- 出演者
- すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家)
オープニング映像。
キッチンへお邪魔した。別のフロアで下ごしらえを行い、キッチンで調理しているという。機内食ならではの工夫は、味にメリハリをつけること。飛行機の中では気圧の影響で味覚が鈍ってしまうためである。世界各国の味を機内食に活かすため、こちらの工場にはエスニック料理の専門家がいる。また、和食には特に力を入れているそう。各分野の専門家がいるため、自社でパンやスイーツも製造可能。
ソースは揺れる機内でこぼれないよう、とろみをつけている。また、機内は乾燥しやすいためフルーツをつけることが多い。細菌の発生を防ぐため、調理された料理は加熱後急速に5℃まで冷却する。機内食作りには通常の食品以上に高い衛生管理が求められる。
続いては、完成した料理を盛りつける工程へ。隣の物と見比べて差がないように盛りつけることが重要。小皿はジュレを接着剤にすることで固定している。料理はカートに搭載するため、盛りつけに高さと幅の制限がある。
料理をトレーにセットする工程を見学。メインの料理は機内で加熱するため、トレーにセットせず搭載される。機内食の提供に必要な道具も一緒に搭載する。こちらの工場では、さまざまな要望に対応できる20種類のスペシャルミールがある。1便ごとに用意する機内食は、航空会社ごとに分けてトラックで飛行機へ運ばれる。
工場の歴史を紹介。会社は1959年に設立された。1951年、戦後初の国内線が就航した際に、創業者が自社製造ではなくホテルの食事を届けたのが始まりだという。コロナ禍では、今まで1日35000食作っていた機内食も、1日1000食まで減ってしまったこともあった。そんな中、通信販売の機内食を考え出したそう。今後の展望は、宇宙旅行に向けた機内食。
今日の学びとして「未来に羽ばたけ機内食(おいしい!!)」とまとめた。
探検ファクトリーの次回予告。