- 出演者
- 木村佳乃 所ジョージ 伊原弘将
テレワーク中の夫がソファーに寝転び、スマホゲームに熱中。夫はマウスムーバーという、マウスが自動で動く装置を使いサボっていた。テレワーク中に社員がサボっていないか、マウスの動きを監視するソフトを多くの企業が導入した。ネット上には会社の監視をごまかすため、マウスが動いているように見せる様々な手口がアップされている。アメリカでは、マウスを偽装工作していた社員12人以上を解雇した話もある。東京・池袋にある旅行会社では社員全員のパソコンに強力な監視ソフトが入っている。パソコンで業務を始めるときは着席ボタンをクリック。すると作業中のデスクトップ画面が、1時間に6枚ずつ撮影・保存されていく。すべての社員が見れるようになっている。
仕事中のパソコン画面をまるまる全部録画する監視ソフトも登場している。誰がどんな捜査をしたか記録に残せる。このソフトは重要情報を扱う企業や部署で利用されているという。担当者以外がパソコンを覗き見すると、検知して管理者に通知することもできるようになっている。この監視ソフトはすでに1000社以上の上場企業で導入されているという。
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オープニング映像。
監視システムについて松丸亮吾は「ぼくの会社には不向きで、クリエイターってトイレに行ってるときとか、ボヤーっとしているときに急にアイデアが降ってくるから、パソコンの画面が切り替わっているかがしごとには直結しない」などと話した。体を動かす作業を監視するシステムも急速に発展している。
今、寝ている間もずっと監視しようというシステムの導入が進んでいるということで、東京・葛飾区にあるとある施設へ向かった。寝ている人を監視するのでは、見守りだという。ここは高齢者の介護施設。ベッドのマットレスの下にセンサーがあり、体の圧力を感知。心拍と呼吸も感知することができる。入居者の状態に合わせてアラートを設定することもできる。アラートが鳴りカメラのマークをクリックすると室内の映像が映し出される。このシステムの導入前は夜間の巡回に105分かかっていた。それが10分で済むようになった。カメラやセンサーは本人や家族の同意を得て使用している。トイレにも見守りシステムは、座ったかどうかや、排泄したかを感知してくれる。排泄した回数や時刻だけでなく、便の状態まで把握できるようになっている。訪問する医師にとっても排出データは大きな助けになっている。医師の増田勝彦さんは「認知症の患者に排泄についてきいてもわからない。最悪レントゲンを取らないといけないこともある。だから情報は助かる」などと話した。このシステムを導入したことにより入居者とのコミュニケーションにより多くの時間をさけるようになったという。
いとうまい子は「母は施設で夜中、見回りがきたあとにトイレに立って転んで骨折した。次の見回りが来るまで動けないままだった。こういう見守りセンサーがあるのはすごくいいと思う」などと話した。見守りセンサーのデータを活用して体の異変をいち早くキャッチしようという研究も進められている。保育所では天井にカメラをつけ、赤ちゃんがうつ伏せになると検知して保育士に知らせて暮れるシステムがある。松丸亮吾の家には猫の見守りシステムが4台あるという。スマート首輪を付けると猫がいつ食事をしたか、いつ睡眠したか、水を飲んだかなどが分かる。
子ども同士が互いを監視しあうシステムがあるという。都内の小学校に通う隆之介くん。隆之介くんはスマホをアームスタンドに設置。すると画面に自分が映り、画面が6分割され知らない人たちが映った。女性の掛け声とともに、隆之介くんは勉強を始めた。これは小学生向けのオンライン自習室。25分単位のコマが用意され、そこにアクセスすると管理人と見ず知らずの5人の子どもたちが画面でつながる。音声は入らない。他の人達が勉強する姿を見て自分もやる気になるという。自習アプリを進めた溝端宏光さんは「近年の中学入試は要求される水準が小学生の到達できる限界値に近づいている。家庭学習の質をた構えることは非常に重要。監視というより一緒に頑張っている仲間がいる。一つのツールとして非常に有効」などと話した。隆之介くんの姿に影響を受けたのが8歳の弟だった。
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オンライン自習室について松丸亮吾は「これやってるときってスマホが使えない状況がついてくる。1人で誰にも見られずに勉強するのは練習になっていない」などと話した。見守りシステムについて所ジョージは「おじいちゃん、おばあちゃんや家族は本当に助かるよね」などと話した。
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