オーディションに合格し、「ヘロデ王」と「群衆」の役をもらった、その後、病気になった俳優の代わりに、劇団四季の「ゆかいなどろぼうたち」に出演したことをきっかけに、浅利慶太から誘われ、劇団四季に入団した、劇団四季には17年間在籍した、鹿賀丈史を太陽の俳優とするなら、自分は月の俳優、月の俳優は、柔道では投げられる側、負けてもいいという物悲しさがある、最初の役を絶対にうまくこなさない限りは、次は来ない、毎回毎回がオーディションで、どこで誰が見ているかわからない、「オペラ座の怪人」では、最初に受けたラウルという役のオーディションに落ちたが、ファントムのオーディションを受けられることになった、オーディション前日、初代ファントムの面を外したときの写真を見て、市川猿之助の「黒塚」を思い浮かべ、演技の着想を得た、オーディションは合格、演出家が評価したのは、歌ではなく、目だった、目がファントムだったと言われた、42歳のとき、劇団から、ファントムを降りて、別の作品に出演するよう言われた、そのことをきっかけに、劇団が劇団ではなく、会社になってきたと感じ、退団を決めた、退団後、東宝の「ミス・サイゴン」でエンジニア役を絶対に取ると野望を抱いて、オーディションに臨み、エンジニア役に合格したなどと話した。

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演出家 浅利慶太/演出家 蜷川幸雄

演出家について。浅利慶太さんについて市村さんは「こんな名演出家はいない、自分でやって見せる」「芝居をしっかり見てくれるから信頼できる」と話した。蜷川幸雄さんについて市村さんは「アイデアを役者が考えておかなきゃいけないということを仕込んでくれたから、他の芝居でだめな演出だったときにこっちで作品を作っていかなきゃいけないんだと思った作品があった」などと話した。

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市村正親との対話。

市村正親との対話。俳優を辞めたいと思うほど追い詰められた時期はあったのか、もしあればそれをどう乗り越えたのかとの質問に対し、市村正親はやめようと思ったことは1度もないという。ただ、日生劇場で青い鳥をやっている時、チルチルを演じたが、千秋楽近くで演出家にそんな演出した覚えはないと言われたことがあったという。周りからはやめると思われていたと思うが自身には辞めるという選択はなかったと市村正親は話した。質問者の古庄奈々夏は俳優という職業について辛い役や苦しい役を演じると自分も影響を受けてしまい疲れてしまうことがあるが、芝居への熱を忘れないようにしていきたいと市村正親の話を受けてコメントしていた。 

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役作りについての質問。どういうところを最初にピックアップして作っていくのかという質問に対し、市村正親は、エノケンをやった時にエノケンは、背が小さくダミ声。エノケンの真似ではなく、エノケンを生きるとするとあの声をやると1か月保たないから自身の声でいいと思った、ただエノケンが舞台を愛しているという気持ちを自分の中で膨らませていけばエノケンになっていくなどと話した。いろいろなことを探っていくうちに螺旋階段をあがっていくようにそこになっていくなどと話した。

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ホリプロ音楽劇『エノケン』

市村正親との対話。今までの俳優人生の中で悩んだこと、後悔したことについて質問があり、市村正親はすんなり入れる役とそうではない役があり、すんなり入れない時には自分の引き出しがないなどと話した。家康と按針をやった時には家康を演じたが、山岡荘八の徳川家康を読んだという。難しいと思った時に時代背景やそれにまつわる本や映画を見たり聞いたりするのは楽しい、自分で見つけることも大切、人から与えてもらうことも必要などと話した。いろんなところから情報を得てある瞬間にわかることもあるなどと話した。昔と今で変わったところなどを問われ、市村正親は、何度も再現する機会を得ており、スクルージは最初にやったのは46歳頃だったが、当初は1時間くらいかけてメイクして老けていたが、最近は15分くらいでメイクできるとし、46の時のスクルージと去年くらいのスクルージではぜんぜん違う、年月を挟んで再演していくとその間に考え方に変化があり、芝居のセリフが自分の実感になることがあるといい、芝居は生き物だから、自分が気づいた時に言い方が変わると指摘。テンポについても自分1人の力ではないと指摘。人のセリフを聞いているといいテンポになるし聞けないとよくないなどと話した。

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舞台本番で大事にしていることは?「相手役の台詞に集中する。目で見る文字と聞こえてくる言葉は違う。耳で聞いて言われたことに対して言える訓練というのは一番必要。それが強いて言えば芝居の楽しさ」と答えた。本番までに100%完璧に作り?「完璧じゃない。どこまで生きれたか。舞台の上では盗むのは罪悪じゃない」と答えた。また、「演技とは蓮の上の水玉のようなもの」との言葉を紹介し、何かは言わないとしつつ、いつか分かった時はそれは自分のものになると伝えた。次世代の俳優たちに市村正親が伝えたいこと。「悩むってことは大事なことだし素敵なこと、大いに悩んで大いに楽しんで。道は甘くはないけれども必ず道はそこにある」等と話した。

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(エンディング)
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TVerとFODで配信。

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