2024年3月10日放送 19:00 - 20:56 テレビ朝日

大改造!!劇的ビフォーアフター
2時間SP 京都の伝統と家族つなぐ「100歳の家」

出演者
所ジョージ 江口ともみ 川島海荷 山下健二郎(三代目J Soul Brothers) 
(大改造!!劇的ビフォーアフター)
百歳の母が長男夫婦との同居を決意 清水焼の絵付け工房 兼 住宅を大改造

今回は京都で一人暮らしをしている久世さんの家。長男の一世さんは妻の幸子さんと歩いて5分ほどの自宅から久世さんの家に通っている。今回はこの家をリフォームして長男夫婦が同居することにした。タッグを組んでリフォームする魔裟斗と一級建築士の西濱さんが久世さんの家を訪ねた。家には63キロもあるニューファンドランドの海がいた。カナダでは水難救助犬として活躍する大型犬。16年前に肺がんを患った一世さんの散歩の相棒にと、長男にプレゼントしてもらったアロアが初代で海は2代目。また新たに同じ犬種をもう1匹飼うことにした。暑さには弱く、2頭は一緒に冷たいタイルの玄関を占領していた。久世さんは今も自分で選択しているが洗濯機は室外にあった。元々は2階にあったが高齢のため1階に移設した。台所では窓の前に塀があり外光が入らなかった。風呂場は冷たいタイルで、洗濯機を置くスペースはなかった。トイレは久世さんの寝室からは遠い場所で、小さな段差もあった。一世さんの父・勤さんは京都で清水焼の工房を開いた。一世さんは跡を継いで絵付師となり如水の雅号で活躍し、現代の名工の表彰を受けた。家は絵付け工房を兼ねていた。絵付け場は2階で、1階の窯場へ運ぶためには急階段を降りなければいけなかった。リフォーム予算は1500万円。

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カナダコンパス建築工房京都市(京都)加藤勤清水焼肺がん
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

母方の曾祖父が四代・清水六平衛だという山下は「運命を感じた」と話した。今回の依頼物件は築60年の木造2階建て。100歳の母親が1人暮らしで、清水焼の絵付け工房兼住宅で、リフォーム後は長男夫婦が同居予定。挑む匠は三次元の冒険家こと西濱さん。スタジオでリフォームプランを予想した。

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清水六平衛[4代目]清水焼肺がん
(大改造!!劇的ビフォーアフター)
百歳の母が長男夫婦との同居を決意 清水焼の絵付け工房 兼 住宅を大改造

リフォーム初日、家では一世さんが匠とともに器の整理をしていた。絵の具は器で蓋をしたまま梱包し、リフォーム期間中仮の作業場に運ぶ。魔裟斗は急階段を上り下りして荷物を運び出した。手伝いの尼神インター渚も到着。封筒からは亡き夫、勤さんの若い頃の写真が出てきた。62年前に絵付師として独立し自宅兼工房を構えた。久世さんは24歳で勤さんと結婚した。久世さんは工事中、介護施設に一時入居し完成の日を待つ。手すりやステップなどの介護用品は取り外して返却。古いベッドも撤去した。

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コンパス建築工房加藤勤清水焼

荷物の運び出しが終わり、家の中の解体が始まった。仏間の垂れ壁を壊すと、寝室との間仕切り壁も取り払った。庭に面した広い縁側の床を解体し、下地の床組まで取り払った。古い水回りも撤去し、1階のすべての壁がなくなった。外壁は電動ノコギリで切れ目を入れるとモルタルを剥がし、下地の板まで取り払った。縁側の掃き出し窓の横に幅90センチの開口を設けた。構造を強化するために梁を掛け、両端に支える太い柱を建てた。巨大な枠を大きく広げた開口に設置し巨大な窓をはめると、庭が大きくキレイに見えるようになった。窓はトリプルガラスでガラスの間には断熱性の高いアルゴンガスが入っている。表面を特殊な金属膜でコーティングしたLow-Eガラスを使っている。

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Low-Eガラス

大きくなった窓の内側、床下の土がむき出しになった地面を防湿シートで覆い格子状の鉄筋を敷き詰めた。生コンクリートを鉄筋の上に流した。強烈な暑さの中、魔裟斗は20往復以上生コンクリートを運んだ。コンクリートが固まると、その上に磁器タイルと敷きつめ敷居と同じ高さにした。かつて縁側と段差があった玄関土間が、段差のない7畳の土間に生まれ変わった。土間から20センチ上がった床には断熱材を並べた。古紙を繊維状にした断熱材「セルロースファイバー」を壁にはった不織布シートの中に入れ、暑い夏、寒い冬でも快適に過ごせるようにした。天井にはグラスウールの断熱材を入れて石膏ボードで塞ぎ、部屋全部を断熱材で包んだ。かつて仏間だった空間はアイランドキッチンを設置したLDKに生まれ変わった。キッチン正面の壁には幅43センチ高さ15センチの穴をあけた。スタジオでは何のための穴かを予想した。

