2024年11月8日放送 11:05 - 11:30 NHK総合

探検ファクトリー
町工場で作るキレイで深みのある音 シンバル工場

出演者
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家) 
(オープニング)
キレイで奥深い音 シンバル工場

今回は大阪・平野区にあるシンバル工場を紹介する。ドラムセットのシンバルや、吹奏楽用のシンバルを製造している。シンバルを大量生産する数少ない工場。職人の手仕事が生み出すキレイで深みのある音のシンバルのヒミツを紹介する。

キーワード
ウルフルズサンコンJr.大森はじめ天草市立本渡中学校平野区(大阪)東京スカパラダイスオーケストラ
オープニング

オープニング映像。

(探検ファクトリー)
キレイで奥深い音 シンバル工場

シンバル工場を紹介。社員4人、社長の小出さんは金属加工ひと筋、ものづくり50年以上の現役職人。洗濯機の部品や鉄道の部品なども作っているとのこと。工場のシンバルを見学した。200種類以上のシンバルを製造している。ドラムセットのシンバルは全て音が違う。シンバルはいろんな音が複雑に響くのが特徴のため、人によって聞こえ方が違うが、大まかな傾向としては直径が大きいほど音が低くなる。また同じ直径でも重い方が高い音になる傾向がある。大きさ・重さ・表面の加工で音色に違いが生まれる。同じものを作ってもどんな音になるか分からないのがシンバル造りの難しさ。

シンバル工場を紹介。1999年、社長がシンバル作りを開始した当初は製造方法の情報がほとんど出回っていなかったため、手探りでの製造となった。12年かけて現在の製造方法を確立したとのこと。製造現場を探検する。工場では1か月約300枚のシンバルを製造している。工程は大きく分けて、成型・削り・ハンマリング・寝かし・レイジングの5つ。「成型」は、銅、スズ、チタンなどの合金で作られた原盤を炉で焼き水に入れる「水焼入れ」を行う。これを行うことで粘りのある丈夫なものができる。

シンバルの製造工程を紹介。「削り」は重さを調整し大まかな音の高さをコントロールする。「ハンマリング」の工程を紹介。シンバル表面の凹凸が音に深みを与えるため、専用の機械を使い、ハンマーを打つ。薄い部分と暑い部分が生まれることでいろんな振動が生まれ高さの違う音が鳴る。たたく人によって好みが分かれるとのこと。

シンバルの製造工程を紹介。「寝かし」は社長が最も頭を悩ませた工程。ハンマリング直後は元に戻ろうとする力がはたらいているため、寝かせると力が抜け音色が変化する。できたシンバルに納得がいかず3か月放置した結果、美しい響きになっていたとのこと。最後の「レイジング」はシンバルの表面に溝をつける作業で見た目を美しく仕上げる。もともとは農機具の部品などを製造していた工場だったが、森田さんの入社をきっかけにシンバル作りを始めたという。

ドラムとシンバルでマルわかり イントロ早押しクイズ

シンバルが特徴的な曲のイントロクイズ。「アンパンマンのマーチ」「チェリー」などが出題され、工場の社員と出演者が回答した。

キーワード
アンパンマンのマーチスピッツチェリービリー・ジーンファイト!マイケル・ジャクソン中島みゆき矢野・兵動
(エンディング)
今日の学び

今日の学びは「職人技響く!」。小出社長は「見ていただくだけでも嬉しい」と話した。

次回予告

「探検ファクトリー」の次回予告。

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