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オープニング映像。
古谷振一さんが手掛けた志村けんの絵は現在兄の知之さんが持っている。古谷さんと個展で出会ったのがきっかけで寄贈されたという。本日は一枚の鉛筆画がどういうふうに描かれるのかそのプロセスを紹介。まずはシシド・カフカを撮影し、それを一枚絵にしていく。鉛筆画家の古谷さんは富山県富山市に住んでいる。その作品は誰もが知る錚々たる人物で、鉛筆のみで描いた作品。今回はシシド・カフカを古谷さんに描いてもらう。まずは写真をA4 サイズにプリントし同じ大きさのケント紙を用意する。まずは下描き。形を正確に取るために紙の上に写真を重ねてパーツをめくりながら確認し下の紙に描いていく。残像がより鮮明に残るという。
下描きができたら次に陰影をつけていく。以前紹介した色鉛筆画家の林さんが使用していた色鉛筆の総数はたった5色で、5つの色だけで無限の色彩を生み出した。一方で古谷さんは黒一色に使うのは11種類の鉛筆など合計14色を使う。鉛筆はBやHを使い分けていく。シシド・カフカの絵において最初に手掛けるのは目。古谷さんは目は性格などが描けるというがここは濃いBを使用していく。まぶたのラインを強調し、細い線を描ける4Bで繊細にまつ毛を描き、力強さがほしい瞳は濃い8Bで塗っていく。結膜などは2Hで。各パーツごとに完成させていく。目一つだけで7種類の鉛筆を使用している。
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次に肌を塗っていく。使用する鉛筆はHBで鼻筋など、明るい部分はHを使用する。芯が硬いので紙が傷まないように薄く化粧を施すように塗っていく。唇の立体感を光沢を出し、耳などを塗っていくが鉛筆の持ち方を変えるなどし筆圧を変化させる。古谷さんは1964年に富山県に生まれたが、幼い頃から描くことは好きだったが特に絵を習ったことはなく専門学校か製造業へと就職。しかしその中で描きたいというおもいに。選んだのは鉛筆で、現実をうつしとることの楽しさやうまく描けたことの喜びに取り憑かれていく。2013年には制作過程と作品をYou Tubeで公開すると大バズリ。一方でシシド・カフカの絵は終盤に。一番大変な部位は髪の毛で黒黒とした無数の髪の毛を描いていく。10Bという濃い鉛筆を使用していく。
シシド・カフカはスプーンを描いているがその光沢を鉛筆でチャレンジしていく。鉛筆を交換しスプーンを完成させた。そしてシシド・カフカの絵は髪の毛の部分へ。髪の毛で使用するのはシャープペンシル。太さが均一なシャープペンは髪を描くには最適で0.5ミリの4Bで丹念に描いていく。天使の輪と呼ばれる光沢は2Bで描き更に繊細に。そして10Bを使用するが最も濃い鉛筆で深い黒を作り出す。イヤリングの金属にはHBを使用するがノック式消しゴムと字消版を使用する。残したいところを字消し板で多い穴の部分に消しゴムをかけることでよりシャープな光沢が出る。衣装は6Bでジャケットとニットの質感を表現していく。そして作品が完成した。
シシド・カフカの鉛筆画が完成し、その絵を紹介した。
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新美の巨人たちの次回予告。
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