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グラスウールセルロースファイバー

西濱さんは一世さんと幸子さん夫婦とニューファンドランド2頭を淡路島にある自身のセカンドハウスに招待した。2年前、祖母が住んでいた土地の前に立つ隣家の離れを買ってリフォームした。西濱さんは玉砂利が広がる新五色浜で犬に遊んでもらおうと考えていた。またコロナ禍で閉鎖した海の家を西濱さんがリフォームして再生させ、2人の娘がイタリアンレストランを運営している。2階は1日1組限定で泊まれる貸別荘となっており、西濱さんはここに泊まってもらおうと招待した。2頭は海で思う存分泳ぎ、夫婦は淡路島を満喫した。

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HOSTEL NINIROOM名栗左京区(京都)新五色浜洲本市(兵庫)淡路島

工事も終盤となった。内装の仕上げで壁に珪藻土を塗っていた。厚さ5ミリのクッション材と表面が網目状になったフロアシートを床に貼っていった。滑らないよう手斧で表面を削る名栗加工が施された手すりを設置した。その下にあけていた幅43センチ高さ15センチの穴にはビデオデッキを設置した。壁には壁掛けテレビを設置する。テレビ台を置くと邪魔になってしまうため導線上の障害を排除した。続いて玄関前の花壇を解体した。スタジオでは花壇の場所に何を設置するか予想した。

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名栗

玄関前の花壇を解体すると、穴をあけて鉄筋を打ち込んだ。型枠を組み中に生コンクリートを20センチの高さまで入れて固めると、コンクリートの囲いができた。塩ビ管に穴をあけ、水道管に接続。玉砂利を囲いの中に敷き詰めると犬の洗い場として使うシャワースペースが完成した。底は栓ができるため犬が体を冷やす水盤にもなる。

リフォーム後の住宅を映像で伝えた。玄関の前には版画家・徳力富吉郎に書いてもらった暖簾をかけ、新たに犬の洗い場ができた。暖簾をくぐり通路を進むと絵付け工房へと直接出入りできる。玄関土間にあった段差はなくなり、扉の前に洗い出し仕上げのスロープを設けた。玄関は縁側の床を取り払い、タイル張りの土間を7畳に広げた。以前水回りに伸びていた廊下は塞いで収納と靴箱に活用し、右手のアーチ型の入り口の中は収納スペースになった。上部には一世さんに絵付けしてもらった欄間が飾られた。縁側の掃き出し窓は3.6mの大開口となり、庭の景色を堪能できる空間に仕上げた。床の間や仏間があった場所は壁を取り払い、アイランドキッチンを備えたLDKに生まれ変わった。床材には足を滑らせにくい素材を選んだ。正面に庭を望む場所に仏壇を移設した。扉は内側に引き込むことができるので、動線の邪魔にならない。キッチンの掃き出し窓からは段差なくデッキに出られるようにした。洗面脱衣所とお風呂はデッキから一直線で、洗濯機置き場も設けた。ダイニングだった場所は長男夫婦の寝室になった。お風呂と洗面所だった場所は久世さんの寝室に生まれ変わった。玄関から名栗加工の手すりが久世さんの寝室まで続く。久世さんの寝室の目の前にはトイレを移設し、間口も広くとった。階段の危険な動線は排除し、絵付け場を1階に移した。階段は新たにかけ変え、2階は教室に変えた。入口の前には納戸とトイレを設置した。南側には仏間にあった障子を移設し、奥には1回の絵付け場とつながる吹き抜けが誕生した。そこに荷物用リフトを設置し、1回の絵付け場から荷物を2階の改装した倉庫に運べるようにした。合計14,978,000円だった。

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名栗徳力富吉郎

完成した家を久世さん、一世さん、幸子さんにお披露目した。生まれ変わったお披露目会には海の友達の犬たちも集まった。

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(エンディング)
エンディングトーク

山下は「完璧でしたね、匠の技あっぱれでした」とコメント。

(番組宣伝)
サンデーステーション

「サンデーステーション」の番組宣伝。「少年ジャンプ元担当者ら語る 鳥山明さん知られざる一面」

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週刊少年ジャンプ鳥山明

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