2024年11月1日放送 11:05 - 11:30 NHK総合

探検ファクトリー
実用とファッション性を取り入れる!? 白衣の工場

出演者
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家) 
(オープニング)
秋田・大仙市で工場探検

秋田県大仙市は鳥海山を望む美しい自然や大曲の花火が有名だと紹介。大仙市の工場では医療用の白衣を作っており、生産量は年間600万着で国内シェアトップクラスだと紹介。動きやすさや機能性だけでなくデザインや患者の安心感まで考えられている。

キーワード
全国花火競技大会大仙市(秋田)鳥海山
オープニング

オープニング映像。

(探検ファクトリー)
秋田・大仙市 医療用白衣工場

明治初期の看護衣はエプロンのようなデザインで、戦後に保健衛生の法律が定められ国が認めたデザインのものが昭和31年に作られた。昭和46年に登場したデザインはツイッギーが来日したことによるミニスカートブームを受けて看護衣の丈が短くなった。昭和49年にはパンタロンが流行しパンツスタイルの看護衣が登場する等時代背景に合わせて進化していると紹介。現代のドクターコートは30年前のデザインと比べ見た目に大きな変化はないものの素材が改良され頑丈かつ軽量化されている。現代の医療現場では15年前から主流のスクラブと呼ばれるデザインは動きやすさと機能性が重視され、洗っても生地が傷みにくく耐久性に優れて急速に広まった。手術用の白衣は血を見続けると補色残像の効果が起きてしまうため、緑色や青色のガウンを着る。

キーワード
ツイッギー大仙市(秋田)

工場には医療ウェアの生地が100種以上常備され、手術用ガウンは血液がついても落ちやすい撥水加工が施されている等、大手繊維メーカーと素材を共同開発している。生地は伸ばしながら1枚づつ重ねて50枚がまとめて様々な形に裁断される。スクラブ1着には17のパーツが必要で1枚の記事から2着分が生成される。裁断後はパーツ毎にまとめられ縫製される。ソーイングセンターでは200台のミシンで縫製して検品・梱包を行っている。

進化を遂げる医療ウェア

この工場で作られる医療ウエアには、現場の声を反映した新しい機能が盛り込まれている。進化し続けるデザインについて渡井さんは、月に1度は色んな病院に足を運び実際に現場の方々の声を聞いてデザインに反映させているという。従来のものと比較。脇の縫い目をずらすことで腕が上げやすくなるという設計になっている。働く人の動きや環境を研究しデータを計測。着心地が良くより動きやすい理想の医療ウエアを追求し続けている。歯医者さんのためだけにデザインしたものは、患者の頭にぶつからないように後ろにポケットをつけている。渡井さんはパリコレに参加しているアパレルブランドでデザイナーをしていたが、自分のデザインしたものを街で見かける機会がなく、医療用の白衣は1回デザインすると長い期間使ってもらえて、病院では沢山の人が着てるのを見ることができそれがモチベーションになっているという。

キーワード
パリ・コレクション
今日の学び

今日の学び「みんなに優しいユニフォーム」。すち子は「医療従事者がストレスなく使えることは、結局患者にも返ってくるから医療界全体に優しい」などとコメント。

(エンディング)
次回予告

「探検ファクトリー」の次回予告。

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