- 出演者
- 小木逸平 大越健介 ヒロド歩美 所村武蔵 荒井理咲子 細川栞
オープニング映像。
握手を交わす米中のトップ。北京で2人が固く手を握るのは8年半ぶりだが、前回とは双方の力関係に微妙な変化がみられた。中国国営の新華社通信によると、首脳会談で習近平主席は台湾問題について「適切に処理できなければ、両国関係を危険な状態に追い込む」と警告。しかしホワイトハウスは声明の中でこのテーマに一切触れておらず、トランプ大統領も沈黙している。今夜開かれた習近平国家主席とトランプ大統領の晩餐会では、2つの大国の力関係の変化が見えてきた。
米中首脳会談が行われる人民大会堂前の広場では、両国の国旗や花を手にした子どもたちがレッドカーペットの前に並び歓声をあげた。しかし習主席とトランプ大統領の姿はない。これはリハーサルで、両首脳が姿を見せたのはこの約30分後。数え切れないほどのバイクに先導され大統領専用車の「ビースト」が広場に滑り込むと、待ち受けた習主席と握手を交わした。2人はこのまま歓迎式典に。「捧げ銃」という敬礼で出迎える儀仗隊の前を過ぎた後に待っていたのは、あの子どもたちだった。入念なリハーサルのかいもあったか、トランプ大統領は満足気だった。トランプ大統領は首脳会談の冒頭で「中国とあなたの偉業に敬服する。あなたは偉大な指導者だと私は皆に言っている」と、習主席を持ち上げた。しかし対する習主席は「中米両国が“トゥキディデスの罠”を乗り越えられるのか、大国間の新しいモデルを切り開けるか。これらは歴史の問い、世界の問い、人々の問いといえる」などと語った。古代ギリシャの歴史家・トゥキディデスは、当時の覇権国「スパルタ」が新興国「アテネ」の台頭におびえ大戦争に陥っていく様子を詳細に記述した。そこから既存の大国と急速に台頭する大国は戦争が避けられない関係になってしまうことを、“トゥキディデスの罠”と呼ぶ。国営・新華社通信によれば、記者団が退出した後に習主席は「台湾問題は両国の関係において最も重要だ。適切に処理すれば両国関係は安定を保つことができる。しかし適切に処理できなければ両国は対立し、さらには衝突し非常に危険な状況に陥る」と踏み込んだという。トランプ大統領がどう応じたかは、中国側もアメリカ側も明らかにしていない。
その後両首脳は、北京市内にある世界遺産「天壇公園」へ。歴代の皇帝が祈りを捧げた特別な場所で、当初は友好ムードを演出する狙いがあるとみられていた。しかし肩を並べて歩く2人に笑顔はなかった。同行していたイギリス「デイリー・メール」のラーシュ記者は「会談後のトランプ氏は明らかに態度が変わった。天壇を訪れた時はさほど友好的な空気ではなく、不機嫌そうで笑顔が少なくほとんど話しかけなかった」などと語った。2人はいったんカメラの前で立ち止まるが、記者の台湾問題に関する問いかけには無言を貫いた。海外メディアは別室での待機を命じられ中国メディアは中での様子を撮影したが、何を話されたのかやどのような雰囲気だったのかなど詳しいことはわかっていない。ホワイトハウスが発表した声明には台湾への言及はなく、両首脳は「ホルムズ海峡の開放の必要性」や「イランの核兵器保有はあってはならない」という認識などで一致をみたと説明した。
夜には公式晩餐会が始まった。会場にはトランプ政権の閣僚だけでなく、イーロン・マスク氏ら企業トップの姿もあった。まずスピーチに立ったのは習主席で、儀礼的な挨拶の後に中国とアメリカの歴史や人口の違いについて語った。一方トランプ大統領は感謝の言葉を繰り返したうえで、9月24日に習主席夫妻をホワイトハウスに招待する意向を表明した。トランプ大統領はあす昼食会などをこなし、帰国の途につく。
今回の米中首脳会談で、習近平国家主席の言葉からは「世界の安定に欠かせないのは中国とアメリカの2大国だ」という強い自負心を感じた。習主席は会談の冒頭で「トゥキディデスの罠」に言及した。これは支配的な大国と新興国との間で恐怖や疑心暗鬼が広がり、最終的に戦争避けられな関係になってしまうことを指す。習主席は会談で「中米両国はトゥキディデスの罠を乗り越え、大国間の新たなモデルを切り開けるかどうか」と述べた。つまり争いを避け、互いに協力して安定をもたらすことが大国の指導者の責務だという趣旨の話をした。先程行われた晩餐会でも、習主席は「中米関係の安定は世界の80億人にとってもいいことだ」などと語った。また習主席は台湾問題について「適切に処理できなければ両国は対立しさらには衝突し、非常に危険な状況に陥る。台湾独立と台湾海峡の平和は両立しない。台湾海峡の平和と安定を維持することは、両国の最大の共通点だ」などと牽制した(新華社通信)。一方でアメリカ側の声明では、台湾問題について触れていない。詳細に触れたのはイラン問題で、「ホルムズ海峡が開放された状態を維持しなければならないことで合意した。習主席はホルムズ海峡の軍事化や通航料聴取に対する中国の反対を明確にし、アメリカの石油をさらに購入することに関心を示した。両国はイランが核兵器を保有することは決してあってはならないという点で合意した」と成果をアピールした(ホワイトハウスの声明)。対する中国側の報道では、イラン問題の詳細については触れていない。
