- 出演者
- 今田耕司 市川紗椰 松本薫 二所ノ関[13代目]
今回、超レアな決まり手「上手ひねり」を特集。
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- 上手ひねり
オープニング映像。
相撲好きの市川紗椰でも上手ひねりのメカニズムがよく分からないといい、二所ノ関親方は「打合せでいちばん盛り上がらなかった」と明かした。
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上手ひねりは上手を外側にひねって相手を倒す技で、甲山親方は「投げられるとゴロンと転ぶが、ひねられると膝からガクッと崩れる」と話す。松本薫は柔道の見地から、「重心を崩していくだけで膝から崩れ落ちる」と今田耕司を相手に実演し、二所ノ関親方は初めて上手ひねりのメカニズムを理解したという。
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上手ひねりで白星をあげている力士を調査すると、玉の海、北の湖が8勝で同率3位、隆の里が9勝で2位、開隆山が23勝で1位。開隆山はのちの横綱、琴櫻にも勝利を収めたことがあった。
霧島は上手ひねりで4勝を収めているが、「狙ってはないです。その時のタイミング」と話す。琴ノ若も「感覚だったり、タイミングがすごく大事」と語り、まわしを持っていると相手の重心がどこにあるか理解できるという。
2000年以降、上手ひねりが決まり手となった幕内取組を調査し、二所ノ関親方は「仕掛けるタイミングで力士は10-ぐらいで有利。なんでもやりたい放題」などと話す。ただ、親方は「相手がひねったり、出し投げしてきたら、僕の左手がびゅっと力強さが出る」と対策を講じていたといい、松本薫は舌を巻いた。
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昭和30年以降、幕内で上手ひねりが決まり手となったのは251回。そのうち、横綱が決めたのは33回で、割合にして13.1%。白鵬、宮城野親方によると、上手投げを決めさせまいと、相手が対応してきたとき、上手ひねりが奏功するといい、市川紗椰は横綱の臨機応変、柔軟性を感じたという。二所ノ関親方は「横綱には上手を取らせないこと」をポイントに挙げた。
二所ノ関親方の足さばきに対して、相手の力士は上手ひねりを仕掛けづらかったというが、松本薫は「骨盤の安定、どっちの足を前に出してもちゃんと下せる」と驚愕していた。
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上手ひねりだけでなく、ひねりには下手もあり、相手の腕をつかんでひねるのは「腕ひねり」。「頭捻り」は幕内で25年ぶりに記録された。安治川親方は現役時代、ひねり技を得意とし、相撲芸人のめっちゃを相手に再現してもらった。親方は現役時代にやったことがなかったという「頭捻り」を成功させたが、めっちゃは「ひねる時に顎の骨に指をひっかけられていた」と衝撃を受けていた。なお、ロケ終了後、安治川親方は「私は体を張って頑張っているのに、二所ノ関親方はスタジオで座っているだけ。割に合わない」と不満をこぼした。
上手ひねりで白星をあげた力士がその場所を勝ち越したかどうか、過去10年を調査。上手ひねりで白星を飾ったのは26人、そのうち勝ち越しに成功したのは19人だった。ちなみに上手ひねりで敗北した力士26人がその場所で負け越したのは18人にのぼる。決めれば天国、決められれば地獄といったところで、今田耕司は「上手ひねりで負けてしまった。今場所、負け越すんじゃ?」と力士は不安がると予想する。
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場所中、上手ひねりが最も決まるのは何日目か、二所ノ関親方は大関、横綱と対決することになる後半は考えにくいと推測し、「2日目」と予想。正解は7日目、11日目。
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市川紗椰は上手ひねりのメカニズムに力士たちの体の使い方があると理解したといい、松本薫は番組で調査した統計データから、「上手ひねりで勝利した力士は調子がいい。翌日も楽しみ」と期待してしまうという。二所ノ関親方は上手ひねりの特集では盛り上がらないと思っていたが、逆に勉強になったといい、とにかく褒めてくれる松本薫の存在にも感謝した。
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エンディング映像。