- 出演者
- 濱田岳 ホラン千秋
オープニング映像。今回のテーマは「人は外見によってどれほど変わるのか?」。
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- フランシス・ベーコン
番組は2回目を迎えた。濱田岳は「2回目できると思ってなかった」などとコメント。この番組は日常的な疑問から壮大な謎まで本気の科学実験によって明らかにしていく。
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- 大河ドラマ 軍師官兵衛
今回は、「綱引き実験」「ペン落とし実験」「将棋対局実験」を行う。
人は資格情報にどれほど影響されるのかを濱田岳で実験。実験を監修するのは、バーチャルリアリティを使い外見が及ぼす影響を研究している東京大学大学院の鳴海拓志准教授。濱田に対し、ラバーバンド錯覚の実験を行った。ラバーバンド錯覚とは触覚と視覚が影響し「冷たさ」などの感覚を脳が勝手につくり出してしまうというもの。
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- 東京大学
淑徳小学校の小学3年生(28名)で外見によって体力は変化するかの実験を行った。実験の意図を伝えず、児童たちにAチームとBチームに分かれて綱引きをしてもらった。チーム分けは握力と背筋力を測定し、体力が均等になるよう分けられている。3本勝負の結果、Bチームが3連勝。負けたAチームには消防士の外見になってもらい、消防士の活躍の映像を見せ、消防士になった自分の姿を鏡で確認させる。そして、AチームとBチームで再び綱引き対決。3本勝負の結果、Aチームが1回だけ勝つことができた。実はこの勝利の背景には興味深い事実が。実験前の筋力測定で数値が低かった子どもたちが、消防士の外見になった状態で改めて測定すると軒並み筋力アップしていた。
鳴海拓志准教授が行った外見と体力の関係についての実験を紹介。24人が実験に参加。被験者はゴーグルを装着し、被験者の外見を細身と筋肉質に変更。それぞれの状態で5kgのダンベルを持たせ、重さをどう感じたかを聞いたところ、全員、筋肉質の体の方が「軽い」、細身の体の方が「重い」と答えたという。
鳴海拓志准教授によると、いくつかの研究では、自尊心の低い人ほど外からのイメージを借りてきやすいということがいわれているという。
先ほどの実験にも協力してくれた小学3年生(28名)で外見によって内面も変わるかの実験を行った。消防士の格好になった14人、体操着の格好の14人に分かれている。簡単な質問に答えてもらうという名目で1人ずつ部屋へ。部屋にはスタッフ役の仕掛け人。机の上にはペン立てが。ペン立てを落下させ、拾ってくれるのかを観察する。子どものいる反対側にペン立てを落とし、助けづらくなるよう工夫している。結果、体操着の格好の児童でペンを拾ってくれたのは14人中1人、消防士の格好の児童でペンを拾ってくれたのは14人中5人だった。
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濱田岳は実験映像を振り返り、「『優しい大人になりたい』『それはどんな職業?』『消防士』、それはやっぱり(消防士の格好をした児童が)なりきっているからなのかなと思いましたけど」などとコメントした。
将棋教室に通う男性3人で外見によって知力もアップするかの実験を行った。まず、3人の普段の実力を将棋対局AIと対戦して測定。AIの強さは、それぞれの段位から2ランク上に設定。3人の指し手をAIで解析し、優勢度を見る評価値のグラフを見たところ、3人とも格上のAIに勝つのが難しそうだという結果に。そこで、憧れの棋士と同じ着物の格好になり、将棋会館近くのレストランから取り寄せた勝負めしを食べて、実際の対局会場に近い部屋で対戦相手を置き、再び格上AIと対局させた。結果、1人はAIに最善手と評価される割合が増え、1人は格上AIを下して勝利した。
濱田岳は「(格上AIに勝つのは、ほぼ)不可能って言われていたじゃないですか。それを名人になりきるプロセスを経ることで可能にしてしまったっていうのはすごい結果」などとコメントした。
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鳴海拓志准教授によると、勝負めしを食べるプロセスも大事で、憧れる対象と同じ仕草や食事をすることで近づいた意識が芽生えるという。
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濱田岳は「俳優業はこの現象の力を借りているんだと痛感した」などとコメントした。
エンディング映像。
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