中国・北京から中継で、中国総局長の冨坂範明がリポート。中国の大国意識は確実に高まっている。会談で習近平国家主席は「建設的戦略安定関係」という新たな概念を打ち出した。これは米中関係の枠組みで競争ではなく協力で大国同士の関係を安定させ、アメリカもこれに同意したとしている。また晩餐会では「世界の80億人に我々が関わる」と述べた。米中が世界にとって大切なので、アメリカと中国が責任を持って世界を管理していこうと定義したものとも言える。台湾問題について「アメリカにとっても危険だ」という習主席の発言はある意味脅しのようなもので、かなり強い発言。少なくとも去年の秋に韓国・釜山で会談したときには、このような内容は発表に含まれなかった。また中国政府は今回メディアを使って、台湾問題についてアメリカへの強い牽制を国内向けにもアピールしている。早く国民に向け台湾問題について強く出たと知らせたかった様子で、それだけ会談では譲れないトピックだったよう。
アメリカ・ワシントンから中継で、ワシントン支局長の梶川幸司がリポート。アメリカ側の声明はイラン情勢の長期化を懸念するアメリカの世論やマーケットへ向けて会談の成果をアピールした形だが、この程度の内容でイランがたじろぐはずもなく、ホルムズ海峡の膠着状態に進展があったとはとても言えない。トランプ大統領はこの行き詰まった状態を打開するため、習主席から何らかの協力を引き出したい思惑があったはずで、本音では中国に当面の間イラン産の原油を買わないよう確約させたかったのではないか。アメリカは現在イランへの経済的な圧迫を強めることで譲歩を迫ろうとしており、中国からもイランに圧力を加えて欲しかったがその目論見は不発に終わった。トランプ大統領の主たる目的は、中間選挙へ向けて経済的な成果を上げることにあった。それを中国から確実に引き出すためにも、習近平主席にアメリカに9月に来てもらい会談を重ねる必要がある。ホワイトハウスとしては台湾をめぐる議論がどうだったのか、ことさらにアメリカの立場を説明することはプラスに働かないと判断した可能性がある。今回台湾に関して何らかの譲歩をしてしまうのではないかという懸念があったが、アメリカ国内では中国に対抗しようという認識が超党派のコンセンサスとしてあり、安易な譲歩はトランプ大統領の政治的立場を弱めかねない恐れがあった。中国にもアメリカの政治情勢にも配慮し、今回台湾については言及しないという判断になったとみられる。
トランプ大統領を“国賓以上”とも形容される待遇で迎え、米中関係の新時代を印象付けた習近平国家主席。友好ムードを演出する中で、釘を差したのは台湾問題だった。習主席の「適切に処理できなければ米中は非常に危険な状況に陥る」という発言は、中国の軍事的脅威にさらされ緊張関係の続く頼清徳政権にとって何を意味するのか。頼政権は去年、大規模な防衛強化策を打ち出していた。防衛費をGDP比5%に引き上げ、今後8年間で6兆円を超える特別予算を組むことを目指している。その柱の1つが、ウクライナでも投入されているロケット砲システム「ハイマース」や対戦車ミサイル「ジャベリン」をアメリカから調達すること。もう1つの柱がドローンで、台湾軍のメディアは「台湾軍はドローンによる防衛技術をかつてない速さで前進させている」などと伝えている。圧倒的な軍事力の差を低コストのドローン技術で埋めることは、ウクライナやイランなど現代の非対称戦での戦い方。頼政権は今後8年間でドローン20万機を調達する計画を掲げた。技術開発を加速させるドローンメーカー「雷虎科技」は、有事となれば供給が止まるであろう中国製の部品無しで製造するべくサプライチェーンを組み替えた。アメリカの長射程自爆ドローンをモデルにした攻撃機も開発中だという。
頼総統肝煎りの防衛強化策は、すでに大きな壁に直面している。議会は野党が過半数を占めねじれの状態にあり、可決された防衛特別予算は与党案から4割近く減額されたものだった。アメリカからの武器調達は手当されるが、ドローン20万機の購入改革は白紙となった。圧力を強める中国との向き合い方は、与野党の間で大きな温度差がある。最大野党「国民党」のトップは先月訪中し、習主席と会談した。中国との関係改善を求める世論は一定程度あることの証左と言えそう。そもそも軍事力において中国は台湾に桁違いの差をつけており、現在のドローン戦争への備えも抜かりない。中国は民生用ドローンで世界シェアの7割以上を握り、業界を牽引してきた。この技術力が戦場で使われれば、大いなる脅威となる。去年12月に初飛行した新型ドローンは「九天」は航続距離が7000kmで、最長12時間飛行できる大型機。機体の腹部分には様々な物を積むことができ、自爆ドローン100機を空中発射することが可能だという。きょう軍の病院を視察した頼総統は、台湾をめぐる習主席の発言に今のところ公式な反応は見せていない。対中政策を担う大陸委員会の梁文傑副主任委員は「発言に特に意外性はない。『台湾問題が最重要課題』という発言も想定内。人々が求めているのは台湾の現状維持。真の危機は現状を破壊しようとする中国にある」などとした。一方野党の国民党・牛煦庭立法委員は「米中両大国の間で生き残るのは、極めて難しい課題。適切な危機管理で戦争を回避し平和を確保することは、台湾の人々だけでなく世界各国の利益にも合致する」などと語った。
