- 出演者
- 濱田岳 ホラン千秋 土屋伸之(ナイツ)
なぜ人の顔を見分けられるのか。私たちは人の顔を観た時その顔を覚えるため、脳の中にあるシステムを持っている。それが平均顔。実は、頭の中にこれまで見た顔を積み重ね、その平均値を取った顔を作っている。人の顔を見分けられるのはこの平均顔を使って無意識のうちに見比べているからなんだとか。そこで今回のテーマは「顔を見分ける平均顔の秘密」。
オープニング映像。
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オープニングの挨拶。ゲストは土屋伸之。土屋は「整った若い人の顔が本当に分からない」などと話した。
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山口真美教授は「子供にとっては見慣れない顔。自分たちの周りの顔は区別できるけど、お年寄りの顔は難しい」などと話した。スタジオメンバーも実験。結果は、土屋伸之が(15人中)11人選択し10人正解、ホラン千秋が13人選択し11人正解、濱田岳は6人選択し6人正解だった。
中学2年生10人が小学生同様に実験。結果、平均で選んだ人数が10人、正解が8人となった。
山口真美教授は小学生と中学生の実験について「選び方が全然違う。中学生になると顔として判断している」などと話した。
スタジオメンバーが南米の人の顔を区別できるか実験。スタジオで実際にサンバダンサーが踊る。VTRと入れ替わっている1人を当てる。結果、全員正解した。
山口真美教授によると、頭の中に平均顔があって平均顔から外れているものは強調して見えるという。
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最近の若者は写真を加工するのが常識。これが平均顔による顔認識システムに大きな変化をもたらしている可能性があるという。顔の認知に関する心理を専門に研究している杉森絵里子准教授によると、加工した顔を見慣れている人たちと見慣れていない人たちの魅力的に思う顔は違うといわれているという。そこで、小学3年生2人組で実験。2人には相手の顔写真を見てもらう。用意した写真は無加工の写真1枚と顔の特徴を強調した写真を加工度合いを変えて(特徴を強調した写真3枚、特徴を薄くした写真3枚)6枚。それをランダムに並べて無加工の写真を選んでもらう。シカゴ大学の実験によれば、多くの人が平均顔に近づけた友達の写真を選択したという。2人組の実験の結果、1人は平均顔に近づけた特徴を薄くした写真を選び、1人は特徴を最も強調した写真を選んだ。
友だちの無加工の写真を選ぶ実験について山口真美教授は「加工に慣れているからこそ、そういう(平均顔に近づける写真ではなく特徴を最も強調した写真を選ぶ)反応をしたのかもしれない」などと話した。
濱田岳は「平均顔を高めることは社会とのつながりを持つきっかけになるかもしれない」などとコメントした。
エンディング映像。
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