- 出演者
- 木村佳乃 所ジョージ キンタロー。 國井康晴
埼玉県にあるテニスコート12面分の広さを誇る倉庫にはクレーンゲームが所狭しと置かれている。その数約330台。24時間、遠隔操作で遊べるクレーンゲームが置かれている。コロナ禍で廃業したゲームセンターのクレーンゲームを中古で調達。ユーザーの8割が20~40代の男女で、利用は22~25時の夜中に集中しているという。
オープニング映像。
専門家によると、クレーンゲームの”コ゚トン”という音を無意識に欲する症状があるといい、景品をゲットする快感と結びついている可能性があるという。
北海道・赤平にある建設会社のオフィスでは重機の遠隔操作が行われていた。操作はゲームのコントローラーで。建設業界ではトンネル工事や災害現場などで安全を確保するため遠隔操作がすでに導入されている。この会社でも重機のコックピットと同じ仕組みの遠隔操作のシステムを取り入れ人材確保を試みた。そこで学生から「ゲームのコントローラーだったらもっと操縦がうまくできるのに」との意見があがったという。
重機の運転には技能講習修了証書などが必要だが、重機の遠隔操作について現行制度で定められたものはない。國井康晴氏によると、人は現場であらゆる情報処理をしているが遠隔操作では感覚的情報の全てを伝えきれないというデメリットもある。2040年までに国内で運航する船の50%を自立・無人運航させることを目指す「MEGURI2040プロジェクト」も進んでいる。また、触覚情報を伝達する内視鏡手術支援ロボットが国内9つの病院で採用されている。
東京・国分寺市に住む加持さんは多発性硬化症を患っている。3年前、部屋の中でも車椅子が必須に。外出もままならないという加持さん。加持さんは分身ロボットのパイロットとして働き、カフェでロボットを通じてメニュー紹介や配膳を行っている。分身ロボットカフェでは外出が困難な90人が全国各地から遠隔操作で働いている。 加持さんは「孤独の解消につなげてくれた」と話す。
スタジオには遠隔操作の分身ロボットが。吉藤オリィさんが操作している。この分身ロボットは、吉藤さん自身が不登校で孤独を感じた経験から、もう1つ体があればいいなと思ってつくったものだという。
次回予告が流れた。