- 出演者
- 長田庄平(チョコレートプラネット) 松尾駿(チョコレートプラネット) 森泉 河田陽菜(日向坂46)
オープニング映像。
以前の放送で60年前のピアノをお直しした調律師の渡辺順一さんや傷を完全修復するリペア職人の中田周作さんなど世界が驚いたニッポンの職人技を紹介してきた。そして今回は靴職人の村上塁さんを紹介する。村上さんは吉田茂元首相や石原裕次郎などの著名人の靴を製作してきたハドソン靴店の2代目店主。村上のもとには年間1500足以上の靴が届く。
靴職人の村上塁さんを紹介。村上さんは松ヤニを糸に塗ったし少直伝の伝統技術を使って修理をしている。さらにもう一つのこだわりが完全オーダーメイドお直し。この日依頼した田中さんは亡き父からプレゼントされた靴でメーカーなどからは修理不可と断られてしまったという。依頼は靴の形と履き心地は元のまま修理してほしいというもの。村上は分解してから弱った部分の補強や履き心地を維持するためパーツを使いまわしをして強度が必要な部分は作り直す。釘についてわざと錆びたものを使っておりこれは正面に凸凹ができるため抜けづらい。そして最後に靴の表面を109種類のインクで再現性を高めた。そして田中さんのもとに返して田中さんは提案してくれたイメージよりピッタリなど結果に満足。
家具リメイクのスペシャリストである南宣明さんが茨城・利根町に住む依頼人・吉濱登美さんの元へ向かった。依頼品は姑の嫁入り道具であるタンス。90年前から使用された桐タンスで中の着物などはそのままで中には和裁で使う「火熨斗」などが発見された。鍵が壊れたり、上段が猫背で届きにくくなってしまい使いづらいため使いやすく、次の世代に残せる家具、帯や着物を使用して欲しいなどオーダー。
お直しするために移動させるとかじられるなどの被害があった。まずは亀裂や隙間を修理。その際には木を叩くことで生じる復元力でより頑丈にする「木殺し」を加える。続いて金具を取り外しヤスリがけをして、レールを引き出しの底に取り付ける。さらにもう一つのタンスでお孫さんへの家具を作るため切断して組み立てる。そして完成した家具を吉濱さん家族に披露。
これまで問題だらけの銭湯や幼稚園を直してきた職人達。そして今回は千葉・柏市にある柏相撲少年団から依頼が入る。集まったのはリフォームのスペシャリスト今井辰也、リペア職人の中田周作、宮大工の谷口正春と下山直紀の4人。柏相撲少年団は主に小中学生がメインであるが卒業生には隆の勝など18人が活躍している。指導する永井明慶さんは全国高校総体相撲競技で団体優勝するなどの実績を持つ。
職人たちへの依頼は土俵以外の場所だという。1つめ寮生活をしている物干し場で雨でも干せるようにして欲しいと依頼。担当するのは宮大工の谷口で物干し竿を取り外し更地にする。そして足場には通常高価なコンクリートをするが庭にあった大きな石を礎石として使用する。礎石には光付けをした柱を合わせ加工していく。
屋根には日陰にならないようにアクリル板を設置する。そして竿掛け部分を使って固定。完成したと思いきあ谷口は丸いパーツを作る。子どもたちは洗濯係が一番嫌だと話していた子が多かったことから楽しいと思わせると話した。そしてお披露目、物干し竿には最大13本使用可能でサイズも幅を変えられる。さらに改修にはロープを引っ張ると取り込めるよう仕掛けていた。さら実はまだ完成じゃなくて皆で完成させたいと白砂利を運んでもらう。
白砂利を物干し場にしいてもらう。白は光を反射するということで太陽光の反射でさらに乾かすという工夫と説明した。
続いては寝室。寝室は押入れと物置を改造して二段ベッドスペースとなっているがベッドがグラグラすると相談。こちらをお直しするのは宮大工の下山。2つあるベッドを大移動させる。その後L字型の木に加工する。これは左右どの方向からの力にも強い構造で柱に使用する。さらに補強するため対角線上に木材をはめ込んだり、面格子を作って取り付けたりする。
補強は完了し続いて安全に登れるようにすると話す。そしてお披露目2段目に上がるためにはしごの代わりに用意したのが階段で最重量の清水くんが乗っても大丈夫なくらい補強したと説明。
安心して眠られない二段ベッドのお直し。最重量の清水くんが乗っても大丈夫なくらい補強したと説明しのってみるとギシギシの音もしなかった。さらに階段にも横側が空いており収納できるようになっていて、さらに使わなくなっても重ねてボックスにもできると紹介。
狭すぎるキッチンをお直しする。永井さんが一番過ごす場所で11人分の食材などを保管しているなど説明。
狭すぎるキッチンをお直しする。永井さんが実際に調理する様子を見せてくれた。11人分の食料は30人前で出来ても置く場所がなく手でもったりとスペースが圧倒的に足りていない状態だった。5万の寮費であるが食費は30万円ほどで遠征費などでギリギリな状態でお手製の棚などでしのいでいる状態。お直しを担当するのは大工の今井。現在の収納は奥行きの狭いものと確認。そこで収納や棚裏の壁を撤去する。作るのは両側から使える棚やキャスター付きの配膳にも便利な収納を作っていく。上の隙間は使いやすくするためわざと空けている状態と説明。
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完成したキッチンをお披露目。キッチンはオープンラック式で可動式の棚の上部には箸などを収納できるように。そして上部の隙間だった部分には取っ手があり引っ張ると作業台が出てきた。さらに作業台には丸い窪みがあり、これは永井さんにもぶつからないようになっていた。さらに移動式の棚は上部分が開く事ができて作業スペースをさらに増やすことができるようになっていた。
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この日先生に呼ばれザ・クレストホテル柏へとやってきた職人たち。ホテルではかつて寮に住んでいた木竜皇関の十両昇進祝いが行われた。当時から洗濯が大変だったなど話した。
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続いてのお直しほしい場所は足洗い場。現状だと洗ってもまた汚れてしまうやガタガタのブロックが危険な状態となっていた。担当するのはリペア職人の中田。まず足洗い場自体がボロボロなので補修とクリーニングとして汚れを取り除いてからモルタルを塗ったりしていく。
続いて通路部分をお直し。平らな道を整えるためブロックを撤去して砂利を敷き始めダンパーで地面を突き固める。そしてコンクリートを用意してモルタルを塗って砂利、モルタルと塗ってそのモルタルを削ると砂利が浮き出る。凸凹で滑くにくいのが特徴で駐車場などに使用されていて完成したものを並べて完成。そしてお披露目。補修のほか土俵と同じように周りに藁を作ることで稽古に向かうための気持ちを高ぶらせる工夫も行った。
柏相撲少年団の最大の悩みの場所がリビング。キレイで問題がなさそうに見えるが11人が集まるには狭いということでまずは食事風景を見せてもらうとおかわりも一苦労している様子や全員が座れないため別部屋で食事する様子などが確認された。このお直しには全員で挑む。谷口がテーブルをお直し。金具を取り外し穴を空けていく。さらに脚を「地獄ほぞ」という伝統技術で加工。そしてテーブルが本領発揮できるようにリビングもある細工をするという。
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