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俳優・近藤正臣は猫と共に田舎で暮らしている。7年前に妻と共に東京から岐阜・郡上八幡に移住。1年半前に妻・裕子さんは他界。ひとりになって2度目の秋、うつろう日々を綴った。
夏の風物詩「郡上おどり」にはのべ30万人が訪れ1か月以上踊り明かす。夏の終わり、妻と踊りを見に来ていた。
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- 郡上おどり
毎日11時頃に最初の食事をとる近藤さん。妻と2人で動物愛護センターから譲り受けてきたオス猫と生活している。2人は「臣さん」「ヒロさん」と呼び合う仲だった。身の回りのことはひとりでこなす日々。毎晩ごはんは一合だけ炊く。
近藤さんと30年来の釣り仲間の安田さん。釣り好きだった近藤さんは吉田川に惚れ移住を決めた。京都で生まれ小学校でから同級生だった2人。近藤さんは28歳でドラマ「柔道一直線」でブレイク。その後も映画や舞台など多くの作品で活躍した。釣り仲間の田尻さんは「めちゃくちゃ仲が良い」と振り返る。50代で脳卒中を発症したヒロさん。認知機能も徐々に低下し、徘徊することもあった。
ヒロさんを看取った介護士の渡邉さんは、当時のヒロさんの状態を振り返る。ヒロさんが体力的に弱っていたころ、近藤さんは3度目の腰の手術を受ける。2023年2月にヒロさんは介護施設へ入所。意識や会話ができない状態でもジャニス・ジョプリンの曲を流すと反応したという。3か月後、ヒロさんは旅立った。近藤さんは柩にヒロさんが好きだった野の花を入れた。
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- ジャニス・ジョプリン
1年半たった今もヒロさんのものはそのままにしてある。近藤さんは「生きていなきゃならないという執着は何もない。ヒロさんが亡くなったから心配がない」と話す。近藤さんは野草を摘み仏壇に飾った。田尻さんらと釣り場を訪れた近藤さんは、ことし最後のアユ釣りを楽しんだ。
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- アユ
郡上八幡は高低差があり長い期間紅葉が楽しめる。この日は渡邉さんら近藤家を訪れ、山菜やぼたん鍋を調理した。近藤さんは行きつけの喫茶店を訪問。店で郷土史の作成や落語会などの活動を手伝ってきた。
郡上節ガールズバンドが近藤家を訪問。郡上八幡で受け継がれてきた郡上節を披露した。郡上で出会ったよそ者同士。近藤さんは演奏や踊り大満足した。
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- 郡上節郡上節ガールズバンド
近藤さんは久しぶりに暖炉に薪を入れた。ひとりで迎える年の瀬。去年より少しだけ早くお正月の準備を始めた。物置に保管してある若かりし頃の思い出。遺影に使う写真などを見せてくれた。
ヒロさんがいない2度目の正月。雑煮やおせちを味わう近藤さんは「この頃お腹がすくようになった。おかげさまでもう少し生きてみよかと思う」と話す。
エンディング映像。
所さん！事件ですよの告知。
コトコト～おいしい心と出会う旅～ の告知。
うたコンの告知。
激突メシあがれの告知。