- 出演者
- 川島明(麒麟) 佐藤栞里 板垣李光人
オープニング映像。
番組スタッフがやって来たのはスペイン。街の人に「あなたにとって背徳メシは何ですか?」と質問。「コチニージョ」という料理が背徳メシだという。この番組では言葉の達人・川島明が考えた、たった1つの質問だけを持って世界を旅する。インドの人には「世界の人がまだ知らないインドのパワースポットを教えて(妻とかはやめてね)」という質問をした。自分の家だと答えた人の家にスタッフが泊まり、翌日の早朝に屋上へ行くと神秘的な日の出を見ることができた。また、妻が日本人だというインド人男性のオススメは神々を呼ぶためにガンジス川沿いに明かりが灯され、幻想的な光に包まれる「デーヴ・ディワリ」という光の祭り。
最初の国はイタリア。世界遺産は61件で世界最多。レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなど多くの芸術家を輩出。北部・ミラノはサッカーが盛ん。南部・ナポリはピザ発祥の地として有名。川島明がイタリア人にする質問を考案。「死ぬ30秒前に食べたいものは何ですか?」という質問に決定。今回はローマとナポリで取材。ディレクターが1人で4日間滞在。まずはナポリで取材。ナポリの港は世界三大美港とも言われ、「ナポリ歴史地区」という街並みが世界遺産。レストランの店員さんに質問したところ、この店のピザと答えた。この店ではピザ職人たちが巨大ピザを回しながら客席を回るパフォーマンスが人気。マルゲリータはナポリ発祥。1889年、マルゲリータ妃に献上され、その名がついた。
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翌日、ナポリの下町・スペイン地区で質問。ディエゴ・マラドーナはイタリアのサッカーチーム・ナポリを2度の優勝に導き、ナポリの英雄として今でも愛されている。創業50年のワイン店を経営しているオーナーに質問。ピザフリッタと答えた。体に悪いが、美味しいという。ピザフリッタとはピザ生地に具材を挟んで揚げたおにぎり感覚で食べるナポリのローカルフード。中身はハム・リコッタチーズ・トマトソースなど。取材を続けていると女性に声をかけられた。女性の夫は画家。カラフルなアトリエに招待してくれた。息子は彫刻家だという。シメオネさん家族は親子で芸術活動をしており、お父さんは特に火山が好き。お父さんに質問すると、ピザと答えた。観光客が知らない行きつけのピザ店を教えてくれた。この店オリジナルの「モルタッツァ」という揚げたてのポテトチップスをのせたピザが美味しいという。そのほかにも「マルゲリータ ブッファラ」「カッペッロ・サン・ジェンナーロ」「モンタナーラ2.0」というピザを注文。ピザを選んだ理由を聞くと、ナポリの人にとってピザは家族で食べるもの。ピザを分け合って食べたことを思い出し、温かい気持ちになりたい。ピザは丸いから始まりも終わりもない、ずっと続く縁起のいい食べ物だと話した。最後に特製Tシャツを渡した。
続いて向かったのは首都・ローマ。世界遺産「コロッセオ」は西暦80年に建てられた巨大闘技場。剣闘士が命を懸けて戦い、約5万人の観客が熱狂した。バチカン市国は人口約800人、世界最小の独立国家。全域が世界遺産でキリスト教の聖地。ローマ法皇は毎週、集まった1万人以上の教徒に祝福を与えている。日本が大好きだというカップルに質問。男性は自分で作ったカルボナーラと答えた。男性はプロの映画監督だという。一方、女性は俳優。男性が撮っている映画の主演が彼女だという。女性主演の映画はベネチア国際映画祭で審査員大賞を受賞、アカデミー賞にもノミネート。映画を撮り終えた後に付き合ったという。自宅に招いてもらい、カルボナーラを作ろうとしたが、IHが使えない。復旧できなかったため、番組がコンロを購入。トラブルもあったが、カルボナーラ作りを開始。具はイタリア伝統の塩漬け豚ほほ肉「グアンチャーレ」。2種類のチーズを使うのがこだわり。筒状でソースが絡みやすいリガトーニというショートパスタを使用。映画監督特製カルボナーラが完成。カルボナーラはローマ発祥の料理。お礼に特製Tシャツをプレゼント。
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旧市街・スパッカナポリは多くの教会や商店が点在する雑多な下町。インタビューにはナポリ郊外にある犯罪者の巣窟・スカンピアがオススメだと言われ、実際に向かった。1970年代に建設された公営住宅「ヴェーレ」。周囲には学校や商業施設が建つ予定だった。しかし、1980年の南イタリア地震によって被災者や失業者がヴェーレを不法占拠。その後、マフィアも住みつくようになり、麻薬の密売など犯罪組織の巣窟になってしまった。ヴェーレに住んでいたという男性に話を聞いた。ヴェーレでは去年7月に廊下が崩落し、3人が亡くなる事故があったという。男性は仕事でいなかったため、助かった。事故で取り壊し中のため、今は誰も住んでいないという。そこに待ち合わせをしていた男性の友人が合流。友人に質問したところ、母がプロヴォラチーズのパスタと答えた。しかし、おばあちゃんの看病で忙しく、食べさせてもらうことはできなかった。後日、母手作りのプロヴォラパスタの動画を送ってくれた。
