2026年9月6日放送 10:05 - 10:50 NHK総合

明日をまもるナビ
6局防災 #いのちともに守る 人を動かす伝え方とは

出演者
山内泉 
(オープニング)
オープニングトーク

今年も在京6局のアナウンサーが集まった。9月防災の日直前の放送。1カ月前暑さがピークを迎えようとしていた7月28日熊本県で最大震度7を観測する地震が発生した。私達は今何ができるのかを考える。

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オープニング

近年新たな日常になりつつある災害級の暑さ。命に危険のある猛暑が続いている。そして各地に被害をもたらしてきた記録的な大雨。今年熊本で発生した大地震では、電気や水道も止まり、猛暑の中被災者を追い詰めた。相次ぐ災害に立ち向かうため、私達に何ができるのか?NHKと在京・民放5局は組織を超えて共に対策を考えてきた。その合言葉は「#いのちともに守る」。今年は6局のアナウンサーが2人1組、3つのチームに分かれ、過去に災害に遭った地域を取材。暑さや大雨の被害を受けた人々の話に耳を傾けた。未来の命を守るために伝え手としてできることとは?

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(明日をまもるナビ)
#いのちともに守る 人を動かす伝え方とは

6局のアナウンサー、今回は2人1組3チームに分かれて取材内容をプレゼンする。3チーム共かなり気合が入っているという。岩本さんと松尾さんペアのテーマは「暑さ」と「災害」。松尾さんは暑さに関してアップデート、呼びかけできているかというところもあったり現場の声を聞きたいというのもあったと話す。岩本さんは気象情報も防災情報も変わる中で、1人だと抱えきれない悩みも多く、今回松尾さんと取材に行ってそういうものをシェアしながら視聴者の皆さんにも還元できたらと思っていると話した。江原さんと齋藤さんペアのテーマは「水害から逃げ遅れない」。江原さんは水害から逃げ遅れを防ぐためにはというテーマで取材をしたと話す。齋藤さんは防災士を取得したことをきっかけになにかできないかと思い、とりあえず現場を見てみたいという思いから取材に行ったと話す。伊藤さんと内田さんペアのテーマは「子どもの命を守る」。内田さんは、去年出産したばかりで、子どもの防災に興味があったので学びや発見がある現場だったと話す。保育士の資格を持っている伊藤さんは、就学前の子どもたちの命を守るためにはどうすればいいのかという課題がお互いにあり、そこに着目して取材してきたと話した。また防災心理学専門の京都大学矢守教授は複合災害というのは、災害の被害を深刻にしてしまうが、その点を皆と考えていきたいと話した。

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「複合災害」の現場を知る

テレビ朝日の松尾由美子アナと日本テレビの岩本乃蒼アナが6局の方々と考えたいテーマは「「複合災害」の現場を知る」。2019年9月に千葉県を襲った房総半島台風(台風15号)。台風直撃直後に千葉県に取材に行った岩本アナが7年の時を経てどう乗り越えてきたのかを松尾アナと共に千葉県に取材に向かった。当時千葉県南部で複合災害に遭った人たちはどのような経験をしていたのか尋ねた。当時、千葉県・君津市の周南公民館に勤務していた矢代さんによると当時は日中32℃で蒸し暑かった記憶があると語った。君津市に住む白石さんは、当時厳しい暑さの中、家族4人で暮らしていたという。白石さん一家は、暑すぎる家の中から出てエアコンがある車内で睡眠をとることにしたが、車内は居心地が悪く、やはり眠れなかったという。また、君津市に住む本田さんは暑さの中の停電のことを詳細に日記に残していた。停電した翌日、本多さんは神奈川県に住む娘のもとに車で避難した。かつて亡くなった妻の闘病中からいつでも車で移動できるように常にガソリンは満タンにして備えていた。

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#いのちともに守る 人を動かす伝え方とは

当時取材をした千葉県鋸南町の川さき正子さんは避難バックに梅干しを入れており、暑さ対策や塩分補給というよりも、自家製の梅干しを心が落ち着かない時に安心して食べられるものとして避難バックに入れていたとのこと。現在は、「いざというときに歩けないとこまるから」と毎日のウォーキングが日課になっているとのこと。

