2025年3月30日放送 0:00 - 0:27 NHK総合

大切なことは火星がおしえてくれた

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(オープニング)
番組紹介

人類は火星への進出を目指そうとしている。重力は1/3、大気のほとんどは二酸化炭素で、巨大な砂嵐も発生するのに、なぜ、魅了される人々がいるのか。

(大切なことは火星がおしえてくれた)
人類は宇宙でひとりぼっちなのか

20世紀の科学者、パーシバル・ローウェルは天文学者のスキアパレッリが描いた火星地図に魅了され、火星観測に明け暮れた。「火星人が運河を作った」、「彼らは肉体の限界を超えるほどの頭脳を持つはず」などと主張し、H・G・ウェルズらの想像力を刺激した。2021年、火星に着陸したパーシビアランスは移動しつつ、撮影した写真を地球へ送信。ケン・ファーリー氏は岩石の写真からリン酸塩の存在を目にし、生命活動があった可能性を唱える。さらに火星では「火震」という大地の揺れが起きていて、探査機の観測データから深さ10~20kmのところに液体の水があることが示唆された。広島大学の片山郁夫教授は「生命がいてもおかしくない」と話す。日本は火星の衛星であるフォボスに探査機を着陸させ、採取したサンプルを持ち帰りたいとしている。

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インサイトジョヴァンニ・スキアパレッリハーバート・ジョージ・ウェルズパーシバル・ローウェルパーシビアランスフォボス広島大学
人類が潜在的に持つ”強さ“

NASAは火星で生活することを想定し、実験施設を作った。378日間にわたって隔離生活が行われ、最初に持ち込んだもの以外に補給はなく、地球と火星との間の通信のタイムラグも再現された。参加者の1人がケリー・ハストン氏で、人間には課題、困難を克服する能力を潜在的に持っていると実感したという。

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アメリカ航空宇宙局
新アイデアは無謀な挑戦から!?

マサチューセッツ工科大学では火星の大気にある二酸化炭素から酸素を作り出そうとしていて、21年に行われた実験では10時間にわたって酸素を生成できた。人が5時間生きられる量だったという。また、カリフォルニア大学のロバート・ジンカーソン氏は植物が育つ仕組みに立ち返り、酢酸を与えれば栄養を作り出せると考えた。暗闇でも野菜が育ち、光合成よりもエネルギー効率が高かったという。宇宙生物学者のリン・ロスチャイルド氏は菌糸の可能性に着目する。火星環境の砂、菌類を使い、現地で居住空間を作ろうとしていて、菌糸は僅かな栄養で成長を続ける他、自己修復機能も有する。建築家のマウアー氏は菌糸を使えば廃棄される木材などを利用し、作った建築資材で家を建てられるという。菌糸は二酸化炭素を吸収する性質があるので、地球の温室効果ガス削減につながる可能性があるという。

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カリフォルニア大学パーシビアランスマサチューセッツ工科大学

アラブ首長国連邦は火星に60万人都市、民間企業は100万都市を作るという目標を掲げる。新型ロケットの開発も進み、23年から飛行実験が行われている。

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アラブ首長国連邦スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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