続いてはヴィテルボへ向かった。ここは映画監督カップルがオススメする場所。石造りの建物や教会が多いイタリア中部の街、人口は約6万6000人。13世紀にローマ教皇が移住したことから教皇の街と呼ばれ、街全体が城壁に囲まれている。地元出身の女性に質問、栗のローストと答えた。イタリアは世界屈指の栗の名産国。秋になると街頭で焼き栗が売られている。しかし、女性は一番は母の家庭料理と答えた。実家は田舎にあるため、後ほど合流することに。夜になり、ヴィテルボから30分のところにあるルジアーダさんの実家にやって来た。家の中にはたくさんの楽器があった。ルジアーダさん家族は人形や音楽・パントマイムでショーをするパフォーマンス劇団だという。家族でイタリア全土を回り、人形劇などのパフォーマンスショーを開催している。子牛のカツやイタリア風オムレツを作ってくれた。近所の人たちもディナーに参加。
劇団一家が愛する家庭の味。理由を聞いたところ、イタリア人は食事を家族や友人と楽しむことが何よりの幸せ。家族と楽しく食事をしたことを思い出しながら天国に行くと話した。
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続いてはメキシコ。太陽のピラミッドはピラミッドとしては世界3番目の大きさ。メキシコは陽気で親しみやすい国民性。川島明がメキシコ人にする質問を考案。「メキシコのハイテンションアミーゴがいる場所は?」という質問に決定。今回はメキシコシティとグアナファトで取材。ディレクター2名体制で4日間滞在。まずは首都・メキシコシティで取材。夜の街で出会ったカップルに質問、タコス店と答えた。向かった先では熱々のタコスを届けるために店員たちが走っていた。1969年創業の「エル・ボレゴ・ビウド」はドライブインスタイルのタコス店。50年以上変わらない味は地元で愛される名物。ここはお客さんもハイテンション。
続いてはグアナファトへ向かった。歴史的市街と銀鉱群が世界遺産。18世紀に世界の約3分の1の銀を産出したという。さらにメキシコでも有数なカラフルな街として知られている。その昔、石壁の家を区別するため、外壁を色分けした名残りが美しい街並みをつくっている。夜になると、唄いながら移動する集団を発見。先頭には楽団がいた。約30の楽団が毎晩、グアナファトを練り歩き、参加費を払えば同行しながら夜の散策が楽しめる。
翌日、グアナファトで取材続行。生まれも育ちもグアナファトの男性に質問、博物館と答えた。撮影許可をもらい、博物館に潜入。
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- グアナファト(メキシコ)犬
板垣李光人が海外旅行に持って行くものはカップ麺。川島明もフランスに行った時、胃袋がホームシックになったといい、次の年はカップうどんを持って行った。箸も持って行かないといけないと話した。
オススメされた場所は博物館。展示されていたのはミイラ。ここはミイラ博物館で117体のミイラが保管されている。グアナファトは昔、鉱業の発展で移住者が増加。人口急増によって埋葬するための土地が不足した。共同墓地のスペースを確保するため、管理費未払いのお墓を掘り起こし、行き場がなくなったミイラを展示している。メキシコには死者の日という故人の魂を敬い、迎え入れるお祭りがある。“死”も人生の一部として祝い、明るく故人を偲ぶメキシコ最大級の祭典。
誕生日の記念撮影中だった集団に遭遇。至るところにドレス姿の女の子とリムジンが。女の子の15歳の誕生日は盛大なパーティーをするという。パーティーに200人を招待したというお母さんに質問。すると、パーティーに招待してくれた。まずはドレス姿の主役が登場。この日、娘さんのためだけに約30人の人気アーティストが集結。結婚式などで使われるパーティーホールを貸し切り、総額約200万円のパーティーが開催された。
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「ナゼそこ?」の番組宣伝。
映画「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」の告知。
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- ペリリュー -楽園のゲルニカ-東映
娘さんの誕生日に総額約200万円のパーティーが開催された。その昔、メキシコでは古代アステカの通過儀礼とキリスト教文化が融合した少女から大人になる15歳の大祝祭が誕生。その伝統を受け継ぎ、一般家庭でも50万~300万円をかけて盛大に15歳を祝う。その規模は結婚式や成人式並み。1時間後、会場のテンションは最高潮。最も重要な儀式が大人の象徴であるハイヒールを履かせる儀式。小さい頃は病弱で手のかかる娘だったという。娘さんの将来の夢は医者、外科医になれるように頑張ると話した。お母さんは娘のやりたいことなら全力で応援すると話した。
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2025年11月22日(12:45)
