この工場で作られる医療ウエアには、現場の声を反映した新しい機能が盛り込まれている。進化し続けるデザインについて渡井さんは、月に1度は色んな病院に足を運び実際に現場の方々の声を聞いてデザインに反映させているという。従来のものと比較。脇の縫い目をずらすことで腕が上げやすくなるという設計になっている。働く人の動きや環境を研究しデータを計測。着心地が良くより動きやすい理想の医療ウエアを追求し続けている。歯医者さんのためだけにデザインしたものは、患者の頭にぶつからないように後ろにポケットをつけている。渡井さんはパリコレに参加しているアパレルブランドでデザイナーをしていたが、自分のデザインしたものを街で見かける機会がなく、医療用の白衣は1回デザインすると長い期間使ってもらえて、病院では沢山の人が着てるのを見ることができそれがモチベーションになっているという。