20世紀の科学者、パーシバル・ローウェルは天文学者のスキアパレッリが描いた火星地図に魅了され、火星観測に明け暮れた。「火星人が運河を作った」、「彼らは肉体の限界を超えるほどの頭脳を持つはず」などと主張し、H・G・ウェルズらの想像力を刺激した。2021年、火星に着陸したパーシビアランスは移動しつつ、撮影した写真を地球へ送信。ケン・ファーリー氏は岩石の写真からリン酸塩の存在を目にし、生命活動があった可能性を唱える。さらに火星では「火震」という大地の揺れが起きていて、探査機の観測データから深さ10~20kmのところに液体の水があることが示唆された。広島大学の片山郁夫教授は「生命がいてもおかしくない」と話す。日本は火星の衛星であるフォボスに探査機を着陸させ、採取したサンプルを持ち帰りたいとしている。