- 出演者
- 日村勇紀(バナナマン) 設楽統(バナナマン) 岸本理沙 池田美優 岡田紗佳
「鬼滅の刃」で炭治郎が斬った岩とソックリな岩が実在するという島根・安来市の割石を紹介。高さ約4m、幅約6mあり花崗岩の岩だった。島根県立三瓶自然館学芸員の中村さんはいつの時代かに谷底に転がり落ちた衝撃でヒビが入り、その後何らかの原因で割れたと考えてる。関西学院大学の岩石学者、下岡助教に分析を依頼した。地表の侵食により隆起し地上に出てきて周囲からの圧力が減った花崗岩の割れ目に雨水が染み込んだ、岩は風化して削られなにかのはずみで転がって割れた、あるいは別の岩が直撃して割れたなどと分析した。
福島・只見町にある三石神社にある神社を飲み込んだかのような巨大な岩を下岡さんが調査。高さは約6m、幅は約15mだった。元々あった岩の下の部分が風化で崩れ落ちたと考えられている。その隙間に社殿を建てた。屋根と壁の一部に岩を利用していた。
下岡さんは新潟県・佐渡島にある弁慶のはさみ岩を調査。佐渡島にいた弁慶と呼ばれる若者が鬼に力比べを申し込まれ、弁慶が大きな岩を投げ飛ばしたのを見た鬼が逃げ出したという伝説が残っている。この岩が400年もの間2つの岩に挟まったまま宙に浮いているという。
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下岡さんは新潟県・佐渡島にある弁慶のはさみ岩を調査。大きな岩が大きな2つの崖の間に挟まっていた。はさみ岩の種類は流紋岩で幅・奥行約1.2m、長さは約2.5m。ケーキのような形で重さは少なくとも4トン。下岡さんは大きな岩の中に割れ目ができて徐々に風化していき、その割れ目に上の岩石が落下してきれいに挟まったと分析した。
滋賀県と三重県の県境にある御在所岳にある神秘的な力によって作られたと言われる地蔵岩を調査。途中、2つの大きな岩が斜めの状態で止まっていた。江戸時代からこの体勢を保っているという。さらに山を登り五合目に差し掛かったところで地蔵岩があらわれた。1mの立方体型の岩が高さ2.5mの岩の隙間に挟まっていた。下岡さんはすべてが元々一つの岩で、柱となっている岩が縦に分断したところに次に上部の岩が割れて柱の割れ目に挟まったと結論づけた。
1997年、アメリカのラジオ番組で底が見えないミステリアスな穴について語られた。
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1997年、アメリカのラジオ番組でワシントン州エレンズバーグのメル・ウォーターズという人物が購入した土地に縁が石積みの直径3mの面白い穴があると語った。近所の人達があらゆるものを投げ入れており、どれだけ深いか見当がつかなかったという。釣り糸を垂らしたら最終的に24キロになったと語った。ある日彼が穴の場所に行くと、穴の近くに軍人がおり立入禁止になっていた。
底が見えない穴が突如軍によって封鎖されたと語ったメル。地元メディアでも取り上げられ、様々な憶測が語られた。ワシントン大学の研究チームが立ち上がり、衛星写真を確認するとメルがラジオに出演した直後エレンズバーグの一部が白抜きになる事態も発生した。メルはある日家を訪れた男に穴の近くで麻薬を製造していると疑いをかけられ、穴がある都市を生涯にわたって貸し出すという契約を持ちかけてきた。条件は町を去ることと穴に関する情報を開示しないことだった。メルはこれに同意し、年間4億5000万円を受け取ったとラジオで語った。放送後、ラジオ局はメルと連絡が取れなくなった。リスナーたちはメルについて調べたが彼に関する情報は何一つ出てこなかった。
日本で一番深い穴だという新潟・糸魚川市にある白蓮洞を調査。現場付近は落石で立入禁止となっていた。フォッサマグナミュージアムの模型では深さは地表から513mとされていた。1976年に民間の探検隊が入ったところ遭難騒ぎになり、それ以降洞窟への立ち入りはきんしになった。事故の2年前に513mに到達していた関西大学探検部のOBに接触。最深部は湖だったためそれ以上進めなかったが洞窟はさらに奥まで続いているように見えたという。洞窟は1000年に1mほどのペースで隆起しており穴は深くなっていると考えられている。
新潟市竹野町にある人工的に作った日本一深い穴があるという。資源の試掘のために掘られた穴で、今は元通りに埋められていた。穴を掘った会社に話を聞くと、最終的に6310mまで掘ったとのことだった。これが現在に至るまで人工で掘った日本一深い穴だった。
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- INPEXドリリング竹野町(新潟)
ジョージア北部にあるベロブキナ洞窟をロシアの民間団体が2017年に探索した。地上から400m地点で垂直穴ババトゥンバがあらわれた。長さ155mで世界最大級の垂直穴に認定された。地上から1000mを超えると通路は狭くなり、人間がやっと通れるほどになった。地上から1800m地点では水流を使って移動する難所も。1週間かけて探索して洞窟内の湖に到達。水深が深くこれ以上進めないと判断した。翌年、同じチームが水中を探索できるマシンを持って再び洞窟に入ったが洞窟内に大量の水が流れ込んできた。2023年には水中探索マシンによって地上から2223m地点に到達したが、洞窟はさらに奥まで広がっていることがわかっていえる。
南アフリカ北ケープ州キンバリーでは1870年代からダイヤモンドの採掘作業が始まり、巨大な鉱山の穴が今も残っている。ビッグホールと呼ばれ、深さ240m、幅は463m、掘り出された土砂は220万トンまで及ぶ。
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- キンバリー(南アフリカ)
ムポネン金鉱山をエレベーターで1時間以上穴を降り続け、地下4キロの最深部にたどり着いた。人類が降り立った地表から最も深い場所で、地下水の温度は65℃、岩石の温度は60℃、湿度は90%だった。空気が循環されず地熱が放出されないことから地球内部の熱を感じる。
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- ムポネン金鉱山
ロシア・コラ半島に人類が掘った世界一深い穴がある。50年ほど前にソ連が地球の地殻構造を確認するために掘り始めた穴で、1970年に掘削を開始した。ドリルで掘った土をパイプの中に溜めていく仕組みだったが、掘削の途中でパイプがアククシデントが多発した。ドリルが回収できないため角度を変えて別の穴を作っていった結果、穴は枝分かれした木のようになった。1990年に12.262キロという人類が掘った世界一の深さを記録。深さ12キロでは温度200℃に達したため1992年に中止された。
全米が大フィーバーを起こしたメルの穴の深さは24キロと言われている。専門家によると1000℃に達してもおかしくないという。始まりとなったラジオ番組の現プロデューサーに話を聞くと、騒動から5年後に突然連絡が来たという。一時帰国して再び出演した際の音源を送ってくれた。
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- メル・ウォーターズ