台湾にとって今回の米中首脳会談は、中国からの威圧感が一層強くなったと感じるものだったかもしれない。二国間のトップ会談でその内容と結果について双方の説明が微妙に食い違うことは、決して珍しいことではない。しかし今回の米中首脳会談ほどズレが目立つケースは珍しい。特に台湾問題についての温度差、行き違いが非常に大きい。会談の詳細はまだ明らかになっていないが、饒舌な中国に対して寡黙なアメリカという意外な構図となった。イランへの唐突な攻撃などで超大国アメリカの国際的な信用が低下する中で、相対的に中国の存在感が大きくなりつつある現実を国際社会に印象付ける1日だった。
栃木県上三川町で午前9時半ごろ、「強盗が入って家族がバールで殴られた。犯人は駆け足で逃げた」と110番通報があった。家の中から突然、女性の悲鳴が聞こえたという。自宅の別の場所にいた夫が長男と次男に連絡し、2人が駆け付けると黒の目出し帽をかぶった人物と鉢合わせし、バールのようなもので殴られたという。40代の長男は耳から出血し、30代の次男も側頭部から出血するなどけがをした。69歳の女性は搬送先の病院で死亡が確認された。自宅には物色されたあとがあり、女性の胸には刺し傷があったという。近くでは事件前後に不審な人物が目撃されていた。午前9時半に田園地帯で何が起きていたのか。
先ほど強盗殺人の疑いで逮捕された16歳の少年は現場近くで確保され、「強盗に関わった」などと話しているという。少年と被害者との間に面識はなかったとみられ、トクリュウの可能性を視野に捜査が進められている。警察は事件に関わった人物は少なくとも他に2人いるとみて行方を追っている。
栃木県で複数人が住宅に押し入り69歳の女性が殺害された。現場付近では先月から不審な人物の目撃があり、警戒が続いてきた。加えて被害に遭った住宅は敷地全体が塀に囲まれ、簡単には超えることができないような高さの塀。更に敷地内には複数台の防犯カメラがあり、防犯対策が施された住宅に強盗が入ったことを近隣住民は信じられなかった様子。この強盗に関与したとして自称16歳の少年が逮捕されたが、未だ関係した人物が複数人逃走しており近隣住民は不安を口にしていた。
衆議院の憲法審査会で自民党議員が口にしたのは感謝の言葉だった。感謝の相手は衆議院法制局と憲法審査会の事務局で、議員側の要望に基づき緊急事態情報のイメージ案なるものを作ったためだった。イメージ案では緊急事態において選挙困難事態を内閣が国会の事前承認の上認定、その事前承認のためなどに議員の任期を延長できるとしている。任期の延長には慎重論や反対意見が相次いだ。イメージ案には緊急政令の新設も盛り込まれた。改憲を目指す日本維新の会はイメージ案が出たこをもって先を急ぎたい考え。
広島県呉市の船の解体現場で火災が発生。廃船や廃材などが燃えているという。海上保安庁も出動し海・陸の双方から消火活動が続けられていて、市は356世帯650人に避難指示を出した。けが人の情報はないとのことだが、鎮火の目途はたっていない。
日本関係船舶1隻がホルムズ海峡を通過した。通過したのは石油元売り最大手「ENEOSホールディングス」のグループ会社の大型石油タンカー。ENEOSは乗船している日本人4人の体調に問題はなく「安全な通過が実現できた」としている。茂木外務大臣は「イラン側に通航料は支払っていない」としている。
自動車大手の「ホンダ」は上々以来初の赤字となった。ホンダが発表した2025年度の決算は最終損益が4239億円の赤字(前年は8358億円の黒字)に転落。主な要因は北米で生産予定だったEVの開発中止など戦略の見直しに伴う損失の計上。
テレビ朝日屋上から気象情報を伝えた。
ロサンゼルス・ドジャース×サンフランシスコ・ジャイアンツ。4連敗中のドジャース、大谷翔平が連敗ストップをかけ7度目の先発マウンド。打線は大谷が投げている時、3回エスピナルが今季第1号で先制。更に大谷に代わりきょう1番に入ったベッツは2者連続ホームラン。打席に立たない大谷を援護する。この日大谷は7回無失点で防御力はメジャー唯一の0点台。1か月ぶりとなる3勝目をあげた。 一方打者としては去年に比べちょっと物足りない大谷だが、「今が一番良いと思っていますし、まだまだ若いと思っているので頑張りたい」とコメント。