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「複合災害」の現場を知る

鋸南町ボランティア団体代表の堀田了誓さんは、被災後の予想外の事態について伝えたいことがあるとのこと。堀田さんは「そもそもの暑さがすごかったことと、ブルーシートをかけてしまうことで熱がこもって蒸しているような状態になるので、雨漏りした家全てにカビが出た状況だった。ただ不思議だったのが、冬のほうがカビの被害の声が多かった。被災当初は家中が浸水しているのでカビが出なかったけれど、ある程度自然に乾き出したらカビの増える環境が整ったようで、冬場だと暖房で家の中が暖まって、後から発生するカビが多かった。そこは早めに気づいて早めに天井や壁を剥がすという決断がある程度の知識を持っておけばできると思う」と語った。

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#いのちともに守る 人を動かす伝え方とは

堀田さんにメディアに求めるものは何か聞いた所、先回りした発信を続けてほしい、自分たちと同じような思いをする人が減ってほしいのでそこに繋がる発信をしてほしいということだ。暑さに関してアナウンサーができることは熱くなる前に予測が出る熱中症警戒アラートを上手く活用して伝えることだ。熱中症警戒アラートは夕方の5時と朝5時に発表される。最高気温と熱中症救急搬送者数の関係を表したグラフを見てみると気温が30度で搬送者数が急激に上がっている事がわかる。植田医師によると酷暑自体が災害で、エアコンがないと命に関わるということだ。また深部体温が40度以上の状態が続くと脳が炎症を起こしてしまう。さらに日本は湿度が高いため体から熱がでていきにくいということだ。松尾アナウンサーは「秋になるにつれて朝晩は気温が下がるが日中は暑く、湿度も高いときもあるため、引き続きみんなで声がけしながら警戒していくのが大事かなと思います」と話した。

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水害時の逃げ遅れをなくすには?

2019年10月の東日本台風(台風19号)の災害では、避難の遅れで被災した方が多くいた。久慈川が氾濫し多くの建物が被害を受けた。当時、自宅で浸水の被害を受けた沼田範男さんに話を伺った。雨は夜9時ごろまでは結構降っていたが、久慈川が決壊したころ、夜中12時近くになったら星空で晴れていた。沼田さんは副区長でコミュニティーセンターで対策を練っていたが、12時になった時点で打ち合わせは解散したという。東日本台風の被害を受けて避難の考え方は変わったかと聞かれると、避難するのが一番いいんでしょうねと答えたが、世帯主としては家を守らなければならないと話し、最後までギリギリまで家にいると語った。

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子どもの命を守る防災

子どもの命を守る防災について。平塚市に水害をもたらした2024年の台風10号の際には1時間の最大降雨量が57ミリとなった。ハザードマップを見ると相模川の西約800mの場所に位置し、0.5~最大3m浸水する恐れがある。平塚市港こども園を取材。園舎は3階建て、1階は0~2歳児、2階は3~5歳児のクラス。1階の浸水被害を想定して上の階に逃げる垂直避難が行われていた。避難訓練のあと園長が避難の目的を説明した。

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#いのちともに守る 人を動かす伝え方とは

伊藤隆佑は「取材前は子どもたちは大人が守る存在だと思っていたが、子ども自身でも守るような素地ができていることに1つ驚きと新鮮な発見を見た」「先生方の声掛けのトーンとかテンポとか優しさがアナウンスメントにもつながるものがあるのではと感じた」などとスタジオでコメントした。去年7月にカムチャツカ半島付近で起きた巨大地震による津波警報で平塚市が避難指示を発令、平塚市港こども園自体は避難指示エリアではなかったが先生方は最悪の事態を想定して子どもたちを垂直避難させた経験があるという。

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(エンディング)

矢守克也は「継続して取材すること、先回りして発信するというキーワードが印象に残った」などと話した。

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