- 出演者
- 日村勇紀(バナナマン) 設楽統(バナナマン) 岸本理沙 坂下千里子 野村周平
関西学院大学の岩石学者、下岡助教が奇岩を調査。番組スタッフは山岳ガイド内田さんの案内で、御在所岳から峠を超えて謎に包まれた岩がある国見岳を目指した。途中、大きな岩のトンネル「石門」が現れた。下の花崗岩が2つに割れ上の岩が横に倒れたことで偶然門の形になった。その後目的の岩に到着した。
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国見岳のゆるぎ岩について調査。下岡さんはもともと一つだった大きな花崗岩が風化などによって硬いコアストーンの部分が残り、コアストーンの部分が積み重なることでできたのではないかと話した。偶然重心の真下に支店が来る状態になり、奇跡的なバランスを保つ状態が生まれた。
静岡・牧之原市に川沿いの岩肌から丸い形の石がひとりでに現れる場所があるという。子どもが誕生する様と似ているとして「子生れ石」と呼ばれている。現象が初めて確認されたのは室町時代。下岡さんは現場を訪れ、川沿いの斜面にある子生れ石を調査した。もともとは斜面の奥の方に埋まっていたもので、川が斜面を削りとることで顔を出し落ちた。その様子が人々には石の子どもが生まれているように見えた。子生れ石は丸い石球「ノジュール」。アンモナイトなどの死骸が炭素を放出し土の中のカルシウムと反応。すると炭酸カルシウムという大理石と同じ成分の硬い物質ができ、周囲の物質を巻き込んで大きくなる。炭酸カルシウムが行き届く等距離の集まりがノジュールという球体を作り上げた。ノジュールは古生物の化石を良い状態で保存してくれるが、子生れ石が見つかった川周辺では古生物の化石は発見されていない。そのため硬い組織をもたない軟体生物を核としてできた可能性が高い。
下岡さんがニューメキシコ州の境界付近にある奇岩「ウィンドウ・ロック」を調査する。大蛇伝説があるナバホ族の自治区で、岩の名前がそのまま首都の名になっている。丘の上に住んでいた大蛇が人里に降りて悪さを繰り返していたため、町の人は大蛇に怯えて暮らしていたという。町の英雄とされる双子の兄弟が力を合わせて戦い、大蛇を撃退した。
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下岡さんはアメリカのウィンドウ・ロックを訪れた。岩に直径14メートルの穴があいていた。伝説によると大蛇が人里に降りる際にあいた穴だという。一帯の岩は砂岩で、めったに雨が振らない乾燥地帯。砂岩は堆積岩の一種で、太古の時代このあたりは海の底だった。近くの変動で隆起し、雨風にさらされた。
下岡さんはアメリカのウィンドウ・ロックを訪れた。大量に降った雨がウィンドウ・ロックの表面を削り、砂岩を侵食し亀裂を広げた。ウィンドウ・ロックの穴があいた場所は傾斜となっていったため、浸透した雨水が砂岩を侵食。水の通り道ができ、細かった割れ目が広がっていった。
スタッフが国見岳の断崖絶壁にある奇岩の上にのった。のると揺れることからゆるぎ岩と呼ばれている。下岡さんはもともと一つだった大きな花崗岩が風化などによって硬いコアストーンの部分が残り、コアストーンの部分が積み重なることでできたのではないかと話した。偶然重心の真下に支店が来る状態になり、奇跡的なバランスを保つ状態が生まれた。
エンディング映像。
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