2023年12月9日放送 5:20 - 5:50 テレビ朝日

日本のチカラ

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

今回は…

今回は熊本で人気の住宅メーカーを取材した。

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熊本県
(日本のチカラ)
てまひまかける家づくり人づくり

熊本市の住宅メーカー「新産住拓」には月に1度手作りカレーランチの日がある。1人900円でカレーも野菜もおかわり自由。従業員が毎月交代で好みのカレーを作る。上司部下関係なく仲間で楽しむがルール。1964年の創業以来、累計6,000棟を超える家を建ててきた。従業員は154人。熊本県産の木材を太陽や風の恵みを生かした天然乾燥で良質に仕上げ、71,000平米の敷地に常時250棟分ストックしている。新しく完成した20代社員夫婦の家を紹介した。入社6年目の松井洸樹さん(28)は営業担当。7年目の平野佳菜子さん(29)はWEB担当。以前は平野さんも営業を担当しており、同じ部署の先輩・後輩として知り合って結婚した。2人は自分たちの家作りが参考になればと、会社のホームページやSNSで情報を発信している。新産住拓では引き渡しの時に携わったスタッフから家のオーナーへメッセージを送る。

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YouTube新産住拓近見(熊本)

入社3年目の武田空さん(25)は現場監督。材料の手配から工期のスケジュール管理、設計図に沿って作っているかなど神経を尖らせている。同じ現場で働く大工の武田大和さん(22)は3歳下の弟。日本でも珍しい伝統建築を学ぶ球磨工業高校の伝統建築コースを卒業した。2人は幼い頃から家づくりや大工の仕事に興味があったという。空さんは熊本高専八代キャンパスで建築を学んだ。高校1年生で新産住拓を知って木の家づくりに惚れ込んだという。大和さんは高校卒業してすぐに姉の勧めで入社した。会社では弟が1つ先輩になる。

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新産住拓熊本県立球磨工業高等学校熊本高等専門学校

新産住拓では年に数回工場見学ツアーを行っている。木材のストックヤードから機械加工の現場まで見学できる。見学会の様子を紹介した。

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多良木町(熊本)新産住拓

現社長の父・小山幸治会長(享年77)はお客様を優先するあまり社員には無理な働き方を強いていたという。二代目として会社を引き継いだ現社長は人材づくりに取り組んだ。社員全員が毎月30分ほど上司と面談する。ストレッチシートに社員が気付いたことを書き、上司がコメントする。ファイリングされた3年分を見直すと成長の跡が見えるという。2017年以降の離職率は実質約3%に減少した。シートは中小企業大学校に派遣された総務部の松永さんらが作成した。働きたい会社ナンバーワンをつくるのは自分たちとの想いで頑張っている。遠隔管理などITを駆使した従業員の働き方改革も進んでいる。野球部は社員・棟梁・職人たちが参加し、月1~2回練習する。仕事を離れた何気ない会話がチームワークの良さに繋がっているという。

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中小企業大学校新産住拓

2016年に発生した熊本地震では震度7を2度観測し、約20万棟の住宅が被災した。社長は社員とその家族・パートナー職人たちの安全と暮らしを維持した上で、今までお世話になったお客様の優先を打ち出し、全ての物件を一時ストップして顧客の住宅被害対応・復旧工事を優先した。2016年は創業以来初めて赤字となったが、その赤字が誇りとなったという。名誉の赤字と呼ばれるこのエピソードは松井さんが入社するきっかけになった。熊本地震で実家が被災した松井さんはアフターサービスの大切さを実感したという。

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平成28年熊本地震新産住拓

井上歯科診療所は古民家を改修した義歯専門の歯医者さん。長時間の診療でもくつろげる空間づくりが施されている。まちづくり事業部の川本部長が設計を担当した。築140年の歴史がつくりだすものを最大限に生かしたという。2023年度グッドデザイン賞を受賞した。

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グッドデザイン賞井上歯科診療所新産住拓豊野町(熊本)

松井さん夫婦の新居が完成して2カ月が経過した。休日に会社の仲間が遊びに来た。創業者が大切にした「お客様のための家づくり」は二代目社長の人づくりで実を結びつつある。

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新産住拓
(エンディング)
次回予告

「日本のチカラ」の次回予告。

(番組宣伝)
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大谷翔平

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