- 出演者
- 松重豊
京都・大徳寺。鎌倉時代末に創建され、本朝無双之禅苑と称された。今年開創700年を迎える。開山は大燈国師。仏教絵画をはじめ数々の名宝が伝えられてきた。俳優・松重豊が大徳寺を訪ね、禅の神髄に迫る。
松重豊が大徳寺を訪れた。法堂の天井には狩野探幽が手掛けた幅16mの雲龍図が描かれている。大徳寺は臨済宗大徳寺派の大本山。創建以来700年にわたり禅の宝塔を守り継いできた。
大徳寺を開いた大燈国師の肖像画を紹介。鎌倉時代末期は国が乱れ、大燈国師は生涯を通して苛烈な修行に身を置いた。後醍醐天皇の庇護を受け、1326年に大徳寺を開創。後醍醐天皇は大徳寺を本朝無双之禅苑と称えた。大徳寺には大燈国師が最期に身に着けていたという血染めの衣が伝わっている。今年4月、東京国立博物館の研究員による調査が行われ、衣の肩口と裾の辺りに血しぶきのような痕跡が見つかった。
大徳寺には中国伝来の名画が数多く伝わっている。東洋絵画の最高峰と称えられる観音猿鶴図を紹介。13世紀に中国で活躍した禅僧画家・牧谿の最高傑作といわれる。大徳寺の塔頭・真珠庵は一休宗純を開祖として建てられた。一休宗純は応仁の乱で荒廃した大徳寺の復興に尽力。人間味あふれる生きざまで民衆に慕われた。松重豊は座禅を行った。
大徳寺の三門は千利休が2階部分を寄進した。その功績を称えて利休像が安置されたが、それが豊臣秀吉の怒りを買い、切腹の原因になったともいわれる。今ある像は江戸時代~明治時代にかけて作られたもの。千利休は茶の湯に禅の精神を取り込み、わび茶を大成。大徳寺は茶の湯文化の聖地となった。孤篷庵に天下人が愛した茶碗の名品が伝わっている。
エンディング映像。
大徳寺本朝無双之禅苑の告知。
