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今月7日に地震で大きな被害を受けたアフガニスタン。タリバン暫定政府は死者が1000人以上にのぼると発表しているが、その後も地震が続いたことで犠牲者はさらに拡大している。生存者も建物の倒壊の恐れなどから屋外での生活を余儀なくされている状況だ。アフガニスタンはこうした自然災害以外にもソ連軍の侵攻や9.11に伴うタリバン政権の崩壊といった苦難の歴史を辿ってきた。内戦や政治腐敗、強権的なタリバン政権の抑圧やコロナ禍といった状況からアフガニスタンの人々は苦しい状況にあり、難民の数は566万人にのぼる。国連はこの地震で20万人以上が支援を必要としているとして支援を展開しているが、多くの問題を抱えているアフガニスタンへの支援は手一杯の状況で、ウクライナ侵攻やガザ地区での武力衝突などに国際社会の目が向いていることから支援は手薄な状況だ。さらに、国内ではタリバンが強権を振るっており、彼らによって支援スタッフが追い出されるなどの事態も起こっている。こうした中でアフガニスタンへの支援を継続するためにはタリバンとの協調を働きかけるなどの融和策も重要で、アフガニスタンを再びテロの温床にさせないためにも国際社会は支援を継続することを重視せねばならない。長期的な支援を継続してきた日本は防災指導なども含めてアジアの友人を救済する役割を背負っている。

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ターリバーンヘラート（アフガニスタン）

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